サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
買ってよかったもの
soutendou.jisseki.net
『代替医療のトリック』が科学者の立場から伝統医療(例えば鍼灸)が如何に科学的な根拠に乏しいかを実証的に(この程度の話なら30年も40年も前から言われてきたことですが)紹介していることは前々回のブログでお話しました。 あまりまともに反論するのもバカバカしいので、一般の読者に脈診の話をして生命体をめぐる気というエネルギーを実感してもらえたらと思います。 毎日毎日自分の脈をとってみましょう。家族の脈も触ってみましょう。確かに脈診ができるようになるには根気が要ります。西洋医学でいう脈は単に一分間の脈拍数であり、リズム、或いは心電図ということになります。脈の左右差についてもほとんど意味等考えたことも無いことでしょう。手首の橈骨動脈拍動部に示指、中指、薬指の三本の指を乗せると各指それぞれ心肝腎、肺脾命門と示す臓腑の割り当てが違うのです。心臓が拍動することで脈が現れているのにどうして左右はもちろんのこと
『代替医療のトリック』という本が出ています。イギリスで出版された本の和訳です。患者さんから見せられて鍼灸治療のところだけをひらい読みしただけですが、科学的といいながら科学に値しない強引な結論を展開したもので、到底読むに耐えないものでした。時計のハリを3~40年は押し戻したかの思いにとらわれました。 訳者は京大の理学部出身でお名前は失礼ながら失念しましたが、科学というなら、もっと公平な見地でかかれたものを紹介されたらという感じです。半世紀前には、その京大医学部の生理学教室でハリ灸の治療効果について厳密な研究がなされていたこともこの方はまったく知らないのでしょう。10を超える博士論文が通っていると聞いています。 ただもう少し同情的にコメントすれば、著者の立場は視覚的な解剖生理学的見地でしかものを見ることのできない現代医科学の見解を代弁するものなので、結論も従来言い古されてきたものとならざるを得
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『soutendou.jisseki.net』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く