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パリ五輪
mamoruichikawa.hatenablog.com
「野良エビデンス」 いつからかこんな言葉が、ときに脳裏に浮かぶようになりました。 エビデンスとは、いろいろな意見がありますが多くは「根拠」と訳されています。 そして野良は、のらネコの「のら」です。 SNSを眺めていて、誰からか聞いた単語なのかもしれない。 飲み会のテンションで誰かが口走ったことを聞いたのかもしれない。 もしかしたら色々な言葉の切れ端をもとに、自分が勝手に思いついた言葉なのかもしれない。 とりあえずググってもヒットしない言葉のようです。 この週末、第11回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会 にて「SNSにおける医療健康情報の拡散」についての調査結果をポスター発表しました 結論をざっくり言えば「Twitter や Facebook でどんな記事が拡散しているのかを調べてみると、きちんと根拠を調べて冷静に発信しているコンテンツの方がより拡散するような傾向が見えて来ていますよ
署名しました。 www.ipetitions.com システマティックレビューの総本山として知られるコクランが揺れています。 HPV ワクチンに対するレビュー著者の利益相反問題の追求や、副反応が過小評価されているという訴えを続けていた理事(ピーター・ゲッチェ氏)を不透明な方法で解任したことが報じられるなど、コクランの運営に疑いの目が向けられています。 blogs.bmj.com 冒頭にご紹介した署名運動は、本来持っていたはずの高い理念と透明性を取り戻してほしいというコクランメンバーからの訴えです。 There are four major policy issues that we would like to improve. ・Create a culture of open discussion ・Refocus on the heart of Cochrane ・ncrease th
「19のいのち ー障害者殺傷事件ー」スクリーンショットより 座間の事件の被害者のご遺族が「本人及び家族の実名の報道(中略)一切お断りしています」と貼り紙をしたにも関わらず、被害者の方の実名を挙げて貼り紙のことを報道した記事に批判が集まっていることについて、考え続けています。 わたしもマスコミに属している人間の端くれとして、何か事件があった時に実名を報道する意味は知っています。 それは事件の悲惨さや、それが問いかけているものについて伝えたいと願うからです。被害者が名もなき人ではなく、かけがえのない人生を歩んできた「存在する人」だと示すことで、その事件の持つ意味を多くの人に知ってほしいからです。 でも、今回のように遺族が明らかに実名報道を望んでいないとき。あえてどうしても、その手段をとらなければならないのでしょうか。 『その事件のもつ「意味」を伝える』ことが本来の目的だとすれば、それを別なやり
4月1日のわたし 5月24日のわたし 突然ですが、この2か月ほどダイエットをしておりました。無事、目標の体重まで絞れましたのでその感動をどこかに記しておきたく、この記事を書いている次第です。 どーでも良い、と思われたでしょうか、日記みたいなものなのでご勘弁を・・・ わたし、今年で40になります。 まあ、だからというわけではないのですが、おなかも出てくるし顔は丸くなる。いちおう体重には気をつけてきたものの、毎朝体重計に乗って測ることもなくなっていました。自分の腹回りを触って、うすうす「増えてんだろうな…」とビクビクしていたわけです。 今から2か月前のこと。出張先のホテルで大浴場に入っていたとき、ふと浴場の鏡にうつった自分の裸が目に入りました。普段は鏡の前に自分をさらすとき、ついついシュッとしようと体に力を入れてしまうので良く見えていたのですが、思いがけず見えてしまった「本当の自分」
認知症になると、人格は消えてしまうのでしょうか? たとえば認知症の原因となる病のひとつ「アルツハイマー病」になると、記憶力が低下してしまいます。場合によっては、配偶者や子どもなどの親しい家族の顔を見ても、その名前がわからなくなってしまうこともあるかもしれません。 それまで積み重ねてきた人生の素晴らしい経験や、愛しい人との記憶も失われてしまう。私という人格そのものも、消え去ってしまうのでしょうか? 当事者ではない私にとって、本当のところは、わかりません。 でも、ほんの少しでも、その疑問を考察するヒントを探したい。5年ほど前、そう思って取材をし、番組と本にまとめたことがありました。 *** 先日、友人から「母親が認知症になり、少しずつ、以前と変わってきている気がする。どうしたらいいんだろう?」という相談を受けました。 いつも自分のことより、他人のことばかり考えている友人。 大切なお母さんの今後
いま、Welqの事件をきっかけに、ネットにおける医療健康コンテンツの質が問題視されています。 では具体的に、質を高めるために何が必要とされているのでしょうか? よく言われるのは、「医師など専門職の監修をつければよい」という意見です。 でも下記ブログでも指摘されている通り、逆に「監修さえついていれば良い」と思考停止することも、結局は本質的な解決から遠のいてしまう要因になるのかもしれません。 ameblo.jp 「最低ライン」も決められないまま医療健康コンテンツが創られている では、何が本質的な問題なのか? 個人的には、医療健康の情報を発信する人が、「記事を書く上で、このくらいは知っておこう」という最低限のモラルや常識がきちんと規定されていないことにあると思います。 以前、若手の制作者たち(マスメディアで日常的に医療健康コンテンツの制作をになっている現場の一線のクリエイターたち)に、『ねえ、エ
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