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ALIVEが取り組んできた動物愛護法の改正が、2012年8月29日、ついに成立。今回の改正で、私たちが求めてきた事項の多くが実現しました。法律の運用の詳細については、今後1年をかけて行われる環境省令の整備に注目を。 1.動物取扱業の規制強化 今回の改正で最大の成果は、動物取扱業に対する規制強化を実現できたことです。特に犬猫の繁殖、販売については、法律がきちんと運用されれば、この業界のレベルを大幅に向上させ、刷新させるものとなるでしょう。 (1)犬猫等販売業に対する規制強化 まず、現在の動物取扱業は、全て「第一種動物取扱業」となります。そして、その中でも特に、犬猫等を販売する業者については、以下の事項が新たに義務づけられることになりました。(対象には、販売のための繁殖をする者も含まれます。また、犬猫以外の動物の範囲は、環境省令で定められることになっています。) ①犬猫等販売業者は、幼齢個体の
八幡平クマ牧場の問題 2012年4月20日、秋田県の八幡平クマ牧場で、飼育されているクマがオリから逃げ出す事故が発生しました。クマに襲われた従業員の方が亡くなり、逃げ出したクマも射殺されるという、痛ましいできごとです。 八幡平クマ牧場は、そもそもクマの飼養管理方法に大きな問題がある施設です。ALIVEでは2003年に秋田県庁にて4者会談(秋田県、地球生物会議、世界動物保護協会、八幡平クマ牧場の所有者)を行い、閉園の方針が受け入れられました。しかし、その後、所有者が変わるなどして、状況の改善はなされないまま、施設の老朽化が進み、クマたちの状況はますます悪化しているとの情報が寄せられました。そこで当会では、2011年10月にその飼養状況を現地調査し、秋田県に対して公開質問書を提出しています。 以下、その回答内容について一部ご報告すると共に、今後どのようなアプローチが必要とされるかを提案したいと
秋田県内のクマ牧場の飼養状況等に関する質問書 秋田県には、八幡平クマ牧場、阿仁クマ牧場という2つのクマ牧場があります。 今年の5月、会員から八幡平クマ牧場に関する情報が寄せられました。ALIVEでは、10月末に現地調査を行い、その結果を踏まえ、秋田県へ以下質問書を提出しました。 秋田県内のクマ牧場の飼養状況等に関する公開質問書 2011年11月15日 秋田県知事 佐竹敬久 様 所轄:生活環境部生活衛生課 御中 当会は、全国規模の動物保護団体として、1991年以降、WSPA(世界動物保護協会)と共に、全国のクマ牧場の実態調査を行い、劣悪なクマの飼養環境の改善などを要望してまいりました。 現在、国内には8つのクマ牧場がありますが、そのうちの2つ(八幡平クマ牧場・阿仁クマ牧場)が秋田県に存在しています。中でも、八幡平クマ牧場については、クマの健康や福祉、衛生面などに大きな問題があり、施設も老朽化
ドイツの動物保護団体の歴史は古く、1871年にすでに200の動物保護団体がそれぞれ独自に活動、1879年、初めて全部の団体が集まってすべての保護団体を結ぶ中心部が設立されました。1930年には約300の動物保護団体、約10万人の会員数となり、ドイツ動物保護法が制定されました。 1952年、第2次世界大戦後で人が生きていくのも大変な時代でしたが、約250の動物保護団体がありました。 そして現在は約700団体、500余の動物の家、80万人の会員がおり、ヨーロッパの中では最大規模となっています。動物の家はすべて民間のもので、遺産贈与や寄付とボランティアで成り立っています。その中心の役割を果たしているのはドイツ動物保護同盟です。 Deutscher tierschutzbund www.tierschutzbund.de 2.ペット税について 犬税はありますが、猫やウサギなど他の動物の飼育には、
家畜福祉の視点からの問題点 ALIVE No.79 掲載より 矢崎栄司 2010年5月、宮崎県で発生した口蹄疫のために、数十万頭もの牛や豚が殺処分されている。BSE、鳥インフルエンザ、口蹄疫と、次々と感染症が発生する背景には、動物の生理、習性、生態を無視した、あまりに過酷な飼育方法にも一因があることを、消費者はしっかりと知る必要がある。 CM映像やポスターに惑わされる消費者の目 これまで、日本の畜産業の実態は一般の消費者の目に触れることはなく、ブラックボックスの中に置かれてきました。 よく乳製品のテレビCMやポスターなどで、乳牛が広々とした牧草地でゆったりと草を食べる姿が映し出されていますが、それはあくまでも消費者に見せるための宣伝用の姿で、実際に乳を生産している牛が牧場の草地に放牧されて育てられることは、ごく一部の放牧酪農を行っている例を除いてほとんどありません。 また、乳牛に限らず、
動物園の檻の中に閉じ込められた動物たちには、自然の中でくらす野生動物には決して見られない、変わった行動(異常行動)が引き起こされてしまいます。 特に目立つのが、同じところを行ったり来たり、首を左右に振り続けるといった同じ動作を反復して繰り返す行動です(常同行動)。 これは動物の本来の行動欲求が満たされないために、別の行動に転化されたものと言われますが、このような異常行動はまさしく動物たちのストレス度のバロメーターとなっています。 ◆ホッキョクグマの常同行動-1頭はいつまでも首を振り続け、1頭は同じところを行ったり来たりしている。 ◆ツキノワグマの常同行動-いつまでも、同じところを行ったり来たりしている。 ◆ゾウの常同行動-1頭は首と足を振り続け、1頭は行ったり来たりを繰り返す。 ◆ライオンの常同行動-歩ける空間が極度に狭く、いつまでも同じところを行ったり来たりしている。 ◆ヤブイヌの常同行
■犬猫の処分数の推移 この統計は、1974年から2003年度までの過去29年間の行政による犬猫の殺処分数を示しています。 行政による犬猫の処分の根拠には、次の2つの法律が関わっています。 ・狂犬病予防法(1950年、昭和25年公布;厚生労働省所轄) ・動物の愛護及び管理に関する法律(1973年、昭和48年公布;環境省所轄) 動物愛護法(動物保護法)が施行された1974年度から、法で定められている「犬猫の引取」数と処分数について、全国統計が取られています(環境省)。 現在、動物行政を所轄している自治体は、都道府県、政令指定都市、中核市、保健所設置市であわせて105自治体です。(平成15年) 一方、狂犬病予防法に基づく犬の「抑留(捕獲)」の統計は、厚生労働省が都道府県単位で取りまとめています。 ■行政による犬の捕獲 狂犬病予防法は、戦前から戦後にかけての狂犬病のまんえんという事態を受けて、公衆
ALIVE No.121表紙 大切な家族の命を守れるのは飼い主だけです。 万が一に備え、迷子札をつける等 所有者明示を徹底することが大切です。 会報 「ALIVE」 121号の 概要と要約はこちら
ALIVE海外ニュース 2001.9-10 翻訳:宮路 動物虐待は、その加害者が、特にそれが児童である場合、他の凶悪犯罪に関与する可能性を示唆するものであり、そのような個人は家族、地域社会にとって危険な存在となり得る、と米国人道協会(HSUS)は報告している。 HSUSは1年かけてまとめたアメリカにおける動物虐待に関する調査報告をこのほど発表した。この調査はFirst Strike Campaignという、HSUSが1997年から展開している動物虐待と人間に対する暴力との関連性について一般市民や専門家の認識を深め、その深刻さや社会に与える影響についての理解を広げる、というキャンペーンの一環としておこなわれたもの。HSUSは会員数700万を超すアメリカ最大の動物保護団体で、調査に使用された資料は、マスコミの報道レポートや地域動物保護団体からの提供による信頼のおけるもので、西暦2000年に全
日本のクマ牧場の実態調査レポート及び改善への提言 調査報告:WSPA(世界動物保護協会) 調査協力:ALIVE(地球生物会議) 2001年12月、東京で開かれた「クマ問題を考えるシンポジウム」で 発表されたWSPAのレポート要約 日本のクマ牧場の調査 序論 日本には野生のクマが生息しているが、その数は近年減少傾向にある。これは、生息地である森林が組織的に破壊され、杉などの植林が進められているためである。現在、野生のヒグマ(学術名Usus arctos yesoensis)は2000頭以下、ツキノワグマ(学術名Selenarctos thibetanus japonicus)は約8000~10000万頭と推定されている。狩猟と「害獣」駆除を合わせると、年間約2000頭が合法的に殺されている。 ツキノワグマは世界的に絶滅のおそれがあり、ワシントン条約のI類にリストされ、国際的な商取引は禁止され
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