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さて、年末なんで、何かに追われるかのように今年劇場で鑑賞した映画(おそらく139本)からベストテンを選定し、さっくりと発表したいと思います。ちなみに今年は全作品ランキングはしません(私事でバタバタし、年の中頃から何を鑑賞したかをメモしてなかったので)。年の瀬の忙しい中ですが、良ければお付き合いください。 ではどうぞ 1位 わたしはロランス 設定は変化球で、登場人物も個性的だが、描かれているのは普遍的な人間模様。それを巧みな演出で、3時間の長尺を飽きる事なく描き切る。リアリティとファンタジックを使い分ける画作りや、ここ一番の印象的な音楽の選曲等、全てに於いて素晴らしい。こんな凄い作品を監督したグザヴィエ・ドランはまだ20代前半だってんだからホント恐ろしいわ。 2位 パシフィック・リム デル・トロ監督から全世界のチビッコ達に送られた季節外れのクリスマス・プレゼント。しかし、残念ながら、『モンス
色々と忙しく、ちょっと機を逸してしまった感もありますが、とりあえず最後までランキングを。続いて136位までの発表。一気にいきます。 31位 ロック・オブ・エイジズ 舞台である80年代のロック音楽には然程思い入れは無いのだが、それでもテンションがアガる!近年のトム・クルーズのお仕事の選び方は信頼出来るものがありますね。 32位 エクスペンダブルズ2 シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワ公とブルース・ウィルスが居並ぶ姿を拝めるだけで大満足。その上、チャック・ノリスまで付いてくてお腹いっぱいの満漢全席振りなんだから、やれストーリーが破綻しているだの、ご都合主義だの、「ジェット・リーはどこ行った?」だの、「リアム・ヘムズワースが書いた彼女への手紙をそこで読むのかよ!?」だの言うのは野暮ってモンです。 33位 キツツキと雨 「桐島〜」には劣るが、こちらも日本ゾンビ映画の良作。 34位 ディク
前回発表したベストテンに続いて11位以下の発表。まずは私的シネマランキング11位〜30位までの発表です。この辺は間際までベストテン以内に入れるか迷った作品ばかり。 11位 夢売るふたり 松たか子は「パンの人」である。別所哲也が「ハムの人」の座を退いてから幾年が経ったが、これまでの松たか子のキャリアにおける代表作と言えば「ヤマザキ春のパン祭り」。まだまだ現役で「パンの人」のである。そんな彼女が目をひんむき一心不乱に不味そうに食パンを頬張るシーン。このシーンを観ただけで彼女の今作に賭ける意気込みが判ると言うものだ。マジで。 蜜月の時は過ぎ、人生のパートナーとなったふたり。とある事件を切欠に起きた夫の不貞によって妻の中で何かが狂い出し、人生の歯車は思い計らぬ方向に動き出す。題名は「夢売る『ふたり』」だけど、これはやはり松たか子と被害者である女たちの映画だろう。プライド、焦燥、嫉妬、苦悩、これらの
昨年、一昨年と同様、今年劇場で鑑賞した映画全136本(リバイバル上映等を除く)をランキング形式で発表したいと思います。年の瀬の忙しい中ですが、良ければお付き合いください。 では、早速ベストテンから。 1位 マダガスカル3 前2作は全くの未見で、キャラクターの予備知識も無いまま、たまたま観ただけの映画が一位ってのは自分でも意外過ぎますがw 元々、ファミリームービーなので物語自体はシンプルな作りながら、荒唐無稽なドタバタコメディをベースに、アクション、恋愛、苦悩、友情…これらの要素を多種多彩な音楽と共に矢継ぎ早に詰め込みながら物語は展開し、そのまま全てが結実される大感動の極彩色サーカスショーへ!これだけでも大満足なのに、この後の動物園への帰還からのダブルクライマックスで更なる興奮状態に導く素晴らしい構成。これらを90分の短い時間にギュッと凝縮(ここが重要!)させて最後まで観ている側を多幸感の絶
約1年振りにシレッとブログを更新してみますよ。毎年恒例「男の魂に火をつけろ!」(id:washburn1975)さんの「映画ベストテン」企画に参加させていただきます。今年はお待ちかね「ホラー映画ベストテン」だ! http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20121031 個人ルールとして「怖いけど大好き」な映画から選出させて頂きました。「好きだけどあんまり怖くない」とか「めっちゃ怖いけどあんまり好きじゃない」とかは除外。ではいきます。 1.『悪魔のいけにえ』(1974米/トビー・フーパー監督/マリリン・バーンズ、ガンナー・ハンセン主演) 言わずと知れたホラー映画の金字塔。もう冒頭の道路にアルマジロの死骸が転がってるシーンから不穏な空気が画面中を支配している。我らがレザーフェイスがドーン!と初登場して、金槌でボカーン!とやって、痙攣した若者をズルーッ!と引き摺って
続いて108位までの発表。まずは私的シネマランキング11位〜30位までの発表です。この辺まではベストテンと同等レベルに好きです。 11位 ソーシャル・ネットワーク Facebookという、俺にとって1ミクロンも興味が無い題材ながら、膨大な情報量を無駄なく詰め込み、全く飽きることなく最後まで持っていく力作。 12位 イップ・マン 葉問 何度でも言う。『イップ・マン』は『序章』より『葉問』!!リピート・アフター・ミー!!まあ、物語はすこぶる単純だし、イギリス人の描写とかはちょっと頂けないのだが、漢(おとこ)達の「炎の友情」に熱くなる事間違いなし。サモ・ハン最高! 13位 単身男女 俺の興味がない「白い」側のジョニー・トー作品は、ド直球なラブコメディの傑作。「OLと証券会社社長と天才建築家の三角関係」というクソみたいな題材に、正直、序盤は「けっ!」っと心の中で思いながら観てたのですが、物語のテン
去年と同じく、今年劇場で鑑賞した映画全108本(リバイバル、特集上映を除く)をランキング形式で発表したいと思います。はてさてどうなることやら。 まずは、早速ベストテンから。 1位 スーパー! 二回目の鑑賞からは、まるでハッピーエンドのヒーロー映画のエンディングのような、多幸感溢れまくりの爽快な手書きアニメ風のオープニングを観ただけでも泣けてくる…。 愛する者の為にスーパーヒーローになろうとした冴えない中年男性が、困難や犠牲を経て、市井の人に還るおはなし。後で知ったのだが「super」という単語には「すごい、素晴らしい」的な意味以外に 「(物語の)端役、通行人役」って意味もあるそうだ。 よく引き合いに出されていたが、あのラストシーンの、壁に貼られた前妻の子供達から贈られたであろう幾枚もの絵を眺めるくだりは、『タクシードライバー』でのトラヴィスを英雄視した新聞記事の切り抜きやアイリスの両親から
どうでもいい話だが、俺は(特定の世代向け)コンピレーション・アルバムというのが嫌いである。最近でも70〜80年代の懐かしのヒット曲を無節操に寄せ集めては、「あの頃」に青春時代を送り、現在は生活に余裕もある大人達から、安易に小銭を掠め取るセコい商売が横行している。この手の商売を見るにつけ、「けっ!つまらん懐古趣味なんて糞食らえ!」と、普段から憤慨しとるわけだ(生活に余裕がない者の僻みでは決してない。決して)。 一方で、トリビュートアルバムやカバー曲なんかは好きだったりする。こちらは元々、一定の評価を得ている楽曲をに対して、影響を受けたアーティストが元曲に賞賛・尊敬を捧げつつ、オリジナルのアレンジを施す。真っ向から挑んで玉砕する者、変化球で勝負する者…。そこには只のノスタルジーではないプラスアルファがあり、アーティストの力量次第で、元曲以上の超名曲や、愛すべき迷曲が楽しめる事もある。 で、『S
この部屋出るのはどちらだ! 生き残る奴は誰だ! 引っ込みのつかなくなった人生は例えて言えば 運命と呼ばれるやつとロシアンルーレット 筋肉少女帯『ロシアンルーレット・マイライフ』 ゲラ・バブルアニ監督による、自身の作品『13/ザメッティ』のハリウッドリメイク(俺は未見) 我々が日々、生きていく上に於いて、死は避けられない命題である。当然の事だが、人は必ず死ぬ。それは、いつどんなタイミングで降り掛かるか誰にも判らない。その可能性が極端に低いため、今ひとつ、実感が湧かないだけだ。 例えば、一年のうちに、竜巻に吹き飛ばされて死ぬ確率は約6万分の1、交通事故で死ぬ確率は約2万分の1、肺癌で死ぬ確率は約2千分の1らしい。巨大隕石に衝突して死ぬ確率は…流石によく判らんが天文学的な数字なんだろう。 言い換えれば、俺たちは無自覚のうちに、装弾数がクソ程あるリボルバーを使ったロシアン・ルーレットを興じていると
目と目で通じ合ってます。 『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督作。X-MENシリーズ過去作は1.2は「観たけど、あんまり記憶に無い」という、ある種「観てない」よりもタチの悪い状態だったので、当初はスルー予定だったのだが、Twitterでのフォロワーの方々が軒並み絶賛の嵐だったので、予備知識ほぼ無しのまま鑑賞。…何これ!?超面白いじゃん!!格好いい主人公!しかもCIAの秘密組織!そのうえ超能力!個性豊かな仲間達!これも超能力!敵はナチの残党!これまた超能力!おっぱい(青色と銀色だが)!素晴らしい!! 冷戦時代、キューバ危機という史実を舞台に、X-MENシリーズの根底にあるテーマである「異人種への差別」という、重くなりそうな世界観を、説明過多にならず、且つ人物背景が理解出来る鮮やかな演出で見せてくれる。 そして、何より2大主役の「プロフェッサーX」ことチャールズと「マグニートー」ことエリッ
チェ・ミンシクって、元ジョーダンズの三又又三に似てるね。それに石橋凌を混ぜた感じ。(以降、ネタバレあります) 婚約者を残忍な連続殺人犯ギョンチョル(チェ・ミンシク)に惨殺された国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)が、復讐鬼となって極秘捜査でギョンチョルを追いつめて行き、婚約者が受けた以上の苦しみをギョンチョルに強要させてようとしていく…。 『グッド・バッド・ウィアード』の印象も記憶に新しいキム・ジウン監督の最新作。レディースデイだった所為もあってか、イ・ビョンホン目当てと思わしき年配の奥様方も多く見受けられました。御夫婦で来られてた御婦人は鑑賞後に「もう、残酷だわ…」と旦那さんに愚痴を漏らしていた。そうですよねー。残酷ですよねー。いや、そこがいいんじゃないっすか!!いやもう今作は、鬼才キム・ギドク監督の狂気の世界、パク・チャヌク監督の復讐三部作、一連のポン・ジュノ監督作品、近年でもデ
ヒーロー映画として語るには、歪な部分が多すぎる 主人公デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、スーパーヒーローに憧れる平凡な高校生。ある日、インターネットで買ったスーツを身に付け、ヒーローとして街で活動を開始する。その活躍の動画がYou TubeにUpされ、キック・アスの名が知られる。そし後、彼は高度な訓練を受けた親子ヒーロー、ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)とビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)に出会い、共に活動していくようになる…。 めちゃくちゃ今更だけど、超うろ覚えで感想を書きます。いちおう劇場で2回鑑賞したし。初見時はヒットガールちゃんの炸裂する魅力にウハウハするのに精一杯で思い切り見落としていたのだが、これってコミカルな描写に隠されているけど、暴力の連鎖とか暴力衝動そのものについて語られているのではと思いました。 この物語の流れを、主人公のデイブ視点で簡単に要約すると 「アメ
俺もこんなホストクラブなら行ってみたい。ちょっとくらいなら、ぼられてもいい。 小さな熱帯魚屋を経営する社本信行(吹越満)の家庭は崩壊寸前だった。ある日、娘の万引きがきっかけで、大型熱帯魚店「アマゾンゴールド」のオーナー村田幸雄(でんでん)と知り合い、家族ぐるみの付き合いをするようになる。だが、実は村田の裏の顔は、違法ビジネスで金儲けをし、周りの人間の命を奪う連続殺人犯だった。社本が気付いたときはすでに遅く、気の弱い彼は共犯者に仕立てられ、逃げ出せられない状況に陥っていた。 『愛のむきだし』の園子温監督による待望の新作。先行上映で観ました。兎にも角にも、でんでん演じる村田幸雄が半端無く凄い!おっかねぇ!でも、おもしれぇ!最近の映画の悪役に多い、アンチヒーロー性やカリスマ的な魅力といった、誰もが思わず「カッコいい!!」と魅了されてしまうような要素が全く持って皆無で、もう只々、下衆くて卑小なオッ
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