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「お腹がすかない」、「食欲がない」、「食べたいはずなのにいざ食べると大して食べれない」 このような症状を経験した方も多いと思います。 いわゆる「食欲不振」と呼ばれる症状ですが、その症状の裏には病気が潜んでいることもあり、原因をはっきりさせ、しっかりと治していきましょう <目次> そもそも食欲不振とは? 食欲不振の原因は? 検査は? 治療は? 実際の治療例 1.そもそも食欲不振とは? ~意外と怖い“食欲不振”~ 食欲不振とは、“食べ物を食べたい気持ちが起こらない状態”や“食べたいのにあまり量が食べられない状態”などをさします。 「気にはなる症状ではあるけど、特に日常生活に支障はない」ということでそのまま過ごされる方もおられるかもしれませんが、食欲不振は病気のサインのこともあり、そのままにしておいて病気が進行してしまった、などということにもなりかねません。 私たちが生命活動をするためには栄養を
「胃が痛くて病院で検査したが、異常がないと診断され、胃薬を飲んだが治らない」 「吐き気や胃もたれが慢性的に続いて近くの内科に行ったが、精神的なものと言われちゃんと治療してもらえなかった」 日々の外来の中でそのようなお話を度々伺います。 “胃が痛いのに検査では異常はない”、“胃の調子が慢性的に悪い” そんな方は機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)かもしれません。 機能性ディスペプシアとは、食道や胃・十二指腸、その他の内臓に病気がないにも関わらず、胃の機能の異常(※)や、食道・胃の粘膜の知覚過敏などで、痛み・はり・もたれ・吐き気などが起こる状態です。以前は「神経性胃腸炎」や「胃が弱い」などと表現されていた疾患になります。 ※胃の機能 胃酸の分泌:胃酸が分泌過多になると粘膜を刺激して不快感や痛みの原因になります。 食べ物の排出:胃の排出機能がおちると、もたれや吐き気・張りや食欲不振が起こります。
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