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www.akihiroha.com 駅の改札を抜け、久里浜方面に進み最初の信号を右折して少し進むと右手に行政センターが見える その二階にコミュニティセンター、通称コミセンがある。 火曜サスペンス劇業を通称火サスと言うのと似たようなものだ。 ここのコミセンも最近一階と二階のお手洗いが改葬され綺麗になったのだが、それ以外は以前と同じままだ。 やはり横須賀の財政は厳しいのだから仕方ないのだろう。 しかし数年前に全面的に改装したお隣のコミセンと比較すると情けないくらいに違う。 さて横須賀には多くのコミセンがあり市民向けに数多くの講座が用意されている。 例えば、料理教室、語学講座、幼児に関する事等などである。 物忘れが激しい私にとっては、ボケる前にぜひボケ防止講座をやってほしい。 因みに今日行われているのは、昨今熱を帯びているエンディングノートを中心に、終活全般を説明する講座である。 コミセンの利用
終活行政書士: in 横須賀 (∞books(ムゲンブックス) - デザインエッグ社) 作者: 浜本 晶弘 出版社/メーカー: デザインエッグ社 発売日: 2019/08/19 メディア: オンデマンド (ペーパーバック) この商品を含むブログを見る 2作目です。 基本的にはブログと同内容です。 後見、エンディングノート、遺言といった必須のキーワードにお骨の行方を絡めて書いたものです。 これはブログを読まれている方ならご存じのところだと思います。 どこからもお金をもらっていないので、好き放題書かせてもらいました。(^^♪ 本当はもっと多く書きたかったのですが名刺に著作を書いてしまった以上早く出版する必要にかられました。 あと1冊書けば終活3部作の出来上がりですが、書く気力もネタも切れつつあります。 こんなネタお勧めとかあればコメント欄にでご記入くださいませ。 1作目同様、御贔屓の程よろしく
今日はブログではなく質問です。。。 We’ll do whatever we can to be of service. なんでcanの後にtoが来ているのでしょうか。 色々調べると do whatever we can が連語で出てくるのでこれが挿入されているのでしょうか。 We’ll (do whatever we can) to be of service. ↑こういう事ですか。 よくわかりません(>_<) 単純にcan とtoの間にdoが省略されているだけかと思ったのですが、、、。 英語の得意の方、是非ご教示頂けたら幸いです。 そういえば、初めて公証役場で遺言書の証人をしました。 遺言を公正証書にするときは証人が2人必要になります。 一応法律ネタを書いておきますね。
やっと一段落つきました。 前回のは以下です。 www.akihiroha.com 東京湾 「いやー凄くきれいな海ね。空もきれいだし。亜紀さん一緒に来てくれてありがとね」 「こっちこそ、一度経験して見たかったからね。可愛い後輩の頼みは無視できないわよ。それより咲、よくお父さん納得してくれたね」 「なんか面倒くさくなっちゃたんじゃないかしらね。それに実の親の最後の願いだからね」 「成程、お嫁さんの方はどうだったの。確か義理のお義母さんよね」 「そう、義理の母なんです。結局お父さんに任せたみたい。お婆ちゃんが先生と契約を結んだって事で面倒くさくなりそうな予感でもしたんじゃないですか。もしかしたら弁護士が出てくるかもって話していたし」 「へぇそうなんだ」 さてその先生は生きてるのかしら。 「ちょっと先生の様子見てくるね」 「はい」 「先生、生きてますか、吐いちゃった方が楽ですよ」 「大丈夫、です。
そろそろ終わりが見えてきました。 ラストスパートってところです。 いまショッキングな事を思い出しました。 ショックすぎます。 唯一楽しみにしていた番組、あなたの番ですを見逃しました。 www.akihiroha.com 山本行政書士事務所 「緑川様、今日はお忙しい中お越しいただきありがとうございました」 「いえいえ大丈夫ですよ。横須賀に用事がありましたし家内の実家も横須賀ですから帰りに顔出す予定なんです。此方こそ遺言執行の件よろしくお願いします」 「承知いたしました。そういえば奥様は横須賀ご出身だったんですね」 「そうなんです。久里浜なんです。ペリーで有名なんですよね」 「それは奇遇です。実は最近まで久里浜の商店街の中に事務所を借りていたんですよ。色々あって引っ越しましたが」 「確かに色々ありますよね」 色々ってなんだろう 久里浜はそんなに家賃も高くはないんだけどなあ。 まあ横須賀全体が人
四回目です。 前回までは以下です。 べた打ちなので矛盾がないか不安です。 皆様の洞察力にかけています(笑) ので、気になった点は是非お伝え下さい。 www.akihiroha.com 「あの、息子さんと言いますと」 「以前の主人との間にできた子よ。主人と別れた後、この子を引き取って育てていたけど病気で亡くしたの」 「そうだったんですか」 「生活するだけで精一杯、お墓なんてとてもじゃないけど買えなかったの。そこで先生にお願いがあるの」 「私にできる事なら何なりと」 「できたらこの子と一緒に居たいわ。離れ離れは嫌。亡くなった今の主人とはあまり良い関係ではなかった。義理の母とも上手くいかなかったの。できれば嫁ぎ先のお墓には入りたくないわ」 「それは万一の時の事ですよね。無理して今考えなくともゆっくりと」 「先生、自分の体の事は自分が良く知ってるわ。おそらく長くは生きられない。私には時間がないのよ
神奈川ネタで久々の嬉しいニュース。 ついに我がベイスターズが単独三位です。 大洋ホエールズの時代からのファンとしては久々の頂点を目指してほしいです。 今年はいけそうな気がします。 思い起こせば10連敗中、他人ごとのようなラミレス監督のコメントを聞くたびムカッとしましたが、それも今は昔の事。 前回はこちら。 www.akihiroha.com 「そんな事は気にしなくて良いのよ。では私の元気なうちに思っている事をお伝えしますね。今まで住んでいた家は月8万で貸してるのよ。この家は息子に相続させます。子供は息子しかいないのよ。主人は早くに亡くなったってしまったし」 「わかりました。お話を聞く限り相続人はご子息お一人になりますね」 「その家を息子が相続した後、売却するか、このまま持っていて家賃収入を選ぶかは息子に任せる。問題は嫁よ。昔、法律事務所に勤めていることがあるのよ。何かにつけて法律を持ち出し
最近、神奈川がメディアを騒がしている気がします。 昨日の夕方は横浜で異臭騒ぎがありました。 28日は平塚で遺体が上がりました。 先週は横須賀で逃亡犯逮捕。 その前は シーサイドライン逆走。 そろそろGood newsが欲しいところです。 以下が前回の記事です。 www.akihiroha.com 「あらあら、わざわざ来ていただいて悪いわね」 「いえいえ川崎様からはご指名と伺いました。とても光栄な事ですよ」 「川崎さん、あっ咲のご友人ですよね。最近年のせいか物忘れがひどくなっちゃってね」 「それは誰でも同じことですよ。僕も昨日結構飲みましたがどんな会話したか覚えていませんから」 「そりゃ誰だってお酒が入れば覚えていませんよ。相変わらず面白い事を仰いますね」 お酒なんて最後に飲んだのはいつかしら。 もう一度飲んでみたいけど多分無理ね。 「ところでワンちゃんは元気ですか」 「実は貰ってくれる人が
昨日は行政書士の登録交付式。 こんな証票を頂きました。 昨日のお話の中で、偉い行政書士の先生から専門分野はお客が決めるというお言葉がありました。 どうなんでしょう。 お客が決めるという考えに反対というのではなく、そのように決めつけて押し付けるという考えがどうなんだろうと思ってしまいます。 いきなり怒られそうですね(笑) 人によってはまっさらな状態でお客に育てて頂く事もあるでしょう。 また別の人は専門分野を決めて、その中でお客に育てて頂く場合もあります。 色んな考えがあって良いと思いますが如何でしょうか。 どちらにしても偉い先生とは考え方が合わないわけです。 では第2章 因みに今までのは第1章です。 某老人ホーム 「こんにちは」 「こんにちは、私、行政書士の山本と申します。今日緑川トシ様と十三時から面談する予定となっています。今はお部屋にいらっしゃいますか」 「少々お待ちください。ただ今確認
そろそろ終わりの見えてきた後見制度の11回目。 前回は以下です。 www.akihiroha.com 「確かにそうですね。それで問題は父の家の事なのよ。今は父が家に一人で住んでるのよね。いずれ家を売って老人ホームっていう事も考えているんだけどもし認知が進んじゃったら家はどうなるのかしら」 「認知症になって家を売却なんてできるのかしら。ねえ先生」 「そもそも認知症の場合、日常生活が困難になる場合が多いです。家の売却なんていうのは論外でしょう。一般的には後見がつきます」 「先程の成年後見の話ですよね」 「ええ。先程の続きになります。例えば任意後見の場合ですが、これは本人がしっかりしているうちに信頼している方と任意後見契約を結びます。任意ですからお父様本人の意思が入るわけです。お父様が元気なうちに宮田さんと任意後見契約を結ぶ事も可能です。そしてお父様の認知が進んだ場合、宮田さんがお父様の代わりに
終わりの見えない後見シリーズ10回目、もう少しお付き合いくださいませ。 www.akihiroha.com 「まず終活を考える時には場合分けをして考えます。先程申し上げた①自分の老後と②自分の亡くなった後の姿にわけます。そしてその状況に応じてどんな制度を使ったら良いかを考えます。一人暮らしで物忘れが出てきて不安なら見守り契約です。頭はしっかりしていても身体がいう事を効かなくなってきたら財産管理等の委任契約、自分が判断する力が弱くなった時に信頼できる人を選んで守ってもらうには任意後見契約です。それから自分が元気なうちにお墓をお引越しする墓じまいがあります。これらは①です」 「うわー」 田吾爺と美佐婆もが叫んだ。 私も叫びたいのだが自分も将来関わる事なので酔った頭をフル回転させた。 冷静に考えると飲んだ後にする会話とは思えない。 「皆様ご存じの遺言ですがこれはいいですよね。自分の財産をどうする
第6回目。 前回はこちら www.akihiroha.com 今回から奥様ちょっと登場。 某お寿司居酒屋 「なんか鼻がムズムズするわ」 「由紀子さんのご主人が噂してるんじゃないかしら。俺一人置いて飲みに行きやがってって」 そう言うのは私をサークルに誘ってくれた宮田さんだ。 「いいのよたまには。どうせ娘が遊びに来るって言ってるし。夕飯の支度も頼んでるから大丈夫。たまには羽伸ばさなきゃね」 「それにしても先生、いい飲みっぷりですね。もう何杯目ですか」 「えっまだ四杯目ですよ。久しぶりの飲み会なので嬉しくなっちゃって。今日は飲んじゃいますよ」 しかし良い飲みっぷりだ。 目が輝いている。 しかしストレスが溜まるほど仕事をしているとは思えない。 心底お酒が好きなのだろう。 「ところで山本先生、この際だから幾つか教えて欲しい事があります」 御年八十三歳とは思えない声で美佐婆が手をあげたのだが真っ直ぐに
諸事情から題名が変わりました。 本というのは(全てかどうかは分かりませんが)章ごとに文字数が決まっているようです。 エンディングノートが出てくる前に文字数(私の場合15000字)を使い果たしました。 気に入っていたタイトルだったのに(-_-;) 前回まではこちら www.akihiroha.com 「そういえば川崎様のお母様もよく飲まれますよね。血は争えないってこの事です。あっこれも褒め言葉です」 なんだろうかこの言いようのない感情は。 一瞬心配した私が馬鹿みたいに思えてきたぞ。 まぁここは大人の対応で聞き流すとするか。 「そうなんですか。母が同じサークルに入ったんですね。そんな事これっぽちも知らなかったです」 「最近駅の下にできたお寿司居酒屋です。四時から七時までは半額なんですよね。近所に美味しい焼き鳥屋があるのでその後は僕はそこに行こうかと思ってるんです」 そう言うと先生は嬉しそうに立
ブログ名から開業準備中というフレーズを外しました。 SEOの観点からは多分マイナスだと思います。 題名は慎重に決めましょうという事です。 という事で4回目です 前回まではこちら。 www.akihiroha.com 「早速ですから緑川さんのお婆さんの居らっしゃる施設に電話したらどうでしょうか」 「そうですね、お散歩に出ていなければ良いのですが。えっと緑川咲様ですよね」 「それは私の友人ですよ。お婆様のお名前はメモに書いてあります。トシです」 大丈夫かな先生。 一度会ったんじゃないんですか。 「ありがとうございます。それではちょっと失礼します」 そう言うと携帯を取り出し先程のメモを見ながら電話を掛けた。 「お忙しい所恐れ入ります。私、行政書士の山本と申します。お世話になっております。緑川トシ様お願いできますか。はいお願いします」 「ご無沙汰しております。行政書士の山本です。実は川崎亜紀様が事
アマゾンでは著者セントラルで著作の解説を書く事ができますが、先ずはこちらで練習がてら書いてみようと思います。 といってもブログをご覧になっている方々には言わずもがなの内容です。 まず第一話、離檀料にご用心 墓じまいのトラブルワードNO1です。 お墓関連の本は7~8冊読みました。 書いている内容はどれも同じです。 ただ1点、行政書士が出てきません。(出てもチョイ役です) 最悪なのは葬儀屋さんや石材店さんに依頼すれば大丈夫と書いてあるのもありました。 (行政書士法違反では?) 例えば墓地の撤去に車で行くとして長時間道路を占有しなければならない場合どうしますか。 占有許可を取らなければなりません。 まさかここも代行するわけではないですよね。 違法に違法を重ねるわけですか。 冗談はHPだけにしてほしいと思います。 軽い怒りと抗議をこめて書き上げましたが改めてみるとコメディになっていました。 第二話
お陰様で「想いを紡ぐ墓じまい」が昨日販売となりました。 ご購入いただいた皆様あつくあつく御礼申し上げます。 何度も何度も見返しましたが、一か所誤字がありました。 大変申しわけありませんでした。 お恥ずかしい限りです。 どこかの時点でまとめて記載したいと思います。 想いを紡ぐ墓じまい: in 横須賀 (∞books(ムゲンブックス) - デザインエッグ社) 作者: 浜本 晶弘 出版社/メーカー: デザインエッグ社 発売日: 2019/06/08 メディア: オンデマンド (ペーパーバック) この商品を含むブログを見る エンディングのノートの落とし穴3回目です www.akihiroha.com 友人の咲は先月結婚して東京に引っ越し、お婆さんは横浜の老人ホームに入った。 そういうわけで咲のお婆さんが面識のある山本先生をご指名し、咲経由で私へと話がきたのだ。 勿論電話で済ましても良いのだか一度先
前回はこちらです。 www.akihiroha.com 登場人物は今まで通り川崎一家と山本行政書士です。 もし気づいた点がありましたらコメント欄に残して頂けると嬉しいです。 今から半年前、私の友人である緑川咲のお婆さんの件で先生に相談をしたのだ。 要約するとこうだ。 息子夫婦と仲が悪く、息子は嫁の尻に敷かれて言いなりなので面白くない。 特に生意気な嫁とはそりがあわない。 言いたくないがむかつく。 嫁に恩恵がいくだろうから遺産の全てを息子にあげたくない。 可愛いワンちゃんに少しでも遺産を残したい。 ついでに一緒の老人ホームに入りたい。 できればお墓も一緒が良い。 そこで先生にペット相続とペットと一緒に入れるお墓について相談したのだ。 「お墓先生、じゃなくて山本先生、そういえばペットの件はどうなったんですか」 「あはは川崎さん、守秘義務って言葉ご存知ないですか。勿論私が言えるわけないですよ。ま
前回の記事に引き続き墓じまいです。 要点は、ご主人の川崎にあるお墓、奥さんの茅ケ崎にあるお墓の墓じまいを考えています。 そして奥さんの茅ケ崎にあるお墓と同じ墓地に既に土地を借りている(永代使用権)というお話です www.akihiroha.com すでに土地を借りてあるので、そこに新たにお墓を作る。 お金に目を瞑れば一番全うな考えでしょう。 それではつまらないですよね。 ブログで書いたことはないですが、①お墓のリフォームってご存知ですか。 読んで字のごとく劣化したところを直したり、傷ついたところを削ったりして新品同様にします。(←新品同様はちょっとオーバーですが、そういう意味です) 次に、②お墓そのもののお引越しについても初めて書きます。 これもそのままの意味です。 お墓をトラックに載せて新しい引っ越し先に持っていきます。 ただし件数は少ないです。 というもお墓の大きさが合わない場合があり
一つ面白い相談を受けたので差し障りのない範囲で、若干脚色して書いてみます。 お墓、墓じまいの事です。 とくに揉めてはいません。 どれだけ費用を節約するかです。 ご主人の実家のお墓は川崎のお寺に1基あります。 このお墓の権利者はご主人です。 奥様の実家のお墓は茅ヶ崎のお寺に1基あります。 このお墓の権利者は奥様です そして同じ茅ヶ崎のお寺に御夫婦のお墓を使用するための土地の永大使用権があります。(まだお墓自体は購入していません) 前提知識ですが、二つの概念をご説明します。 お墓(法律上は墳墓と言います)とは皆様が目にする長方形の石の事です。 その敷地となっている土地ですが、購入するわけではなく永大に使用する権利があるだけです。 では続きです。 子供達は東京に住んでいます。 私の感覚では墓じまいをする必要はなさそうに感じますが、この御夫婦は墓じまいをする予定です。 墓じまいの対象と考えているの
ご報告です。 行政書士の登録が6月1日になりました。 6月27日が交付式です。 開業は交付式が終わった後の7月1日で良いかなっていうのんびりした感じです。 あと、名刺代わりの1冊として墓じまいの本を出す事となりました。 6月8日以降に発売です。 ブログの内容にちょっと加筆修正が加わったぐらいです。 買うまでもないので図書館で見かけたら手に取って頂けると嬉しいです。 あとは、開業準備というタイトルをどうするか。 このままで良いような気もしますが、良い案があればコメントに書き込んでください。 はてなの皆様に支えられてなんとかここまで来る事ができました。 厚く御礼申し上げます。 自分の中で一区切りついたという思いもありますが、ブログは楽しいですので(今のところは)続けたいと思っています。 想いを紡ぐ墓じまい: in 横須賀 (∞books(ムゲンブックス) - デザインエッグ社) 作者: 浜本
ペット相続シリーズ3回目です。 www.akihiroha.com www.akihiroha.com 贈与?相続は何となく分かる。そもそも相続の相談に来ているわけだし。 もっともあげる相手は人じゃなくワンちゃんだけど。 怪訝そうな顔をしているのに気付いたのか、先生が話を補足する。 「ポイントは信頼している方に、ペットを譲るわけです。つまり贈与です」 「あげるわけですか」 「そうです。そして、その際に条件を付けます。遺産の一部、例えば200万をペットの世話代としてあげます。そしてお世話をするという条件を付けるわけです」 「お世話の対価として金銭と言うわけですね」 「仰る通りです。ポイントは①ペットを譲る事、②お世話をする代わりに金銭を渡す事、③これを契約でするか、遺言でするかです。できれば契約でする事をお勧めします」 言わんとするところはわかるが、いまいちピンとこない。 「誰かにお願いする
ペット相続二回目です。 www.akihiroha.com 娘の亜紀の運転で病院に行き、急性腰痛症と診断された。 ありていに言えばぎっくり腰だ。 寝てれば治るという事だが、それくらいは素人の私でもわかる。 しかしついていない。 何でよりによって今日なんだ。 「亜紀ちょっと頼みがあるんだけど良いかな。今日山本先生の予約を取っているんだけど」 「嫌よ、私忙しいの」 ほぅ実家に遊びに来て、テレビを見るのが忙しいのか。 そもそも、お前が持ち出した話題だろうが。 「ちょっとそこの財布取ってもらえないか」 財布という言葉に反応したのか、亜紀が無言で立ち上がる。 心なしか目じりが下がっている。 妻の血を色濃くひいているのがよくわかる。 「私の代わりに行ってくれないかな」 そういって1万円を手渡した。 「確か相談料3000円だからお釣りはお駄賃だ」 くどいようだが、ペットの話を持ち出したのは亜紀の方だ。
相続の揉めるパターンは、ある程度事前に予測できます。 今書いているのはそのうちの一つですが、応用パターンになります。 自分の遺産が見ず知らずの第三者に流れていきます。 それを遺言書で防ぐ事ができます。 女性が再婚をして子供がいたとします。 しかし以前の結婚生活で既に子供がいる場合、ちょっとした盲点になりがちです。 ①女性の再婚相手が亡くなるとその遺産は女性と子供にいきます。 ②次に女性が亡くなると、女性の遺産は今の子供と、以前の子供にいきます。 つまり最初に亡くなった男性の遺産は、女性を通して、見ず知らずの人間(女性の最初の子供)に流れます。 www.akihiroha.com www.akihiroha.com 「川崎様、以下の内容で遺言を作りますので、ご意見があれば仰って下さい」 「はい、お願いします」 「まず、川崎様の土地と建物は全て娘の亜希さんのものとする。これにより、奥様を通じて
生前契約には幾つかの種類があります。 そのうちの一つが死後事務委任契約です。 死後事務委任契約とは、読んで字の如く自分が亡くなった後の事務処理を生前に契約しておくことだ。 死亡届、銀行口座の解約、電気・ガス・水道の契約解除、そして葬儀も含まれる。 最も家族がいるなら、結ぶ重要性はお一人様よりは高くない。 家族がするからだ。 問題はお一人様や家族と疎遠になっている場合だ。 この場合は信頼できる人と死後事務委任契約を結んでおく必要は高くなる。 「これはまさしく千代婆に当てはまるぞ」 www.akihiroha.com www.akihiroha.com 四朗さんは九州で一人ぶーたれてる千代叔母さんの為に、図書館に通って奮闘してます。 「さて、概略は分かってきた。千代婆に今日にでも電話しよう。信頼できる専門家と契約を結んで自分の意思を伝えてもらおう。しかし実家の墓じまいをしただけなのに、なぜ九州
前回の続きです。 www.akihiroha.com チヨ叔母さんからの、きつめの相談を受けた四朗さん。 一つ提案をします。 「チヨ叔母さん、遺書を書いてみたら如何でしょう」 あれ、何かおかしい。 一瞬の沈黙のあと、 「何ですって、遺書って貴方、自分が何を言ってるのか分かってるの」 いけない。遺書じゃなくて遺言だ! 遺書じゃそれこそサスペンスだ。 後ろで妻が吹きだすのが聞こえてきた。 実家の墓じまいを手伝った恩を忘れているらしい。 「申し訳ありません。遺書ではありません。遺言です。遺書は死ぬ時に書くもので、遺言は、、、あれっ遺言も死ぬ時に」 電話越しに言いようのない怒りのエネルギーが伝わってきた。 ヤバいぞこれは。 これどうする。 切っちゃって、迷惑番号登録か。 駄目だ、それこそ化けて出てくる。 チヨ婆さんは九州。 化け猫も確か、、、九州。 「遺言と言い、遺書と言い、どちらも私が死ぬ前提の
前回の続きです。 www.akihiroha.com 田宮さん、、、。 田宮チヨさん。 チヨ叔母さん。 www.akihiroha.com 「チヨ叔母さん、ご無沙汰しております」 「四朗さん、急に電話掛けてごめんなさいね。実は折り入って相談があるの」 何だ何だ。 嫌な予感がするぞ。 「相談ってどんな事でしょう」 「何とかしなさいな」 目的も理由も言わずに、いきなり丸投げですか。 勘弁して下さいよ。 しかも後ろの妻が聞き耳立ててる。 「いきなり何とかしなさいと言われても」 「ねぇ四朗さん、貴方昨年墓じまいしたわよね」 「えぇしましたよ、その事は事前に相談いたしましたよね」 うわぁ嫌な予感的中か。 「それで私も色々考えたのよ」 「どのような事でしょうか」 「お墓を壊せるなら、お墓に入らない事も出来るわよね」 はい?意味が分からんぞ。 お墓を壊す事と、入らない事は全く別問題かと思うが。 「私嫁ぎ
分骨とはその名の通り、個人の骨を分けて、それぞれ別の場所にの納骨する事だ。 納骨と書いたが海に散骨する場合もある。 そしてこの分骨の目的は様々だ。 例えば、突然の別れが起き、その悲しみが強すぎる事から故人と離れがたいような場合に行われる。 その場合、手元供養が行われる時が多い。 墓じまいをするときに、覚えた知識だ。 そんな話を妻の由紀子と娘の亜紀子に以前話した事があった。 妻は、お望みならそうするけど、当分は大丈夫かしらとふざけていた。 娘の方は真剣に聞いていた。 そして、今の主人に何かあったらそうするかも知れないと答えた。 娘の主人が急死した。 www.akihiroha.com www.akihiroha.com 娘の主人は散骨が希望だ。 この散骨にもデメリットがある。 例えば、お墓を立てて今までのご先祖様の骨を集めるとき、散骨をしてしまうと骨を集めることができない事だ。 娘の場合、既
「亜希! 亜希!」 遠くで父の声が聞こえる。 母の声も聞こえるが、うまく声が出せない。。。 目の前が暗くなってきた。 過去の出来事が走馬灯のように現れた。 7年前、介護施設。 「こんばんは。」 「こんばんは、いつもありがとうございます。」 「とんでもありません、今日はお父様ご機嫌でしたよ。」 「父は、迷惑かけていませんか。怒りっぽいところがあるから。」 「いえいえ、怒ったことなんか一度もないですよ。」 「それなら良かった。介護大変じゃないですか。」 「私、この仕事好きなんです。勿論楽じゃないですけど。」 「そうですか、すみません変な事聞いてしまって。それでは失礼します。」 「いつもありがとうございます。」 感じの良い人だな、、、。 6年前、レストラン。 「製薬会社のお仕事って、、、やっぱり激務なんですか?」 「それは会社にもよりますし、部署によります。私のように臨床に携わる人間は、、、楽と
墓じまい応用編の、1~3回目は以下をご参照下さい。 www.akihiroha.com www.akihiroha.com www.akihiroha.com 「風葬という言葉を御存じでしょうか。」 おもむろに市役所の職員さんに聞かれた。 「いや知りませんねぇ」 初めて聞く言葉だった。 「ちらっと聞いたことがあるのぅ」 「お義父さん御存じなんですか?」 「いや言葉だけで、実際に見たわけではないがのう」 「勿論現在ではありません。」 「そうなんですか。その風葬とはどのようなものなのでしょうか」 「野ざらしです」 「えっ、、、野ざらし、、、」 「はい、よく人は土に還るって言いませんか?」 「確かに」 「現在の主流である火葬の歴史は浅いです。それまでは、土葬か、それこそ草むらに遺棄するような風葬が庶民の間では主流でした。」 正直言葉が出てこない。 職員さんが続けて話す。 「ではお墓に戻ります。お
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