平成29年末に審査員の早坂暁氏が御逝去され、また第15回・30年という大きな節目を終えたことから、平成30年度は小説の募集を行わず、これまでの坊っちゃん文学賞を振り返る年にします。具体的には、審査員の椎名誠氏、中沢新一氏、高橋源一郎氏によるトークイベントと、歴代の大賞作品を収録した作品集を制作します。 詳細は決まり次第お知らせします。 松山市は1889年(明治22年)の市制施行以来、四国の中核都市として発展を遂げる一方、文化的にも、正岡子規、高浜虚子など多くの俳人を輩出、夏目漱石の代表作『坊っちゃん』の舞台となった地として全国に知られています。 「坊っちゃん文学賞」は、このような文学的な背景のある本市が新しい青春文学の創造を目指して、市制100周年を翌年に控えた1988年(昭和63年)に創設したものです。 斬新な作風の青春文学小説を隔年で募集し、大賞1作品ならびに佳作2作品を決定しています