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故村上和雄先生は、「思いが遺伝子の働き(オン・オフ)を変える」という仮説を科学的に証明するために「心と遺伝子研究会」を2002年8月29日に設立しました。それから23年が経過し、多くの成果が得られました。 例えば、「笑い」が糖尿病患者の食後血糖値の上昇を抑えることを示す実験論文がロイター通信を通じて世界に紹介され、世界中から反響がありました。その後の「笑うネズミ」実験では、遊びのモデルで「快」を感じたネズミのストレスが軽減されることが確認されました。「笑い」というポジティブなストレスが良い遺伝子のスイッチをオンにすることが検証されています。 さらに、村上先生は「祈り」に対しても科学的アプローチを試みました。人類は宗教が始まる以前から祈りを実践してきましたし、どの民族にも祈りによる効果が見られます。それが現在も続いているのは、祈りには効果があると広く信じられているからです。科学的なアプローチ
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