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前回のコラム記事では、書籍「里山資本主義」の木質バイオマスに関して書いた。予想外の大きな反響で驚いている。その記事で木質バイオマスと同様に疑問を持つ事項としてCLTを指摘しているが、今回はその事に関して、筆者の考えを述べさせて頂く。 その前に、表題に関して「不安・不満・不信」との表現への質問をいただいていたが、特別の意味は無い。この著書の最終章のサブタイトルが「里山資本主義で不安・不満・不信に決別を」となっていたので、それを引用しただけである。また、上記の2点だけが問題なのか? との問いも頂いている。これは前回も書いているが、里山資本主義の基本的理念に反対する者ではない。むしろ多くの部分で共感する。しかし、その基本理念を訴求しながら、全く正反対の事象を褒め称えている事により、良識を持つ読者を惑わす事を問題視している。 上記2点以外にも、個人的に些細な疑問を持つ部分はあるが、この2点が筆者の
前回のコラム記事で映画「ウッドジョブ」を話題にした。この映画が封切される前、製作に関するニュースが伝えられている頃に、出版界では「里山資本主義」なる本が10万部を超え、新書部門でベストセラーとなっていた。(こちらを参考) 随分と遅れてから目を通したのだが、この本は直接的に森林・林業に関する著書ではなく、生活の価値観を身近な自然に尺度を求めて「現在の金融・貨幣価値偏重の重苦しい社会システムに対する「安心の原理」の対抗策を持とう!」と言うライフスタイル提案或は経済的分野の書籍だと思う。それ故に、森林・林業分野で言われる里山ではなく、自然環境資源の総称として里山と言うワードを使用しているとも理解した。 この本の基本的な趣旨としての上記の内容部分には、筆者としては、激しく共感する。かねてから同様の志向と思考をもつ私に取っては、その思考・考察を整理する上で大変参考になった部分もある。前出の映画「ウッ
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