2010年から、がんも介護保険の対象になった 介護保険というと、65歳以上の高齢者のためのもの、というイメージがあるかもしれません。しかし、2010年の厚生労働省通達によって、がんの患者さんの在宅療養でも介護保険を使うことができるようになりました。40歳以上で医療保険に加入しており、がんの症状が進行したいわゆる末期状態の方が対象です。医療保険と併用するかたちで、介護保険の使用が認められています。 介護保険が使うことができれば、介護用ベッドや車イスといった在宅療養に必要なもののレンタル、あるいは訪問介護サービスなどが1割負担で済むようになります。また、医療保険では2~3割負担の訪問看護サービスも1割負担になるため、治療費がかさむ家計の大きな支えになってくれます。 早め早めの申請が何より大切 がんの患者さんが介護保険を申請する流れを、順を追って説明しましょう。 介護保険の申請窓口は市区町村の介