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今年もRecodeのCode Conferenceで、Mary Meekerによるインターネット業界のトレンドレポート(昨年のエントリはこちら)が発表されました。 164ページ(2014)→197ページ(2015)→213ページ(2016)ときて今年はついに「355ページ!」とものすごいページ数になっていますが、今年も「15枚」のキースライド紹介したいと思います。 ◼︎1:世界のネット人口は「34億人」 今年のレポートは全体で11章構成になっていますが、最初の章は 「Global Internet Trends」。 あまりに基本的なことで忘れがちですが、インターネット人口は引き続き増加しています。昨年の約30億人から4億人増えて約34億人。増加率は約10%でほぼ横ばいです。 ◼︎2:スマホユーザ(28億人)の伸びは急減速 2007年にAppleがiPhoneを発売してからの10年間、世界の
シリコンバレーも一気に季節が変わり、昼間の気温が30℃を超える暑い日が増えてきました。 先週は、ついにGoogleの開発者会議、Google I/Oが開催され、ずっと続いた開発者会議シリーズもあとは再来週のAppleのWWDCを残すのみとなりました。 昨年のGoogle I/Oでは、AIアシスタントのGoogle Assistant、Amazon Echo対抗のGoogle Home、VRのDayDream、など新しい製品の発表が目白押しで、「家に「ログイン」する時代がやってくる。「検索 X AI」で変わる生活 」と言うポストを書きました。 一方、今年はこれと言った新製品の発表はありませんでしたが、Googleが、昨年からのキーワード「AIファースト」を猛烈に推進していることを感じる内容でした。 今回のポストは、初日の二時間のキーノートの中から、GoogleのAIの7つの進化ポイントについ
4月のFacebook f8(ブログ:「AIの進化で実現したスマホARのオープン化」)に始まった大手テック企業の開発者会議シリーズ。先週は、シアトルでMicrosoftの Buildが開催されました。 昨年は、HoloLensの開発キットの出荷開始や直前にBotがいきなり人種差別的発言をするなど大いに注目を集めていたため「「ヒトラー礼讃Bot」の先にある「ナイトライダー」の世界 : Microsoft 「Build 2016」」というエントリを書きました。実際にこの後にFacebookも続き、Bot / 会話型UIはエコシステムを形成し、非常に大きな存在となってきています(Scrum Venturesでも、Snapchat初のアクセラレータにも選ばれているBot解析プラットフォームの Dashbotに出資しています)。 今回も、VRヘッドセットの発売開始($299というインパクトのあるプラ
今月から始まるGAFA各社の開発者向け会議シリーズの先陣を切って、4/18-19にFacebookの開発者会議f8が開催されました。 昨年のf8では、「今後10年間の開発のロードマップ」が初めて公開されましたが、今回はその中身がより具体的になったという印象です。 これが今回のf8での10年ロードマップですが、Instagramが[Product]から[Ecosystem]に格上げになったのと、Workplaceが[Product]に追加になった程度で、去年から大きな変化はありません。 10年の視野で「Connectivity」「AI」「VR/AR」という三つの[Technology]を柱に据え、それを徐々に[Product]化をしていき、そこから花開いたものについては開発者コミュニティを巻き込みながら[Ecosystem]化していくという構成になっています。 現時点でEcosystemに位
先週は半年に一回開催されるY CombinatorのイベントDemo Dayの一週間でした。 会場はいつもと変わらずMountain ViewのComputer History Museum。会場に到着するとMuseumの玄関に上の写真の飛行機が。 これも今回のバッチの参加企業で、NASAなどからの資金を元に開発した「電気自動車」ならぬ「電気飛行機」を商用に展開しようというWright Electricです。飛行機を作ろうというスタートアップがものすごく多いわけではありませんが、一年前のバッチに参加をした「超音速飛行機」Boomも、先日$33Mの大型のSeriesAを発表して順調に開発を進めているようです。こうしたムーンショットのスタートアップに会えるのもYCのDemo Dayの醍醐味です。 Demo Day自体は月曜日と火曜日の二日、そして前回(S16)から導入されたInvestor D
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「買物代行」Instacart [Service/リテール] Instacart Series D ($400M) Andreessen Horowitz, FundersClub, Initialized Capital, Khosla Ventures, KPCB, Sequoia Capital, Thrive Capital, Valiant Capital Partners, Wellcome Trust and Y Combinator オンデマンドの買物代行サービス。 オンラインで食料品を注文すると、1時間以内に注文した商品を自宅など指定した場所まで届けてくれる。Whole Foods Market、Costcoといった大手スーパーマーケットを始め、1
2017年1月31日 Scrum Ventures LLC サンフランシスコを拠点にベンチャー投資を行うスクラムベンチャーズ(本社:米国カリフォルニア州、ゼネラルパートナー:宮田 拓弥)は、日本企業向けに、店舗向けソリューション、オムニチャネル、Eコマースなどリテール関連スタートアップ280社を網羅した「リテール関連スタートアップレポート」のお届けを開始しました。 12月の予約スタート時に比べ、スタートアップ数が増加しております。注目スタートアップ26社を含むレポート40ページとスタートアップリスト280社(PDF版30ページ)となっております。 ***** アメリカの2016年のリテール市場規模は約$5,000Bに到達する[*1]と言われています。 特にEコマースの成長率は毎年約15%と著しく、リテール全体の市場規模に占める割合も約10%(日本は半分の4.75%)[*2]と存在感を増すば
先月ポストした「日本人の知らないシリコンバレー:「D2C」というリテールの新潮流」というポストは、Facebookで2,200 Likeと、非常に多くの方々に読んでいただきました。ありがとうございます。 このポストの中で取り上げた「Direct To Consumer」というリテールの新しいトレンドは、これからますます大きくなると思うので、まだお読みになっていない方はぜひご覧ください。 今回は、CBInsightから出た「Nikeが昨年過去最大の特許を取得した」という記事に触発されて、 D2Cのもう一歩先に来るであろう「コネクテッドアパレル」について書きたいと思います。 米国にConnected Apparelというファッションブランドもあるようですが、もちろん今回のテーマはファッションブランドではなく、「コネクテッド(つながる) アパレル(洋服)」がテーマです。 ちょうど二年前に「「コネ
先週の木曜日、若者に人気のモバイルソーシャルメディア、Snapchatを運営するSnap社が、ニューヨーク証券取引所へのIPOを正式に申請(S-1)しました。 2011年の創業からティーンエージャーを中心に圧倒的な人気を誇るSnapchatですが、私自身はヘビーユーザではない(=トライしているが馴染めない。。)ため、これまで数回しかブログで取り上げたことはありません。 割り勘、投げ銭、アプリ購入。SnapChatの決済サービス、SnapCash (2014年11月) Snapchat “Discover” : 動画ファーストのコンテンツハブ(2015年2月) 今回は、大型IPOにこぎつけた大学発スタートアップの歴史と今の数字、そして、自らを「Camera Company」と位置付けるSnapの特許情報から透けて見えるこれからのビジョンについて書きたいと思います。 今Alexaで大いに盛り上
本日は、久しぶりに「日本人の知らないシリコンバレー」シリーズを書きたいと思います。 シリコンバレーでは常識だけど、日本にはまだ来ていないトレンドについて不定期で書いているシリーズです。過去にはこんなポストを書いています。 プロスポーツ選手がエンジェル投資家に「なれる」理由 創業からフィランソロフィーに取り組むSalesforce San Franciscoに出現した「本当のロボットレストラン」 米国政府には「CTO」がいる。3代目は元Google幹部 大企業の変革の鍵を握る「ネット系社外取締役」 CIAが運営するVC「In-Q-Tel」 先日、「急成長の「子供服の定期購入」サービス 創業半年で23億円を調達」という記事がNewspicksでピックされていました。 この記事で取り上げられているRockets Of Awesomeは、メガネECで急成長しているWarby Parkerの創業者兼
新年の恒例行事、毎年1月にLas Vegasで開催される家電見本市 CESに参加をしてきました。 4-5年前くらいの停滞感が嘘のように、ここ数年はIoT、自動車を中心に本当に大きな盛り上がりを見せています。今年もさらに参加者が増えたのではないでしょうか。 余談ですが、いつも悩まされる移動手段も、今年からUBER/Lyftが公式に認められるようになり、かなり改善されたような気がします。会場毎にピックアップ場所が決まっているので、それを頭に入れておけば悪夢のようなタクシーの列に並ばずに会場間をスムーズに移動できます。ただ一部混乱もあり、初日にLyftには乗車できているのに会場から抜け出せず、10分の距離を1時間半!かかるという悲惨な経験もしました。こうした問題も解決してくれるスマートな自動運転ライドシェアの到来が待たれます。 さて、私の中での2015年のキーワードは「IoT」(ブログ:IoT大
最近はこのブログでAmazonのことばかり書いている気がしますが、今回もAmazonネタです。 先週ラスベガスで開催された開発者イベント re:Inventでは、クラウド、分析、AIなど圧倒されるくらい数多くの新しい機能やサービスが発表されました。 re:Inventに関しては、公式から詳細な日本語レポートが出ているのでぜひそちらをご参照ください。 Day1キーノート:James Hamilton (VP, Distinguished Engineer) Day2キーノート:Andy Jassy (CEO) Day3キーノート:Werner Vogles (CTO) 新しく発表された機能とサービス 数多くの新サービスの中で、今回のポストのテーマであるAmazon Goに最も関係があるのが、人工知能のサービス Amazon AIです。 これまでAmazon Echoなどの自社製品で利用してき
昨年、米国全体の小売全体に占めるECの割合がついに10%を超えました。4.75%となった日本の約二倍です。 このグラフは今年6月に発表されたMary MeekerのInternet Trendのプレゼンから引用したものですが、現在でも毎年15%程度と急成長を続けています。 日々人々の生活に浸透しつつあるECですが、従来は、ファッションなど嗜好性が高く、サイズの問題なども大きい衣料品の分野では難しいであろうと考えられていました。 ところがついに、米国の衣料品小売の分野で、百貨店チェーンのMacy’sを抜いて、EC最大手のAmazonがトップに躍り出るというニュースがありました。Amazonが最近ファッションに力を入れていることは理解していましたが、それでも全小売企業の中でトップになるというのは衝撃的です。 今回のポストでは、このニュース、そしてAmazonが最近活発に動いている「リアル店舗の
今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。 1.「オンデマンド訪問医療」Heal [Service/医療] Heal Series A ($26.9M) Breyer Capital, HashTag One, Slow Ventures and Tull Investment Group オンデマンド「訪問医療」サービス。 昨年LAで創業。現在カリフォルニア全体でサービスを提供しており、すでに1万人の患者を診察しているという。患者は、病気になり医者の診察が必要なとき、スマホから依頼をすると2時間以内に医者に自宅まで診察に来てもらえる。毎日朝8時から夜の8時迄対応が可能で、一回あたりの費用は$99。大手のほとんどの保険が適用されるという。オンデマンドも可能だが、75%の患者は医師を選べる事前予約をするという。 今
先週、東京での勉強会Tackle!の後、コンサルタントの方からこんな話を伺いました。 ここ数年大企業でIoTの企画はたくさんあるけれど、なかなか製品化されない。10年、15年と使われ続けるハードに全く新しいコンセプトを投入することにどうしても躊躇してしまうようだ。 リリース後も頻繁にアップデートを行えるソフトウェアとは異なり、ハードウェアはリリース時に仕様を確定しなくてはならない。そして、かつ大企業の製品となると、クラウドファンディングでリリースするスタートアップのように、軽やかにリリースするというわけにはいかないという事情は理解出来る部分もあります。 話は変わりますが、私は最近モビリティ関連の市場に特に注目していることから、「自分も自動運転を使い倒さないとだめだろう」ということで、通勤用にTeslaのSUV、ModelXに毎日乗ることにしています。ちなみにオフィスまでの6-7割くらいはA
自動運転、AI、Chatbot、ロボット:TechCrunch Disrupt SFから見た今のシリコンバレー 9/12-14の三日間、今年もSan FranciscoでTechCrunchの巨大イベント、TechCrunch Disruptが開催されました。 一昨年は「UBER」「オンデマンド」一色であったように、その年のテック業界の「大きなトレンド」を理解するのに非常によいイベントです。今回も三日間で「35」ものセッションがありましたが、その中から私が注目した10のセッションについて簡単にご紹介したいと思います。 1 : David Marcus (Facebook, VP Messenger) 「メッセンジャー決済」 現在Facebookが最も力を入れているプロダクトの一つ 「Messenger」のプロダクト責任者 David Marcusのセッション。今年4月の開発者会議 f8で発
すでにテレビ、新聞などで大きく報道されているため多くの方々から電話、メッセージなどをいただいておりますが、先週の金曜日、Scrum Venturesの投資先である通勤用シェアリング「バス」会社、Chariot社が、自動車大手のFord Motorsとの間で買収に合意したことが発表されました。 約1年半前にScrumが出資した際に書いた「ドローンの次はバス。Scrumが「バス会社」に投資した理由。」というブログポストもNewspicksで399picksされるなど大きな反響をいただきましたが、改めてChariotの紹介とFordの買収の狙い、そして大きく動く自動車関連業界などについて書きたいと思います。 Fordにとって初の「自動車サービス」スタートアップの買収 今回の買収は、正確に言うとFord本体ではなく、Fordが今年3月にシリコンバレーに新たに設立した「自動車サービス」を企画、開発す
進化するDemo Day:「Investor Day」という新しい取り組み 先週月曜日と火曜日の二日間は、Y CombinatorのS16バッチの「Demo Day」でした。 インキュベータに参加したスタートアップが、それまでの3ヶ月程度のインキュベーション期間の成果を、2-3分の時間で投資家の前で一斉にピッチをするのが「Demo Day」の一般的なフォーマットです。 しかしながら、投資家にとって非効率(興味のない会社も多い)、起業家にとって非効率(単に情報収集目的だけの人も多い)、一日が潰れてしまう、など問題点も多いということで最近様々な新しいフォーマットが試されています。 今年から、StartX(Stanford大学のOB向けのインキュベータ)では、すべて「オンライン化」「非同期化」が行われ、投資家は事前に予約した時間帯に、興味があるカテゴリーのスタートアップのプレゼン動画をどこからで
最近ますますその言葉を耳にする機会が増えるようになった「オープンイノベーション」。 アクセラレータ、M&Aなどと並んで、大企業がスタートアップと連携しオープンイノベーションを実践するための手法として代表的なのが、大企業自らが主体となって運営するベンチャーキャピタル、CVC(Corporate Venture Capital)です。 ベンチャー企業データベース CBInsightsから、世界のCVC投資に関しての2016年上半期のレポートが出ていましたので、そのデータを元に最近のトレンドや日本企業の状況などをまとめてみたいと思います。 投資金額は業界全体の「32%」まで増加 まずは、世界のCVCの「ディール数および投資総額のトレンド」のグラフです。 2016年上半期にCVCが投資を行ったディールの数は633件で、投資総額は$12.7B。これは前四半期と比べると、案件ベースで11%減、金額ベー
先月、Mary Meekerの今年のインターネット業界トレンドレポートに関するポストを書きました。 どのページ(全213ページ)も面白いデータや情報が満載なのですが、その中でどうしても気になるスライドが一つありました。 第3章の小売、広告について書かれたページなのですが、左側には米国の有名老舗百貨店 Neiman Marcus(以下、NM)の2015年のネット売上が、「前年比24%」も伸びて、「全体の26%」になったという記述があります。 現在「約8%程度」と、米国は日本と比較すると小売に占めるEC化率は相対的に高いです。それでも非常にトラディショナルなビジネスモデルの百貨店で、ターゲットとする年齢層がやや高めの印象のNMで、売上の四分の一がオンラインに移行しているというのは注目に値します。 その裏側には何があるのでしょうか?というのが今回のポストのテーマです。 ZOZO TOWNの「2倍
昨日、ある大手金融機関の幹部の方との打ち合わせの中で「ブロックチェーンや仮想通貨の未来についてどう思うか?」という質問をいただきました。私は、近い将来いずれも非常に大きな存在になると考えており、その一つのシナリオとして「自動車メーカーであるTeslaがその普及の一翼を担う」という仮説を持っています。 少し遠回りにはなるのですが、一見FinTechとは関係のなさそうなTeslaとブロックチェーンがどう関係するのか、先週のTeslaのニュースと絡めて説明したいと思います。 Teslaが買収提案をした「SolarCity」とは 先週、Teslaが太陽光発電サービス企業であるSolarCityを$2.8Bで買収するという提案を発表しました。 SolarCityは、2006年にシリコンバレーで創業され、現在19の州の27.5万世帯に太陽光発電システムを提供している「全米最大の太陽光発電サービス企業」
シリコンバレーにいると、あの会社がシリーズAで$5M調達したとか、Series Bを$60Mのバリュエーションで$10M調達したといった話が頻繁に聞きます。 でも実際のところスタートアップは、どんな評価でいくら調達するのが一般的で、それはどれだけ難しいものなんでしょうか。今回は「シリーズA(とかBとかC)って実際なんぼのもんなのさ」をテーマにいろいろと見ていきたいと思います。 シリーズA、B、Cの調達額の平均はいくら? 資金調達の規模感を表すものとしてよく使われる指標としては、Pre-Money Valuationと実際に資金調達を行った額が挙げられると思います。 これらの数字は、当事者同士の交渉を経て決められるものであり、個別性の高いものですが、各シリーズごとに資金調達を行ったスタートアップの平均値や中間値をとっていくと、各シリーズの相場観のようなものが見えてきます。 参考値として私(竹
Recodeのカンファレンス Code Conferenceの毎年の見ものとなりつつある、シリコンバレーの老舗ファンドKPCBのパートナー Mary Meekerによるインターネット業界のトレンドレポート(昨年のエントリはこちら)が今年も発表されました。 2014年の164ページから、2015年は197ページ、今年は213ページ!と毎年ボリュームが拡大しているこのレポートですが、インターネット全体のトレンドから個別のテーマまで重要な内容が盛り沢山なので、各カテゴリーの「15枚」のキーとなるスライドをご紹介したいと思います。 ◼︎1:世界のネット人口は「30億人」 全体で8章構成になっているのですが、最初の章は「Global Internet Trends」。 私が初めてネット業界に飛び込んだ1997年の世界のインターネット人口は「7000万人」。スタートアップに飛び込んだ1999年は「2.
注目VRスタートアップ3社:医療、スポーツ、テーマパーク。ゲームを超えて広がるヴァーチャルリアリティ活用。 2016年はVR元年とも言われています。 Facebookが20億ドルで買収したOculusからは、Oculus Riftが3月に販売開始され、随時購入者の手元に届き始めています。SONYからはPlayStation VRが10月に販売される予定です。Appleも社内で開発を進めており 2018年にはリリースされるとも言われています。また、つい最近ではGoogleもGoogleI/OでモバイルVRプラットホームと、HMDの販売予定を発表しました。 VRはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)だけでな く、周辺機器、アプリケーション・コンテンツといった裾野も広く、市場規模は2025年には800億 ドルにも昇る(*)と予想されています。 Scrum Ventur
この記事はTMI総合法律事務所所属の弁護士3名(波多江氏、竹内氏、小川氏)が運営するサイト BizLawInfo.JP の記事を加筆修正の上、転載したものです。波多江氏、竹内氏、小川氏の3名は、日本とシリコンバレーに分かれ、コーポレート、投資、M&A、個人情報、知財等、幅広い分野で先端の法律実務に従事しています。BizLawInfo.JP では、日本とシリコンバレーのStartupの実務や日本企業の海外進出を取り巻く環境に関する法律問題などについて、積極的に情報を発信しています。 Convertible Noteってご存知でしょうか?SAFEとかKISS、聞いたことありますか? これらはいずれも、シリコンバレー界隈で主流となっているシードファイナンスやブリッジファイナンスの手法です。Convertible Noteは一言で言えば、「将来的に株式に転換されるかもしれない借金」のことです。あく
不老長寿、人工知能、ロボット、スマートホーム、など本当に様々な分野のプロジェクトに取り組んでいるGoogleの親会社 Alphabetですが、今度は「街」を一から作るかもしれない!ということで大きな話題となっています。 「スマートな街」を実現するために作られた「Sidewalk Labs」 2015年10月に、Googleは「新しい技術によって都市生活のあり方を改善しよう」とする目的で、SidewalkLabsという子会社を設立しています。今の都市が抱える、生活コストの高さ、渋滞、エネルギー問題などを技術によって開発することを目指しています。 New Yorkにオフィスがあり、CEOには元NY市の副市長でBloomberg社のCEOを務めていたDan Doctoroffが就ています。 蒸気機関が産まれてから過去約200年の間に、電気、自動車なども発明され、大きな変貌を遂げた我々の都市生活を
Sonyは勝負を賭けた低価格 $399 AustinでのSXSWに引き続き、先週はSan Franciscoで毎年恒例のゲーム業界イベントGDCが開催されました。 ここ数年の話題の中心であった「スマホゲーム市場」はそろそろ飽和状態を迎えつつある中で、多くのメディアで書かれている通り、今回の話題の中心は何と言っても「VR」でした。 Oculus、HTCといった他のVR用HMD(Head Mount Display)主要メーカーが価格や発売時期の発表をすでに済ませる中、今回のGDCで、満を持してSonyがPlayStation対応VR HMD、「PlayStation VR」の詳細を発表しました。 他のプラットフォームも含めて、概要を以下に簡単にまとめました。 創業からわずか2年で$2Bという金額でFacebookに買収されたということもあり、多くの注目を集めているOculusですが、ヘッドセ
今ある47%の仕事は自動化される「Rise of the Robots」 昨年米国で出版され、「ロボットや人工知能の進化により多くの人間の仕事が奪われる」と主張した点が大きな議論となりながらも、大ベストセラーとなった「Rise of The Robots」。非常に面白いデータや事例満載で、これからのテクノロジーと社会のあり方を考える上で非常に面白い本です。 当初、労働者の生産性を上げ、もっと人々は効率的にたくさんの仕事ができるようになると歓迎されたIT技術ですが、最近脚光を浴びている人工知能の進化、ロボットの進化などにより、今度は「労働者から仕事を奪ってしまう」というのがこの本の骨子です。 彼が引用しているOxford大学の2013年の論文によれば、今ある702の職業について検証をおこなったところ、それらの47%が今後ロボットなどのComputerization / Automationに
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