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■大陸移動(たいりくいどう) Continental Drift 大陸は動いています。地球が熱を放出(ほうしゅつ)することによって地球の表面は変化(へんか)していきます。長い時間をたどっていきますと、地球の営(いとな)みや大陸の移動が見えてきます。大地の移動の歴史は、大陸にある岩石の形成年代や種類、分布(ぶんぷ)をくわしく調べることによって、再現(さいげん)できます。動きを未来(みらい)へ延長(えんちょう)していけば、大陸の移動が予想(よそう)できます。大陸の未来の配置(はいち)がわかるのです。 写真 紅海(こうかい)・ペルシア湾(わん)の衛星画像(えいせいがぞう)
珍奇な"形態","生態","宿主"や"発見の経緯"等を有する菌類の日本一を決定する「第1回日本珍菌賞」(企画:菌学若手の会)において、トビムシ類の精包(精子の詰まった構造体)に寄生する菌エニグマトマイセス (Aenigmatomyces ampullisporus) が第1位に選ばれ、元当館学芸員である出川洋介博士(筑波大学)が表彰されました。授賞式は2013年6月9日に東京農業大学で開催された、第57回日本菌学会大会の懇親会の場を借りて行われました。受賞者の出川氏によるこの菌に関する記事が、『自然科学のとびら』Vol.8, No.4に詳しく掲載されています。なお、この記事中の研究で用いられた標本は神奈川県内で採集されたものです。
Vol.8, No.4 神奈川県立生命の星・地球博物館 Dec., 2002 謎の菌類の「謎」を解明! ―箱根から再発見された謎の菌類、エニグマトミケス― 出川洋介(学芸員) 今、私は北欧ノルウェーの首都オスロに来ています。この街の大学で4年に一度の菌類の国際会議が催され、世界各国 から2千人以上もの菌類学者が集まって、一週間にわたり菌類学研究の最新の成 果発表が続けられています。私も自分の研究成果を携えて8月上旬より、このフィヨルドの奥に位置する美しい港町にやってきました。 話は1999年の夏に遡ります。箱根の神山で植物観察会があった折、私はある菌類を探す目的で土壌を持ち帰り、カップに入れてしばらく培養しました。このカップの中には土壌やリターのほか、藻類とともに小さな土壌動物も多数混入していましたが、互いにバランスを保って安定して生活しているようでした。培養を始めてから一ヶ月ほどたっ
当館学芸員の瀬能が、「日本産魚類検索:全種の同定、第三版」(中坊徹次編、東海大学出版会、2013年2月26日刊行)において、日本産の2種の“メダカ”に新しい標準和名をつけました。従来のメダカ(南日本集団)はミナミメダカ、従来のメダカ(北日本集団)と丹後・但馬地方のメダカ(ハイブリッド集団)はキタノメダカとなります。この措置により、これまで親しまれてきた“メダカ”という名称は種のレベルの名称ではなく、中国や朝鮮半島、台湾に分布するミナミメダカやキタノメダカの近縁種を含む総称となります。そして、日本産の“メダカ”を種のレベルで区別する際には、新たに提唱された名称を使うことで混乱を防ぐことができるようになりました。
動物標本は、研究や教育で活用されるとともに、その形や情報を後世に伝えるという重要な役割があります。そのため、博物館では死んだ動物を加工して、収蔵庫で保管しています。動物園から来た珍しい動物もいれば、事故にあって死んだ野生動物もいます。その由来もさまざまなら、剥製、骨格標本、液浸標本のように形も多様です。 わたしたち博物館のスタッフは、これらをたいせつな自然史の資料として、後世に伝えていこうと、日々、奮闘しています。この展示では、哺乳類や鳥類のいろいろな標本と、それを作る人たちの活動を紹介します。
改修工事について 2024年2月中旬より改修工事を実施いたします。 音や振動、塗料のにおい等の影響が見込まれます。ご迷惑をお掛けいたしますがご了承願います。
本文へスキップします。 イベント イベント イベント MENU 講座・観察会 その他の催し物 よろずスタジオ サロン・ド・小田原 ミュージアム・リレー 過去のイベント 講座・観察会の申し込み方法 イベント 年間予定は下記のPDFをご覧ください。 ・催物案内(2024年度) 「イベント」内を検索 新着情報 2024.6.21 特別展関連イベント「博物館のバックヤードを見てみよう!」(1) 2024.6.21 特別展関連イベント「博物館のバックヤードを見てみよう!」(2) 2024.6.21 ミュージアム・リレー 【特別展】「生命の星・地球博物館の30年」を学芸員が解説します! 2024.4.16 ゴールデンウィークにイベントを開催します! Eventイベント案内 ワークショップ 当日受付 ワークショップ よろずスタジオ 7⽉開催プログラム 2024年7月7日(日) 、 7月21日(日) その
Vol.9, No.2 神奈川県立生命の星・地球博物館 June, 2003 擬態虫―ハチを見たらハチでないと思え―(3) 高桑正敏(学芸員) 「ネキニューデタ」 私がカミキリムシ研究を一生の趣味にしよう、と決心したのは大学生になりたての春です。記念すべき第1回の採集行は、5万分の1地形図をさんざん眺めたあげく伊豆半島白田にしましたが、その割に成果は得られませんでした。今から30数年も前の1966年4月のことでした。 ちょうどこのとき、日本のカミキリムシ愛好家たちの一部に、極秘の大ニュースが伝えられていました。それは「ネキニューデタ」という電報です。と言っても、あまりにマニアックなので解説が必要ですね。 ネキとはホソコバネカミキリ属の愛称で、属の学名Necydalisをネキダリスとラテン語読みし短縮したもの、ニューとは新種のこと、デタは「出た」のことです。つまり「ホソコバネカミキリ属・
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