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新型コロナワクチンの2回目接種を完了した人の3回目の追加接種「ブースター接種」が医療従事者を対象に開始されています。追加接種による中和抗体価の増加で新型コロナの発症や重症化の予防効果が期待されますが、選ぶワクチンの種類によっては産生される中和抗体価が大きく異なるようです。追加接種の副反応については、ファイザー製、モデルナ製ともに2回目の接種後の発現傾向と同等と考えられています。 新型コロナワクチンの多くは2回の接種が基本ですが、ワクチン接種から時間が経つにつれて免疫力が低下するとされます。また、感染力の強いデルタ株やオミクロン株などの変異ウイルスの流行でワクチンの効果が低下するとの懸念が出ており、追加接種の必要性が指摘されています。ワクチン接種を終えた人の免疫を強化するため、日本では、12月から医療従事者を対象に追加接種がスタートしました。来年1月からは高齢者を中心とした一般に拡大され、3
米・モデルナと英・アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンは5月21日に承認されました。すでに先行接種されている米・ファイザー製を含め供給量が大幅が増え、接種スピードの加速が期待されます。これらのワクチンの最新の知見を交え、特徴や有効性などについてまとめました。 ファイザー製はドイツのバイオ企業、ビオンテックと開発したもので、mRNAワクチンと呼ばれています。コロナウイルスがヒトに感染する際に足掛かりとするスパイクたんぱく質の「設計図」となるmRNAを脂質でコーティングして体内に投与し、設計図の情報をもとに細胞中でコロナウイルスのたんぱく質を作らせます。その結果、免疫が誘導されコロナウイルスの感染を予防します。 mRNAは不安定な物質なので、超低温冷凍での保管が必要です。これまでは−75℃前後での保存(最大6ヶ月間)が不可欠とされてきましたが、最近の知見により−20℃前後で最長2
出典:令和2年度厚生労働省行政推進調査事業補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)-健康観察日誌集計の中間報告 この調査は、今年2月から接種を受けた医療従事者のうち約2万人を対象としたもので、年代別の被接種者は、20歳代から50歳代がそれぞれ21〜25%、60歳以上が8.7%となっています。男性34%、女性66%で、職種別では、医師17%、看護師47%、その他の医療従事者36%の内訳でした。1回目の接種を受けた約1万9,000人と、2回目を受けた約1 万6,000人の報告データが集計されました。 それによると、2回目の接種後の方が1回目よりも副反応が強く表れ、年齢が高くなるほど発生率が低下する傾向が認められました。2回目は37.5℃以上の発熱が38.1%(1回目3.3%)にみられ、そのうち、38℃以上は21%を占めま
緊急事態宣言下の地域では、新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、入院患者が受け入れられないケースが生じ、「医療崩壊」が懸念されています。日本は欧米諸国に比べて人口当たりの病床数が多く、感染者数はより少ないのに、なぜ病床はひっ迫しているのでしょうか。 経済開発協力機構(OECD)がまとめた最近のデータによると、人口1,000人当たりの病床数は日本が13.0床で、主要7カ国では、ドイツ8.0床、フランス5.9床、イタリア3.1床、米国2.9床、英国2.5床などに比べて圧倒的に多くなっています(図1)。急性期の病床に限っても日本は7.79床で加盟国の平均3.6床に比べて2.2倍以上突出しています。病院数は2016年のデータでは、日本は8,442カ所と最も多く米国の1.5倍となっています。 1位 8,442 日本 2位 5,564 アメリカ 3位 4,474 メキシコ 4位 3,788 韓国 5位
ファイザー社製新型コロナウイルスワクチンについては、従来型の注射器では5回分しか採取できませんが、ローデッドスペースタイプという特殊な注射器を使うと6回分が採取できるとされます。注射器の種類によってどうして接種回数に差が出るのでしょうか。 ファイザー社製新型コロナウイルスワクチンの1バイアルの原液量は0.45mLですが、1.8mLの生理食塩水を足して希釈するため、2.25mLの量となります。1回の接種で1人に投与するワクチンは0.3mLのため、 計算上7回採取できますが、一般的な注射器を使う場合、注射器の構造上、薬液の一部が筒先(バレル)に残ってしまうため実際には0.3mL以上を吸い上げます。薬液が残る隙間の部分をデッドスペースといい、そこに残ってしまった薬液は、押し込んでも出てきません。注射器で薬液を吸い出していくと、6回目には1回の接種に必要な0.3mLは残っていないとされます。厚生労
新型コロナウイルスの感染拡大のなかで、重症化の目安となる血中酸素飽和度を測定できるパルスオキシメーター(上写真)がクローズアップされています。 肺炎になり肺がダメージを受けると、肺から血液中に酸素が十分に行き渡らず、酸素飽和度が低下します。血中酸素濃度の測定は、新型コロナ患者の病状の判断目安として用いられています。医療機関ではパルスオキシメーターという機器を使い、患者の指先に装着して動脈血液中の赤血球ヘモグロビンが酸素と結合している比率を測定します。厚労省の研究班が策定した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」によると、新型コロナウイルス感染症患者の血中酸素飽和度が「96%以上」は軽症、「93%超〜96%未満」は中等症Ⅰ(呼吸不全なし)、「93%以下」は中等症Ⅱ(呼吸不全あり)と評価しています。患者のICUへの入室や人工呼吸器が必要であれば、重症と判断しています。 従
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