転倒時の損傷箇所の割合 転倒時の損傷部位を見ると、頭部が圧倒的多数を占めています。転倒の際に路面や縁石で強打する、あるいは自動車等との衝突で車輪に巻き込まれたり、車体や外板で強打する場合が多いことが原因といわれています。これらによって頭蓋骨骨折や脳挫傷、脳しんとうを起こすケースが多く、死亡に至っています。当然ながら、頭部に損傷を受けると、他の部位に比べ死亡割合が著しく高くなります。自動車やバイクに比して「手軽な乗り物」という油断を生みがちな自転車ですが、いったん事故にあって頭部に損傷を受けると、死亡に至る事故につながります。まずは頭部を守る、つまりヘルメットの着用が何よりも大切であると言えます。