サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
パリ五輪
kusfa.seesaa.net
今日は新入生3名、会員8名(内2名が途中参加)の計11名の読書会になりました。 読書会、ブログ更新担当はゆーすけです。 (なお途中で振るノンブルは文庫『The Indifference Engine』準拠です) 今回は未読者が1名(会員)で、新入生は全員既読、さらに内2名については『虐殺器官』、『ハーモニー』も読まれているということで安心して読書会を行うことができました。 また本作が007シリーズ(加えてMI5、MI6についてや、原作者イアン・フレミング、その他スパイ兼作家であったモームやグレアム・グリーンにも触れる)、アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』をモチーフにしているのでそれらについても既知であるかどうかの質問も事前に行いました。 さて、まずは登場人物の紹介でそれらの元ネタに触れました。 「語り手」=「007 ジェームズ・ボンド」、「『アクロイド殺し』の語り手の名もジェームズ」
前回の記事で告知させていただきましたように、去る十月に開催された京都SFフェスティバルの合宿にて、第二回本格ライトノベル大賞選考座談会を行ないました。 その結果、第二回本格ライトノベル大賞受賞作は、新沢克海先生の《マガミ》シリーズに決定いたしました。 京フェスサイトではすでに告知させていただきましたが、この度候補作へのコメントとともに改めてご報告申し上げます。 新沢克海《マガミ》シリーズ ライトノベルのフィールドでいま最も後進に影響を与えているのは西尾維新であると言い切ってしまって問題ないだろう。初期は上遠野浩平の影響もあるほのめかしの効いた世界観と韜晦を交えた独特の文体とキャラ造形で好評を博したが、近年では〈物語〉シリーズの大ヒットもあり、初期からさらに先鋭化したキャラの掛け合いに定評がある。また、ハーレムラブコメのようなフォーマット化した物語への批評的あるいは皮肉の効いた物語展開も非常
たまにはみんながあまり触れる機会の少ないメディアを、という事で、今回は担当者(MAKKI)の強い希望から美少女ゲームである『素晴らしき日々~不連続存在~』(ケロQ)の読書会を行いました。読書会参加者は担当者合わせて四人(うち一人は未プレイ)と少なめの人数での開催となりましたが、プレイ時間・価格・年齢制限等の敷居の高さを考えるとむしろかなりの会員に触れてもらえたと思います。 (そのときに使用したレジュメもこちらで公開しています。PDFにつき注意→ レジュメ 時系列表) 『素晴らしき日々~不連続存在~』を読み解く為にはいくつかの予備知識が必要ということで、読書会ではまず最初にケロQの出世作『終ノ空』の説明および『素晴らしき日々』との相違点を確認しました。 本作が『終ノ空』のキャラクターを踏襲している事は公式ホームページ(『終ノ空』のページ(18禁)、『素晴らしき日々』のページ(18禁))のキャ
11月3日の第十三回文学フリマ(東京流通センター第二展示場)にて、『伊藤計劃トリビュート』を発行します。スペースはE-08「特殊検索群i分遣隊」。 一昨年の春に逝去したSF作家、伊藤計劃に捧げる目的で、京大SF研の会員・元会員総勢8名が執筆した短編小説集です。執筆者と作品タイトルは以下の通り。 ・里野佐堵 「echo」 ・船戸一人(11月5日発売の『NOVA 6』(河出文庫)に作品掲載) 「死者の時制」 ・水なづき蕎麦 「量子の海のカルペディエム」 ・谷林守 「The Pile of Hope」 ・春眠蛙 「猿に始まり狐に終わる――あるアカデミーでの講演から」 ・坂永雄一(第1回創元SF短編賞・大森望賞受賞) 「もしオクラホマ州の中年の電気技師が伊藤計劃の『ハーモニー』を読んだら あるいは、忘れた翼」 ・clementia 「感情の楽譜」 ・伴名練(第17回日本ホラー小説大賞短編賞受賞)
本格ライトノベル大賞選考会を明日に控え、今回は本格ライトノベル大賞のレギュレーション内の作品群から「本格ライトノベル大賞32選」を作成いたしました。 《丘ルトロジック》シリーズ 耳目口司/まごまご 角川スニーカー文庫 第15回スニーカー大賞〈優秀賞〉 既刊『丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ』『丘ルトロジック2 江西陀梔のアウラ』『丘ルトロジック3 女郎花萩のオラトリオ』 変態・変人・常識外ればかりが集まる異形の青春ラノベ。溜め込んできた世界に対する憤りを、躊躇いなく叩きつけるさまには爽快感すら覚える。今年の本選エントリー作。 《子ひつじは迷わない》シリーズ 玩具堂/籠目 角川スニーカー文庫 第15回スニーカー大賞〈大賞〉 既刊『子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき』『子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき』『子ひつじは迷わない 泳ぐひつじが3びき』 お悩み解決承りますという体でありな
京都SFフェスティバルの開催まであと2日と迫った昨今、皆さま如何お過ごしでしょうか。 本年度の夏コミ(C80)において配布されたビラにあります通り、第二回本格ライトノベル大賞選考座談会を、10月8~9日に開催されます京都SFフェスティバルの合宿企画として開催することをここにご報告いたします。 つきましては、選考座談会において議論の俎上に上がる候補作品をここに公開したいと思います。本来ならば9月末の時点で候補一覧を公表し、合宿企画に参加される方にもそれらについての議論に参加していただきやすいよう配慮すべきところ、当方での予備選考が大幅に遅れたことを、深く謝罪いたします。 なお、昨年度の反省を踏まえ一部レギュレーションを改訂しております。 この一年間に発売されたライトノベル作品のうち、会員が特に推薦したいとした6作品を対象に、選考座談会での受賞作選定を行いたいます。 候補作のレギュレーションは
先のエントリで宣伝した京都大学11月祭で発行予定の新刊、 Workbook95 境界線上のSF・上。 こちらに収録します、 合宿企画で開催した「本格ライトノベル大賞」選考会の模様をまとめたレポートの体験版をご用意しました。 「続きを読む」から体験版をどうぞ! このあたりも読んでおくと流れをよりよく把握できるかもしれません。 http://ameblo.jp/ipocketedition/entry-10622163627.html http://ameblo.jp/ipocketedition/entry-10623252549.html 十月九日深夜。日付が変わって三十分ほど経った頃。京都SFフェスティバルの合宿会場の片隅で、第一回本格ライトノベル大賞受賞作の選考座談会が始まろうとしていた。旅館さわやの一室に集まった京大SF研の選考委員たち。あらかじめ選出しておいた候補作六作の中から大賞
京フェスが終了してちょうど一週間が経ちました。本格ライトノベル大賞受賞作と各ノミネート作品の紹介コメントをお送りします。 ※長いので格納。「続きを読む」からお進みください。 『アンチ・マジカル~魔法少女禁止法~』 アラン・ムーア原作の『ウォッチメン』というアメリカンコミックがある。一切のヒーロー活動が法によって禁止された80年代アメリカを舞台に、元ヒーローたちを狙った事件とその真相を追う一人の非合法ヒーローの行動を中心に据えつつ、偶像を離れた一人の人間としてのヒーローたちのドラマを冷戦下の社会不安とともに描いた名作だ。2009年に映画化もされ、大きな反響を呼んだ。 鋭い人ならあらすじを読んですぐ気付くだろうが、『アンチ・マジカル』は『ウォッチメン』におけるアメコミヒーローを魔法少女、80年代アメリカを現代日本に読み換えたパロディ作品である。歴代のアメコミヒーローを登場人物として起用した『ウ
先日お伝えした通り、第一回本格ライトノベル大賞受賞作は伊藤ヒロ先生の『アンチ・マジカル~魔法少女禁止法~』に決定しました。 このような企画を行なうのは初めての試みということもあり、夏コミでの宣伝から賞の動向を追いかけてくださった方、さらにまだ本格ライトノベル大賞というのが何なのかよく知らないという方のために、賞の紹介を兼ねつつ今回の選考を簡単に振り返らせていただきたいと思います。 さて、本格ライトノベル大賞を開催することになった経緯はこのエントリを参照していただくとして、そこで発表したレギュレーションは以下のようなものでした。 ・2009年10月から2010年9月までの期間に発表された作品であること。 ・広義のライトノベルであればジャンル・レーベルは問わない。 ・新人、またはそれに類する未だ高い評価を得るに至っていない作家の作品を中心に選ぶ。 アマチュアの一文芸サークルというフットワークの
新入生の方へ 会誌の通信販売について 公式ツイッターアカウント ご連絡はこちらに:kusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。)
第一回本格ライトノベル大賞の正式ノミネート作は以下の六作に決定しました。 ・伊藤ヒロ『アンチ・マジカル~魔法少女禁止法~』(一迅社文庫) ・木戸実験『破小路ねるのと堕天列車事件』(スマッシュ文庫) ・籘真千歳『スワロウテイル人工少女販売処』(ハヤカワ文庫JA) ・綾里けいし「B.A.D」シリーズ(ファミ通文庫) ・北元あきの「竜王女は天に舞う」シリーズ(MF文庫J) ・江波光則『ストレンジボイス』(ガガガ文庫) また、前回の記事で予告しました通り、京都SFフェスティバルの合宿にて本格ライトノベル大賞企画を行なうことを予定しています。ライトノベル好きの方はふるってご参加ください。
当サークルは今年度も冬コミに出店します。 スペースは 3日目(12/31 月曜日)の東K-26b サークル名は「京都大学SF・幻想文学研究会」です。会場では新刊「WORKBOOK111」および「中間子2018」に加え、既刊の販売も予定しています。以下、頒布物の紹介です。 ○新刊 WORKBOOK 111 今回は「京フェス2018」特集となります。内容は以下の通りです。 ・京フェスレポート 京フェス2018の内容をレポート。 そもそも「京フェス」とはどういったものかという紹介から、今年度の各本会企画の内容まで、京フェスを知らない方にも楽しめる内容となっています。 こちらはブログにて先行公開していますので、是非お読みください。(京フェス2018レポート - 京大SF・幻想文学研究会ブログ) ・対談「電子書籍で何ができるか--出版の新しい形を探る」書き起こし 京フェス2018本会で行われた、西崎
「WORKBOOK85 特集・ハロー夏の時代、グッバイ」に掲載された、SF研ライトノベル班による一迅社文庫全レビュー鼎談。2008年5月に創刊された一迅社文庫を、5月の第一回配本から7月の刊行分まで座談会形式でレビューしたこの企画は、各所で意外な好評をいただきました。 しかし、この企画はまだ終わっていなかったのです。会誌が完成したあとも毎月会員の家に積み上がっていく白い文庫本の群れ。一迅社文庫を読み続けて早一年。当たり月も外れ月も、ただ黙々と与えられた作品を読み続けた会員たちの惰性と執念の結実! 題して KUSFA一迅社文庫全レビューust! がとうとう配信決定! KUSFA有志による一迅社文庫全レビューです。創刊から丸一年が経過したライトノベル界の蟹工船を徹底レビュー。ネタバレ配慮一切無し。勇猛果敢な方々はご視聴ください。 というわけで、前回の鼎談参加者であるトマ村、ふな、里々の三人に、
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『京大SF・幻想文学研究会ブログ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く