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買ってよかったもの
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ニコン・AF-S NIKKOR 105mmF1.4 E ED + D810 ニコンの新型105mmF1.4レンズは、最近いささか迷走ぎみだった(ような気もしないでもない)ニコンレンズの中で、ようやく本来のNIKKORレンズの「本道」に戻ったかな、と感じさせるレンズである。ニコンらしい真面目なレンズ。 重くて大きくて堂々としたスタイルのレンズで、これといったスキも欠点もない。描写性能は文句ない ━━ ある逆光状況で盛大なフレアが出るが、ま、それはしょうがない。 レンズの「ツクリ」もいい。MADE IN CHAINAだが、まるでMADE IN JAPANのような丁寧さと高品質を感じる。こんな立派な高級レンズが作れるニコンの中国工場ってあったのかな……。 9群14枚構成、最大径は約10cm、重さは約1キログラム。8月下旬から発売が始まっていて、税込み約23万円(ニコンダイレクトショップ価格)。な
オリンパス・M.ZUIKO DIGITAL ED 25mmF1.2 PRO + OM-D E-M1 この25mmF1.2は使いこなしも難しいが、誤解されないようにコメントするのもなかなか難しいレンズだ。 同時発表された12~100mmF4 ISズームの描写のように、誰が見ても「うわっ、凄い写りだ」と感心するレンズではない。 F1.2の大口径絞り値とぼけ具合に幻想を持っている人や、かりかりのシャープな解像力描写を期待している人や、コントラスト高めのパンチのある写真が好みの人には、はっきり言って不向きなレンズだ。手を出さないほうが得策だろう(余計なお世話だよね、自分でもそう思う)。 同じオリンパスのM.ZUIKO DIGITALのPROレンズの中で、12~100mmF4や40~150mmF2.8とはやや(いや、かなり、かな)テイストの異なる描写性能を持ったレンズである。クセのある描写、とでも言
オリンパス・M.ZUIKO DIGITAL ED 12~100mmF4 IS PRO + OM-D E-M1 オリンパスの非公式な発表では、新型のE-M1 Mark2と12~100mmF4ズームとの組み合わせハイブリッドISで撮影すれば、シャッタースピード換算で「6.5段」相当の手ぶれ補正効果が得られるとのこと。 この「6.5段」のぶれ補正効果というのは、角度ぶれだけについて、焦点距離100mmに限定して、CIPAの規定に従って測定しチェックした平均値である。しかし実際には、E-M1 Mark2と12~100mmの5軸手ぶれ補正、撮影時の焦点距離、撮影した画像の拡大倍率、撮影シーン(高周波成分が多いか低周波成分ばかりのシーンか)などの「諸条件」が変われば、ぶれの目立ち具合はだいぶ違ってくる。そのうえ、ぶれに対する許容度も個人差でだいぶ違う。 誰でもが(初心者でもベテランでも)、気軽にほいほ
オリンパス・M.ZUIKO DIGITAL ED 12~100mmF4 IS PRO + OM-D E-M1 先日のフォトキナの開催にあわせて、M.ZUIKO DIGITALの新レンズが3本発表された。 「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mmF1.2 PRO」、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12~24mmF4 IS PRO」、そして「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mmF3.5 Macro」の3本である。大口径単焦点が1本、高倍率ズームが1本、小型軽量低価格なマクロレンズが1本、という具合だ。発売は少し先の話になって11月下旬の予定。 発表された3本、いずれも"なかなか"の力作レンズである。 センサーサイズがやや小さめのマイクロフォーサーズの利点をうまく生かしたレンズで、ようやくというか、本格的にというか、オリンパスがマイクロフォーサーズのセンサーの特性をしっ
SIGMA・sd Quattro+8~16mmF4.5~5.6 DC HSM sd QuattroはイメージセンサーにFoveonセンサーを使ったデジタルカメラである。ここがsd Quattroの最大の特徴。Foveonセンサーは、通常一般のデジタルカメラが使っているイメージセンサーとはまったく違った「構造」になっていて、そのために高解像力、ハイコントラスト、深くて豊かな諧調描写と色調の画像が撮れる。 ただし欠点はある。たとえば高感度が苦手、動画が(いまのところ)撮れない、バッテリーを大食いする、動作が遅いなどなど。しかし、それらをちょいと我慢しつつ、工夫して使いこなせば、他のデジタルカメラとは「一線を画す」別次元の写真画像が得られる。 Foveonセンサーは ━━ 正しくは「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー(CMOS)」なのだそうだ ━━ 三世代に渡って進化している。 第一
カシオ・EX-ZR3000 このクルマは、ぼくの知人所有の小型軽量2座スポーツカー。トヨタのS800(エスハチ、ヨタハチ)。約50年前の、生産台数が約3千台そこそこの希少車。販売は国内のみだったそうだ。ハードトップはデタッチャブルでトランクルームに手品のようにすっぽり収まる。 ZR3000は画質が良い ━━ おそらく、昨年のことになるが、このブログでZR3000の紹介をしたときも同じようなことを書いていたと思う(よく憶えてないけど)。 その画質が良い理由には3つの要因がある、とそんなことを昨日のブログで述べた。 ひとつめが、1/1.7型の約1200万画素の裏面照射CMOSセンサーを使っていること。1/2.3型でない、2000万画素オーバーでもないというところがミソ。 ふたつめは、プレミアムズームとカシオがよんでいる超解像撮影モード。この撮影機能ほ本来の目的はデジタルズーム域での画質向上のた
カシオ・EX-ZR3000 このZR3000の発売は2015年7月だから約1年前。今年2016年3月には新型ZR3100が発売されてしまったから、ZR3000のほうははっきり言って旧製品だ。カメラ販売店によっては「販売終了品」になり店頭に置いていないかもしれない。 しかしながら、もし、いま適当なコンパクトカメラがほしいなあ、と思っているなら、このZR3000には注目しておいてもいいだろう。価格、撮影機能、性能、画質などを総合的に考えれば「いま、イチ押しのコンパクト」と言ってもいいかも。 一般の量販店での販売価格は約3万5千円。新型ZR3100との違いはほとんどない。にもかかわらず新型は4万8千円。こんなことを言うとカシオの宮田さんに小言を喰らうだろうが、いまはZR3100は買わないで探してでもZR3000にしたほうがイイ。 ナニがいいかと言えば、画質。 ZR3000の画質が良いことの要因が
シグマ・30mmF1.4 DC DN+オリンパス・PEN-F 5~6年ぐらい前からシグマは、良い方向に大きく変化してきているように感じる。シグマの創業者でもあり優れた技術者でもあった先代の故山木会長から、現社長の山木さんにバトンタッチされたころからだろうか。 先代山木会長はシグマを「レンズメーカー」としてではなく「カメラメーカー」として育てていくことに熱い情熱を持っておられたようだ。フィルムカメラの時代からこつこつと一眼レフやコンパクトカメラを作り続けてきた。その流れがフォビオンを子会社化したことにつながっているのだろう。 シグマにとってカメラ作りはなかなか儲けにはならない事業だ。交換レンズで得た利益をカメラづくりに投資しているかのようだ。でも、苦労しながらも山木社長が先代の意思を受け継いでカメラを作り続けていくことは、ブランドイメージを高めるなどシグマにとっては「良い効果」をもたらしてい
リコーイメージング・PENTAX K-1+smc PENTAX-A 15mmF3.5 PENTAX K-1はとても「感じの良い」カメラだ、ほんと。 そりゃあ、言うまでもないが完全完璧100%のカメラではない。しかし、キヤノンのカメラで感じる「そっけなさ」がない。ニコンのカメラように「威張ったところ」もない。ソニーのカメラのように「お金持ち大歓迎的」なところもない。 K-1には"写真的庶民"にそっと寄り添ってくれるような暖かさと優しさが感じられる(ぼくの勝手な感想ではありますが)。 秀才三羽がらすのニコン、キヤノン、ソニーにはない(欠けている)、もう1つの大切なカメラの魅力がK-1にはあるようだ。 AFが遅いっ、AFがウルさいッ、と皆さんPENTAXのカメラに文句を言う。K-1も同じようにそれについてボロかすに言うのを何度も聞いたし見たこともある。面と向かってそんな苦情を言われているリコーイ
リコーイメージング・PENTAX K-1+HD PENTAX-D FA 28~105mmF3.5~5.6ED DC WR レンズ交換式カメラの新型が発売されるとき、一般的にだがボディとレンズをセットにした"レンズキット"モデルが用意される。レンズとセットにすることで安い価格設定にして購入を促進しようという狙いがある。 ところがK-1では、キット用レンズにぴったりの新型FA28~105mmF3.5~5.6があるというのにキットモデルにせず、ボディ単体のみの販売である。 ニコンのD5やキヤノンのEOS 1D X Mk2などのフラッグシップ機種では、以前から当然のようにキットモデルは用意されていない。新規に購入するというユーザーが少ないこともあるが、そうしたフラッグシップ機を購入するユーザーはすでにたくさんの交換レンズを揃えている場合が多いからだ。 富士フイルムのX-Pro2ではキットモデルが用
リコーイメージング・PENTAX K-1+HD PENTAX-D FA 28~105mmF3.5~5.6ED DC WR 現在、一眼レフカメラを作り続けているメーカーは3社しかない。ニコン、キヤノン、そしてリコーイメージング。 ソニーもシグマも、つい最近まで一眼レフを作ってきたが、ご存じのようにソニーはトランスルーセントミラー方式を採用して可動式反射ミラーもペンタプリズムもなくしてしまった。シグマはSDシリーズで頑張ってきたがとうとうミラーレスのほうに方向転換してしまった。 奇しくも、今年2016年春にその3社から、3社にとっての"フラッグシップ機種"の最新モデルが発表された。 いずれもフルサイズの判デジタル一眼レフカメラである。ニコンはD5、キヤノンがEOS-1D X Mk2、リコーイメージングからはPENTAXブランドとしては初めてのフルサイズ判であるK-1だ。 業務用カメラでもあるD
ニコン・D750+タムロン・SP35mmF1.8 Di VC USD タムロンの2本の新SPレンズについて、もう少しだけ。 SP35mmもSP45mmも、使ってみて感心したことは逆光に大変に強いレンズであること。最近の高級レンズはどのメーカーのものも逆光に強くなっているが、その中でも、この2本は目立って良かったという印象。 むろん撮影条件によっては、ゴーストが多少目立つことはあるがこればかりは仕方がない。でもよく抑えている。いっぽう、フレアはとても少なく、逆光悪条件でもすばらしい描写をする。フレアが少ないということは、ヌケがよい、充分なコントラスト、描写はクリアーでシャープ、シャドー部が腰砕けにならない。 ゴーストやフレアを目立たせないレンズを作るには2つの方策が考えられる。1つは光学や鏡筒でにゴースト/フレアをできるだけ出さないようなレンズ設計する方法。 実際にレンズを試作しなくても、レ
画素数が多くなると画質が良くなる。だから画素数の多いカメラを「高画素カメラ」という。それを多画素カメラなんてキタナイ言葉は使ってはいけない。冗談ダヨ。 イメージセンサーの高画素化にはメリットとデメリットがある(いちおう)。メリットは解像力と諧調描写力が向上すること。微細な部分まで確実に写せれば豊かなディテール描写が可能になり、結果的に諧調描写力がアップする。 いっぽうデメリットは ━━ 技術が進化すれば多くは改善されるものばかりだが ━━ 限られたセンサーサイズで受光素子を細分化すれば、素子が受ける絶対光量が少なくなる。高感度化のためには電気的増幅をせねばならず、そこでノイズが目立って画質が悪くなる。もうひとつのデメリットは、現在のカメラの機構上の問題なのだが、ミラーやシャッターの微妙な震動が原因となって"カメラぶれ"が目立つようになること。画素数の多い少ないにかかわらず同じ「量」ぶれたと
カシオ初の、というよりも一般向けの初のデジタルカメラである「QV-10」が発売されて今年でちょうど20年の節目となる。1995年3月に約6万5千円で発売され、爆発的に売れ続けた。このQV-10の発売をもってデジタルカメラがスタートしたと見る人も多い。 そのころもいまも、カシオはすなわちカシオ計算機株式会社で、キヤノンやニコのようにカメラについての歴史も伝統ないメーカーだったわけで、だから当初カシオは「カメラ」を作ってやるぞという意図はあまりなかったようだ。レンズと液晶モニターを内蔵し、写真画像が撮れて、その場で写した写真を見て愉しめる新しい道具を作っただけで、それが「たまたまカメラのようなもの」だったというだけみたい。これが当時、QV-10のコンセプトを説明するために作った資料の1ページ。7~8ページの簡単な資料だが、いま読むとめちゃくちゃおもしろい。 カシオはデジタルカメラに対する「スタ
リコーイメージング・GR II GR IIについては語るべきコトがまだまだたくさんあるが、その中の一部は雑誌などのGR IIの新製品紹介の記事を読めばだいたいのことはわかる。ここのブログではソンなありきたりなことを書いてもしょうがない。一般メディアではゼッタイに書かないような雑感を述べておきましょう。 前回のブログで「GR/GR II」の正式名称について書いた。それについての追加説明がある。どうでもイイといえば、ほんと、まったくもってどうでもイイ内容なので、説明するほうも(ぼくのことだ)気が引ける(これを読んでいる皆さんに対してだ)。 GR/GR IIのボディ背面、液晶モニターの枠部分に「RICOH」と印字されている。製品パッケージ(化粧箱)にも同梱の使用説明書や保証書にも、いちばん目立つところに「RICOH」とプリントされている(目立たないようにリコーイメージングの印字があるけれど)。
リコーイメージング・GR II GRはそのままGRである。「RICOH GR」ではない。「RICOH GRシリーズ」でもない。GRは、RICOHも、もちろんPENTAXもアタマには付かない。素のまま「GR/GR II」である。 GRシリーズはリコーで始まって、いまはリコーイメージングに引き継がれ、設計も製造もおこなっている。だから、むりして言えば「リコーイメージングのGR II」となる。 ただしTHETA、これは企画、設計、製造はリコー(本体)がやっている。リコーの製品である。であるから正式名称は「RICOH THETA」である。いまのリコーのビジネスはBtoBがほとんどでコンシューマー向けの販売ルートを持っていない。そこでリコーイメージングがかわりに販売をいってにおこなっている。 話がややこしい方向に向かうが、じゃあリコーイメージングで製造し販売している防水タフネスのコンパクトカメラのW
富士フイルム・X-T1+XF16~55mmF2.8 R LM WR 以下の話は、富士フイルム・Xシリーズのカメラとレンズに馴染みのない人や、Xシリーズユーザーでも小さなことにこだわらない人にはわかりにくいかもしれない。 Xマウントレンズの最短撮影距離のことだ。治せるはずの「フジの持病」の1つだと思う。 まずこちらを見てほしい。16~55mmF2.8のスペック表の「撮影距離範囲」のところを切り出したものだ ━━ 「標準」と「マクロ」で最短撮影距離が違っている。 この「標準」「マクロ」ってなんだ? というのが今日の話。 ひとこと言い添えておくけれどXマウントの交換レンズ本体側には標準/マクロ切り替えのスイッチなどはない。じゃあこれは一体どういう意味かというと、カメラボディ側から標準/マクロの切り替えをおこなうのである。 レンズ一体型のコンパクトカメラならいざ知らず、堂々たる交換レンズなのにボデ
LYTRO・LYTRO ILLUM ライトロ・イルムのイメージセンサーは約4000万画素の1/1.2型CMOSである。約1インチ型。その前面に特殊なマイクロレンズを配置して「光の角度情報」を取り込んでいる。拡張子が「LFP」のRAWファイルだけが記録される。ファイルサイズは約50MBほどある。これを専用ソフトを使ってJPEGファイルに仕上げると約400万画素相当の画像サイズに仕上がる。 ざっと1/10になるわけだが、つまりライトフィールドカメラは、その独特の仕組みによって高画素でないと充分な画像サイズの仕上がりとならない。 内蔵レンズは30~250mm相当のF2大口径の8倍ズーム。レンズには絞り機構がなく常時F2の"開放絞り"で撮影をする。シャッタースピード連動範囲は30~1/4000秒、ISO感度はISO80~3200、最高3コマ/秒の連写が可能。 ピント合わせはAFでも可能なのだけど、
ソニー・α7s + Vario-Tessar T*FE 24~70mmF4 ZA OSS 昨年の秋に発売されたα7とα7Rを使っていて、とても気になったことはボディマウントがヤワかったこと。マウントはいっけん金属製なのだが、その金属部が薄っぺら。実際、少し重めのレンズをα7/α7Rに取り付けると、ボディマウントが「たわむ」こともある。ボディの金属マウント部を指で強く押しつけると少しだけど「たわむ」。指で押して「たわむ」ボディマウントなんて、ぼくはいままでに見たことない。 似たような現象は、ソニーのAPS-Cサイズ判のEマウントカメラでも経験していたことだが、フルサイズ判のα7/α7Rではレンズが大きくなったぶん「たわみ」がよけいに目立ったのかもしれない。他のカメラメーカーのボディマウント部をよく見てみればわかるけど、とてもガッシリとしている。そんなことを以前のブログでも書いた。 それが今度
富士フイルム・X-T1+XF18~135mmF3.5~5.6 R LM OIS WR 先月下旬、富士フイルムからXシリーズ用交換レンズの開発ロードマップの更新が発表された。それによると新しく中望遠の90mmF2がラインナップに加わることがわかり、現在13本が発売されているけど、今後5本のレンズが今年から来年にかけて発売される予定となった。これでカールツアイスの3本の単焦点レンズを含めれば、2015年中には合計21本"以上"のレンズラインナップが揃うことになる。 2012年2月発売のX-Pro1から始まったレンズ交換式Xシリーズカメラだが、たった2~3年のあいだにこれだけ多くのレンズを揃えてきた富士フイルムの「がんばり」に驚かされる。 なおかつXシリーズ用の交換レンズのどれもが、素晴らしい描写性能で新しいレンズが発表されるたびに、その写りの良さに感服させられる(とくにXFレンズシリーズ)。
オリンパス・STYLUS TG-3 Tough 25~100mm相当の画角をカバーする屈曲型ズームレンズを内蔵していて、その開放F値はF2.0~4.9。広角端だけだけど、F2という明るいF値がこのズームレンズのウリのひとつである。イメージセンサーは約1600万画素の1/2.3型裏面照射型CMOS。 ストロボも内蔵。そのストロボ発光窓の横に小さなLED発光部がある。この本体LEDの光を、そう、例のLEDライトガイドに導いてリング状にライティングさせている。こうしたギミックはオリンパスが得意とするところであります。 だから、そのLEDライトガイドの製品説明には「…照明技術は内視鏡などの製品にも使用されているオリンパスならではのノウハウでできています…」と自慢してる。 なお、LEDライトガイドはTG-3発売にあわせた新製品だけど、同じく別売オプションのテレコンバーターレンズ(1.7倍)やフィッシ
オリンパス・STYLUS TG-3 Tough 愉しいカメラだ。便利なカメラだ。頼りがいのあるカメラだ。 こういったカメラこそ「一家に一台」ほしい。小さなこどもがいてもいなくても、誰でもが手にして、撮りたいときにすぐ撮れる、すぐに持って出かけられる、家の中でそんな場所に置いておくといい。 家族のカメラ。皆んなのカメラ。 水に濡れてもいい、汚れたら水道水で洗えばいい ―― 水中15メートルまでの防水性能。落としても壊れない ―― 高さ3メートルからの耐落下衝撃性。踏み台がわりにもなる ―― 耐荷重100キログラム。冷凍庫で冷やしておくこともできる ―― そんなバカなことする人はいないだろうけど、耐低温動作保証マイナス10度。 言いすぎだけど、「壊そうと思っても壊れない」カメラ。 コンクリートや岩の上に落とせば、少しキズがついたりヘコんだりするかもしれない。よほど打ち所が悪ければ話は別だろうけ
ニコン・D810+AF-S NIKKOR24~70mmF2.8G ED このニコン・D810については、@niftyのメールマガジン「明日からの写真術」で2回にわけて詳しく解説をしているので(1回めはD800Eの謎について)、ここではカンタンに触れる。 D810の注目すべき新しい機能や機構はたくさんありすぎて、その中でいったいどれが"目玉"なのか迷ってしまうほど。ざっとD810のメニュー画面やスペック表をみただけでも、注目の機能(ぼくの、だけど)は30項目を越える。それ以外にも、ぼくには気づかないような隠れた機能や機構がいっぱいありそうな、そんなカメラだ。 確かにベース(プラットホーム)となっているカメラはD800/D800Eではあるが、そのベースの上に乗っかっている部分はぜんぜん別ものである。ニコンのあるカメラ開発者が、「D800/D800Eの反省を踏まえてその改善に全力を尽くしたカメラ
ニコン・D810+D800E+タムロン・28~300mmF3.5~6.3 Di VC PZD(A010) すでに、ぼくの twitter ででも"つぶやいた"ことだけど、D810は、D800/D800Eに比べると、なにもかもがめちゃくちゃ良くなっている。以下の写真は、その一例。左がD810、右がD800E。 D810の詳細については、ココか、@niftyのメールマガジンであらためて解説したい。本日は twitter の補足。 いちいちこんなこと言うまでもないけど、どちらも設定モードはまったく同じである。ピクチャーコントロールはスタンダードで、AWBはオート1、レンズも同じだ。 こうして比べてみると、左のD810のほうがいささか、ウソっぽく鮮やかすぎる、と見えなくもないが実物を見た色の印象はそのまま左のD810のほう。撮影した本人が言うのだから信じてもいいと思うぞ。 右のD800Eの色調は「
シマノ・スポーツカメラ/CM-1000 そんなこと、オレは知ってるぞ、と、魚釣りや自転車好きの人たちに言われそうだけど、シマノは釣り具や自転車のパーツを専門に作って販売しているメーカー。ぼくは魚釣りも自転車もまったくもって不如意だけど「シマノ=SHIMANO」の名前はよく知っている。とくに昨年は、ツールドフランスの中継をずっと見てたから「SHIMANO」はアタマにすり込まれている。 そのシマノから売り出された初めてのカメラが、スポーツカメラ/CM-1000だ。シマノではスポーツカメラと言っているけど一般的にはアクションカメラとよばれているもので、アウトドアスポーツを撮影するための小型デジタルビデオ兼スチルカメラのことをいう。 有名どころではGoProがそうだ。しかし、このCM-1000、既存のアクションカメラの中では、とくに注目すべき魅力がいっぱいある。 ただし、CM-1000は一般のカメ
ニコン・D800E+シグマ・50mmF1.4 DG HSM このシグマ50mmF1.4レンズはキヤノンEFマウントとニコンFマウントがある。機会があったのでその両方を使ってみた。ついでに、シグマの旧型50mmF1.4も使ってみた。旧型と比べてみてもしょうながいのはわかってるけど(新型が良いのは撮るまでもなくわかる)、そこは人情(違う、か)、比べてみたくなるもんだ。 旧型50mmは現85mmF1.4と比べたとき少しがっかりした記憶があるのだけど、…いや、そのことは先日書いたからやめとこう、川におぼれそうになっている犬を竹の棒で突くようなもんだ、気分的に。旧型50mmのことは忘れてください。 新型シグマ50mmF1.4はキヤノン用もニコン用も絞りリングはなし。ボディ側から絞り値を設定する方式だ。ところが(またその話か、と思うだろうけど、許せ)Otus 1.4/55はニコン用には絞りリングがある
ニコン・D800E+カールツアイス・ZEISS Otus 1.4/55 あるレンズ設計者が、とあるところでぼくに、「タナカさん、あのツアイスの55mm、悪魔のレンズですねえ。チャートを撮ってみたら、どこにもまったくスキがない。凄いレンズです…」と呆れたように言っていたのが、今年の1月ごろのこと。海外ルートで入手してチェックしてたようで、そのレンズがようやく国内でも発売されることになり、ぼくも使うことができた。約40万円。50mmにしては、ちょっと高めのレンズ。 撮ってみて「悪魔のレンズ」の意味がよーくわかった。 いやはや、なんというか、驚異的な描写力のレンズだ。F1.4の開放絞り値で、そこまで写るのか、と、まずそれに驚いた。シャープで線の細い解像描写力も素晴らしいのだけど、グラディエーションというか諧調描写力が充分にある。だからとても立体的に見える。 ただし、このレンズ、使いこなしは相当に
コンパクトデジタルカメラの「ツクリ」のうまさは、数あるコンパクトカメラメーカーの中ではキヤノンがナンバーワンだ。外観の仕上げや機能、機構も含めての「デザイン」が飛び抜けてうまい。スキがまったくない。その写りだっていつも安定しているし、ナンの文句もないトップクラスだ。 画質の良さの進化という点で見れば、同じキヤノンのデジタルカメラでも、一眼系よりもコンパクト系のほうが「一歩先」をいっているようだ。ノイズ処理にしたって、コンパクト系のほうが先に解像感重視(ノイズは目立つ)の方向に向かったときも、その後しばらくしてから一眼系が後を追うようにゆっくりとコンパクト系のノイズ処理をマネた。 キヤノンは他社とは違って、画質全般をコントロールする部署がコンパクト系と一眼系とが"はっきり"と分かれている。他社の多くはコンパクトであろうが一眼であろうが1つの部署が統括して画質をコントロールしている。カンタンに
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