雨が降っても畑に出向く。争い、犯罪、悲劇。僕の楽園にその文字はない。そのはずだった。けれど、突然の悲劇が牙を剥むく。こころ折れるわぁ〜、普通に泣く光景だった。こりゃ、何とかせねばなるまいな。だれにも言えない秘密の任務を僕は遂行中なのだ。だから、空から何が降ろうとも、畑に行かない日などない。とは言え、ため池に雨の華が咲いている。雷電の出撃は控えよう。雨に濡れては大変だ。雨でも畑が見えるようにロッカーの扉は開けとくね(笑)。 「一号、二号、三号、すべてヨシ! 水やり不要! これにて、本日の任務終了!」 これで帰るのも忍びない。やった気が全然しない。だから、他の野菜も見て回る。これが僕の日課である。確認だけの作業だとて、今はやっぱり気が抜けなくて、今日もサヨリは元気です(笑)。 モモタロさん、そろそろかいな? 大玉トマトの赤みが増した。その名もホーム桃太郎。大玉トマトは難易度高めで、コイツもどう