サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
都知事選
i-009.hatenadiary.org
わが国の「開かれた私立図書館像」を探ることを目的に、海外で特色あるサービスを提供したり、ユニークな運営を行っている図書館(公立、私立を問わず)のヒアリング調査を行いました。まず第一弾として、デルフト工科大図書館(オランダ)を紹介したいと思います。 デルフト工科大は人口約10万人のデルフト市の中心部に立地しています。図書館について、まず、驚かされるのは特徴的な外観です。屋根が芝生で覆いつくされ地表面からスロープ上に連なっているのです。晴れた日には学生が本を読んだり、くつろぎの時間を過ごせるようです(蛙が跳ねる姿も見られるとか!)。 外観だけでなく、運営面でも特色を出そうとしています。工科系の図書館というと地域住民との接点は少なそうなイメージですが、モットーとして「Centre of belonging」を掲げており、子どもからお年寄りまで誰もが立ち寄れるような環境やメニューづくりに取り組んで
「開かれた私立図書館の事業可能性調査」において、有識者のみなさまの意見をお聞きする目的で10月16日に第1回委員会を開催しました。 委員として参加にご協力いただいたのは、横浜市立大学エクステンションセンターの南学エクステンションセンター長(委員長)、株式会社ダイヤモンド社営業局長の坪井賢一取締役、アカデミック・リソース・ガイドの岡本真編集長の3名です。なお、本調査にご協力いただいている株式会社図書館総研のみなさまにも委員会に参加いただきました。 南委員長は行政側の立場から図書館を研究した実績があり、坪井委員は図書館関連の著書があるほど図書館の事情に精通、岡本委員はデジタル化の視点から図書館のあり方について数々の問題提起をされるなど各委員の持ち味は多彩に富んでおり、新しい私立図書館像構築に向けて期待は高まるばかりです。 第1回委員会では早速、現状の図書館に対する課題認識からこれまでにない図書
今回は、蔵書約100万冊を誇り、世界最大の私立図書館の1つと言われているロンドン図書館を紹介します。ディケンズやコナン・ドイル、ダーウィン、バーナード・ショー、チャーチルなど、そうそうたる人物が会員として名を連ねた由緒正しき図書館です。会員制を採用していますが、非会員の方も利用料(1日10ポンド)を支払えば入館できるそうです。 図書館の設立は1841年で、1845年から現在地で活動をしているそうです。図書館内部はロンドン中心部のピカデリーサーカスから徒歩数分の場所にあるとは思えないほど、静寂と荘厳な雰囲気に包まれています。歴史の重みを体感できるこの雰囲気を味わうことを目的に会員になる人たちも多数いるとのことでした。 もちろん、蔵書も人文系を中心に充実しています。古くは16世紀の書物を収蔵しており、また、ほとんどの蔵書が貸し出し可能ということでした。政府系の機関も、ロンドン図書館を資料施設代
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『開かれた私立図書館の事業可能性調査』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く