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このなかで寛解(Y-BOCSで8点以下)になり、2,3ヶ月おきに受診する患者は3DIを受けた患者の8割程度である。さらに10,20年後になると5割程度が服薬を自ら中断し、来院しなくなる。逆にいえば5割程度は自宅近くのメンタルクリニックに転医する場合も含めて、服薬・受診を継続する。10、20年と長期継続する患者はいったいどのような人なのだろうか? III. SSRIを長期継続する患者と長期継続の意義 1. 1年間の中断後に原井クリニックを受診する患者 2018年の1年間は基本的には診療を休業した、2019年1月から原井クリニックとしてOCDの診療を再開した。1月から4月までに原井クリニックの初診患者は190人だった。そのうちの81%、154人がOCDだった。さらにそのうちの26%、40人がなごやメンタルクリニックで原井を受診していた患者である。筆者の最終処方は全員
これは今まで一般に信じられていることと相反するデータである。プラセボを投与された4人が最も良い。一般治療は最も悪い。一般治療群は薬剤の選択も追加も増量も自由に患者に合わせて行うことができる。使われている薬剤はすでに規制当局によって承認された抗うつ薬などである。医師と患者が自由に治療すると結果が良くないのである。さらに付け加えれば,一般治療群は6ヶ月後のデータである。 プラセボ群の人数が少ないこと,一般治療群の診断や評価が標準化されていないこと,などの限界がある。しかし,一般治療での実感やプラセボが実薬に勝つことが珍しくないことを考えると,この結果には大きな間違いはないと思われる。 l CBTは効くのか? 認知行動療法にもプラセボ反応がある。NIMHによる共同研究 11)がうつ病に対する認知療法の有効性を示している。しかし,この後の研究では対照群に対する治療の条件を変えていくと認知療法の優
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