ラース・フォン・トリアー監督は「三部作」というのが”お好き”なようで・・・劇場用としてつくられた作品の殆どは”三部作”となっています。 デビュー作「エレメント・オブ.クライム」「エピデミック」「ヨーロッパ」は”ヨーロッパ三部作”だし、テレビシリーズの「キングダム」も元々は”三部作”の予定(主要キャストのエルンスト・フーゴ・イエアゴーが亡くなったために”ニ部”で未完成)だったし、「奇跡の海」「イディオッツ」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、厳しい状況下で純粋な心を保ち続ける女性を主人公にした”黄金の心三部作”で、「ドッグヴィル」「マンダレイ」は”機会の土地アメリカ三部作”の二作で三作目の「ワシントン」は無期限で保留になっています。 鬱病治療の休業(2007~9年)後、「アンチクライスト」から始まった”鬱三部作”・・・「メランコリア」に続き、三作目として完成したのが「二ンフォマニアック/Nym