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追記には自分でコメント欄を使えばいいということに今頃気づいたり……(^_^;) 「ライトノベル」「少女小説」という名称は、どちらも送り手ではなく受け手、つまり「誰が読むか」ということによって規定されるのではないか、と思いついたので書いてみたり。 「ライトノベル」という言葉が使われ始めた当初は、「想定された読者」の中には女性読者はあんまり入っていなかったのではないでしょうか。でも、次第に女性にも読まれるようになっています。(女性読者を取り込もうという恣意的な動きによるというよりも、かつて男性衣料だったTシャツを当時の女性たちが自発的に選び取ったような感じで)。 また、逆に男性読者が少女向け小説を購入する、ということも起き始めているわけです。 そういうわけで、受け手によって規定される「ライトノベル」と「少女小説」は始めのうちは別のものであったけれども、その読者の壁が崩れるにしたがって融合しつつ
『ライトノベル』という言葉は数年前から使われ出し、今ではかなりの市民権を得ているようです。これ以前には『ヤングアダルト』が使われていたのですが、これは内輪だけの言葉で一般にはあまり浸透しませんでした。『アダルト』という言葉に「18禁」のニュアンスがあり、『ヤングアダルト』とはいったい何をさすのか門外漢には判りにくかったのも確かです。その点『ライトノベル』は明快でした。『ライトノベル』という名が付けられたことでライトノベルそのものが内輪のものでなくなり、広く世間に知られるようになったとも考えられるのです。 その結果起こった『ライトノベル』評論本ブームはなんだか80年代の少女マンガ評論ブームを彷彿とします。当時、批評家たちは未知の大陸『少女マンガ』を発見して狂喜乱舞したわけですが、元々そこに棲んでいた少女マンガ・ネイティブにとっては発見でも何でもなかったのでした。
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