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買ってよかったもの
kinoeri.hatenablog.com
(眠って見た夢を素材に短い小説) 一寸の先の昏さに指を切る 一秒前の踏み板もなし (標準語ではないので、わかりにくいところは、 “フワッ”と理解していただければ……) ええんやって、お父ちゃん。うち、これまで働くのが嫌やと思たことなかったし、むしろ好きやしな。 学校行ってる時は、あんまり勉強できんかったけど、なんとか高校出て、今のスーパーに正社員で雇てもらえて、それでもう十二年や。ほんま良かったと思てきたんで。 そりゃ最初は、ぼんやりのうちのことやから、失敗して怒られて泣いたりしたけどな。 今では、お歳暮商戦で雇うバイトの子らに仕事割り振るんも私の役目や。 まあ、今でもたまあにミスすることもあるけど、自分でなんとか後始末できるしな。 お父ちゃんは、よううちのこと、運が悪い子や言うてたけど、この仕事につけたいうこと考えたら、そんなでもなかったやろ。 うん、たしかに、最初言うてたよりは長うかか
パソコンが壊れました。 今も壊れています。 このブログを再開して二回投稿した途端、なぜか動かなくなった私のパソコン。 今は、やっとタブレットを用意して、 慣れないなかポツポツうっています。 (眠って見た夢を素材に短い小説) 幹につく傷もかまわず登りだす 君を見上げて悔しくて我 お母さんが怒ってもしょうがない。 俊太ったら、わがままばかり言うんだもの。 「アイス食べたい、アイス!」 いくら日曜だからって、もうすぐ夏休みだからって、なんで朝ごはんからアイス? 「絶対食べる、食べたいよー!」 「お母さんの言うこときけない子は出て行きなさい!」 ほらね。 俊太が泣きながら玄関を出て行って五分たった頃。 「あの、お母さ……」 おそるおそる、お母さんに声をかけようとしたら… 「奈美!」 お母さんが私の名前を呼ぶ、叫ぶ? 「あんた、どうして俊太を探しに行かないの!?」 いや、行こうかって言おうとして……
不思議なことといえば何だろう。 未確認飛行物体? 心霊現象? 異次元の世界に迷い込んだとか、 パラレルワールドから来たとか。 それとも宇宙の仕組み…… 宇宙って、たくさんあるらしいし。 生命は、どこから来てどこへ行くのか。 死んだらどうなるんだろう? 天国へ行くのか、地獄行きか。 それとも輪廻転生を繰り返すのか。 今見てるこの現実は、全部夢だって言う人もいるよ。 あと、映像を見てるだけなんだ、とも。 ほんとの私は、どこにいるんだろう。 私が、こういういろんな不思議を吹き飛ばす位、 一番、不思議なのはね。 〈この生命が、私である〉ことだよ。 この生命は、私という意識でここにいる。 私という意識は、他の誰かの体に入ることはできない。 他の誰かの意識を生きることもできない。 この生命は、私の意識と体を担当して、ここにいるしかない。 でも、なんで〈私〉担当? 他の誰かじゃダメだったの? 人間以外で
余白を連れて歩いていた時に 目の端を掠めたこの世の痛みによって 毎日息をするということが 棘だらけの車輪を回しているように思われた 痛みは空に上げる 始まりの場所に還しておこう 私たちをお創りになった方の元へ 何故最初の悲鳴から あの方の判断は いつも五秒遅れるのか その五秒が 私たちの何年にあたるのか 知っておいででしょうに 少し先に この星に似た星が幾つも見つかる 隠し忘れた贈りもののように どれが本物の祝福か どれが絶たれた望みの標本か 私たちは何も知らない 知らないということを すり潰して飲み干し 息をしているしかない 車輪の棘はそのままに 青と白の縞模様の 切り揃えられた春を迎える あの方は今日も 私たちをお創りになった責任を おとりになる気はないらしい
家が好きだ。 自分の家という意味ではなく、 建物としての家。 赤い屋根、 緑の屋根、 屋上付き。 白い壁、 木の壁、 赤茶のタイル。 新しくてかわいい家、 少し時を重ねて味わいの出てきた家、 古くて趣のある家。 どんな家が特に好きということはないけれど、 でも、見た瞬間、あ、いいなと思う家はある。 出会った時に、家から拒否されていない、そんな感じを受ける。 車の助手席から、 別の日は、道を歩いていて。 いいなと思う家に出会うと、とても嬉しい。 でも、車はすぐ通り過ぎるし、 歩いている時でも、立ち止まって、 じっと眺めたりはできない。 仕方なく、また会いに来ようと思う。 愛しい。 これが夕方で、 家々に灯りがともりだすと、 なお一層愛しさは増す。 トン、トンと玄関のドアをノックして、 訪ねて行きたくなる。 今、何してますか。 晩ごはんは何ですか。 今夜見るテレビ番組は何ですか。 そして気付く
一人の人間に、一つの見解なんだろうか?(振れ幅はあれど) 約一カ月ぶりに更新したとたん、変なことを言うようですが。 この問題で、なかなか更新できなかったのですよね。 人間誰しも、気分が良くて、何でも許せてしまうという日もある。 上手く行かないことが重なって、やけになることもある。 世間に向けて、表の顔とやらを使う時もある。 そういうことじゃないんですけど。私の場合。 その日に何があって、どんな気分でいようと、 私の中に存在する、一つの問題に対する三つの見解。 善い・一般的・暗い。 振れ幅なし。 正反対の見解もあり。 それに対して、特に矛盾も感じてません。 多重人格ではないですよ。 このブログを書く前からの、 短歌をつくって一日一回更新しているブログ。 三つの見解が邪魔だったけど、 短歌ということもあり、抽象的な表現で乗り切っていた。 でも、だんだん息苦しくなってきて、 もっと自由に書ける所
“にじんでもにじまなくても月はあり鳴かないでいる猫を抱えて” これは、私の詠んだ短歌ですが、今日はここに出て来る猫のお話です。 我が家に三匹いる猫の内、まだ紹介できていなかった、 末っ子の三毛の女の子、ナナ。 次男猫のサンに一か月程遅れてもらわれて来ました。 年はサンより半月遅れて生まれたそうで、同じく今四歳。 サンと同じく、野良猫の産んだ子ということで保護されていました。 うちに来た時は、生後三か月。 一般的なかわいいというタイプではなく、 容姿は普通といいますか…… いや、私的には、十分かわいかったですよ。 最初はおびえているのか、いつも隅っこでいましたが、 だんだんと慣れ、来てから二か月後ぐらいには、 自分から他の猫にじゃれついて、 ケンカをしたりもするようになりました。 そして、その頃からナナは、どんどん美少女になって行くのです。 逆三角形のちいさな顔、大きな瞳はキラキラ、 手足は
ああ、昨日は一日ブログをお休みしてしまった。 別に、二、三日に一回の更新でもいいかと思うんだけど、 私の場合、そうやって甘やかすと、 すぐに、二、三か月に一回の更新となり、 二、三年に一回となり、ついには二十年後にやって来て、 昔を懐かしんだりしそうだから、 やっぱり、基本一日一回更新としておこう。 さて、先日テレビの科学番組で、 (テレビの話題、これからも多いと思います、テレビ大好きなので)、 “心はどうやって生まれるのか”というものを見ました。 まあ、脳の活動によって生まれるという前提なのですが。 たとえば、意志を感じるということ。 脳の活動と同時に、意志を感じるのかと思いきや、 脳の方が、わずかに先なんだそうです。 私が甘いものを食べようと決定する前に、 脳は先に、食べるぞ!となっている。 あたりまえと思う人もいるかもしれませんが、 私は、なんだかなあ、です。 二人羽織みたいな違和感
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