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パリ五輪
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自分は、最近まで、物理や数学の天才というのは、とにかく思考力や、ひらめきに関しては、あらゆる場合に優れているとばかり思っていた。こういう分野の天才は、記憶力に関してはむしろ悪い人がいると言うことは聞いてはいたが、考えると言うこと、難しい問題の解き方を思いつくと言うことに関しては、とにかく全面的に優れていると思っていた。 しかし、「あらゆる場合に」とか「全面的に」と言うのはどうやら歴史的には間違いであることが分かって、価値観の変更を余儀なくされたばかりでなく、少し、安心もした。 例えば、数学や物理学、コンピュータなどにおける天才として、フォン・ノイマンとアインシュタインの二人がいる。さらに、テレビにも出ているピーター・フランクルも。 しかし、これら3人の才能は随分と違っていたようなのだ。 (以下、細かい数字はいいかげんな記憶に頼っており適当です) ・フォン・ノイマン:記憶力、計算力、理解力に
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