2017年に国内で生産されたサラブレッドは7,079頭、サラブレッド系が1頭の計7,080頭。 走るために生まれてきたと言われるサラブレッドでありながら、全てが競走馬になれるわけではありません。 生まれつき身体的に問題があったり、気性が激しく馴致にも難がある馬は買い手はつかず、競馬の表舞台に立つことなく去っていきます。 トレーニング中に能力が足りないことが判明したり、ゲート入りや調教を嫌う馬も同じ運命を辿ります。 行き先は肥育場。牛と同じように食用に育てられ、加工されて出荷されます。 走る能力があると認められ、競走馬として登録されても試練が待ち構えています。 レースでいい成績を残せなければ、中央なら5歳、6歳で引退することになります。 引退後は運がよければ乗馬クラブや誘導馬、パレード用馬として引き取られますが、大半は馬肉となります。 馬の平均寿命は約25年。 30年以上生きることも珍しくな