熱雑音とは 抵抗体の中電子の不規則な熱振動によって生じる雑音のことをいいます。 ハード的には とにかく抵抗器でなくても配線導線や半導体の内部抵抗など、電流が流れる部分ではそこにある電子が動いているわけですから、その動きが雑音電流を生じてノイズが出ています。これは絶対零度になれば無くなるはずですね。この雑音のレベルはどれくらいでしょう?Wikiによると抵抗体内で発生する雑音の電圧Vn[V]、電流In[A]は次式のようです。ここでk はボルツマン定数、Tは導体の温度(K)、Δfは帯域幅(Hz)、Rは抵抗値(Ω)です。高周波では電力で表されますので、電力は Pn = 4kTΔf と表されます。この式をもっと現実的に dBm で表した換算式は で示されます。例えば、スペクトラムアナライザーで RBW = 1000,000Hz ( 1MHz )で測定したならば、 Pn = -174dBm + 10L