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パリ五輪
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原爆、天皇、三島由紀夫、東大全共闘。大袈裟な名前を四つほど出しました。それはもう、それがそれである、それでしかない、ということです。 なぜ原爆と天皇を一緒にするか。私たちは原爆とともに生まれ、瓦磯でオギャーといい、天皇が人間に過ぎないというような、平和憲法、日本国憲法ができた。そのとき三島由紀夫は 『仮面の告白』で、俺は生まれたときの記憶があるという捏造(ねつぞう)の眼差しの一点を設定することで、あの作品を成功させた。しかし、我々は捏造でなく、原爆の輝きによって、ありとあらゆる無根拠なオカルト的権力が消滅して、瓦磯が瓦磯である真実そのものの光を放ったところにオギャーと生まれてきた。その精神と眼差しの始まりを、二十歳になったんですから、自分の居場所で再現してみせるということで、我々は解放区をつくり、いかなる権力も介在できない空間を誕生させたわけです。 天皇の消滅ということに関して、認められな
音楽:佐藤薫+BANANA-UG(EP-4 Unit3) 日時:2011年9月1日(木)- 5日(月) 会場:赤坂レッドシアター ◎仏文学者/作家として知られる鈴木さんですが、今回の『アルトー24時』は、その幅広い活動のなかでも大きな比重を占めるアントナン・アルトーについての作品です。そもそも、鈴木さんとアルトーとの縁はどのように始まったのでしょう? とりわけ高校のバリケードの中で読みました。あとガールフレンドの家とか、むさくるしい街角とか、荒んだ空地とか、神社の境内とか、ローカル線の駅のベンチとか、ゴーゴー喫茶(みなさんはそれが何かはご存知ないとは思いますが)とかで。ちっぽけなバリケードの暑い夜は、高校生たちにとって、読書をするには最適の環境でしたし、後からわかったことで後の祭りですが、アルトーの亡霊からのサインがいろいろあったのです。他の諸々の思想を論破するにはこれが最適で、最も性に合
芥正彦責任編集 『芥正彦責任編集 地下演劇 第7号』 – The Underground Theatre Vol.7 by Masahiko Akuta 2023年4月25日発刊! あらゆる思想がドラマツルギーであるという点に立脚した演劇理論誌『地下演劇』、1969年5月の創刊から55年の時を経て、いよいよ第7号が近日発売。この二年間に於ける芥正彦のドキュメンタリーシアターとも言える一冊です。 劇作家・芥正彦による伝説的な演劇理論誌『地下演劇』(1969年より芥正彦編集にて全6巻刊行)が、50年の時を経て続刊。 芥正彦によるドキュメンタリー・シアター、もうひとつの『50年目の真実』がここに。芥正彦責任編集、執筆者多数。 — 潮目は変わった。 かくも残酷な世界、しかし希望の狼煙は上がっている。 論客・芥正彦、50年ぶりの『地下演劇』にて再臨。 芥正彦、”希望の原理”を語る。 劇作家・芥正彦に
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