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これら異なった聞き方は本当に同じ結果が出てくるのでしょうか。また、それぞれのワーディング(「かなり」「非常に」)は本当に妥当性があるのでしょうか。 結論からいうと、「かなり」「やや」「どちらともいえない」の組み合わせが、最も均等に日本人が認識する単語なのです。シストラットはこのワーディングをメインに使用しています。 例えば、「非常に」というワーディングを使ってしまうと、下図の下部にあるように、対象者はここに丸をつけづらくなり、当該データは他のワーディングと大きなズレを生じてしまいます。しかし、受け取る方、つまりクライアントは、それぞれを均等のものとして理解します。 いや、分析担当者自身、知らないままに均等だと思いこんでいる場合がほとんどでしょう。それをわからないまま、「『非常に好き』に5点、『好き』に4点…」とウェイトづけをしようものなら、データは大幅に狂ってしまいます。 定性調査と同様、
調査をベースとして戦略構築を行うシストラットとして、戦略理論体系とともに重要なのが調査手法や分析手法です。 正しい認識でなければ、行くべき方向性が見えないからです。 戦略理論もそうですが、調査分析手法も基本的には「先人の英知の集結である伝統的な手法」を重要視します。しかし、それだけでは現代の市場にあったマーケティング戦略が作れないのも確かなのです。 最適価格の調査手法 PSM分析(Price Sensitivity Measurement) 定量調査と定性調査の欠点を同時に解消した言語型データベース リテラル RDBS リサーチ (TM)
「グループダイナミクスは信用しない」 シストラットの定性調査の基本です 「グループダイナミクス」はなぜ日本では通用しないのでしょうか 現在の日本のグループインタビューを支配する思想は「グループダイナミクス」と呼ばれる考え方です。 これは、1つの同種のグループを集めた場合、自発的に対象者が発言すると自然と1つの結論にまとまる、というアメリカのグループインタビューの基本思想に乗っ取っています。 その結果、何が起きるのか。 たった1人の「うるさい」対象者がずっとしゃべり続け、結局2時間の制限時間が終わってしまう。司会者はその間、制止することもなく、他の人に発言を求めることなく、ただ「次のテーマ」を提示するだけです。 グループダイナミクス信奉者はこれでよし、とします。 本当でしょうか? せっかく1つのグループ6人分のリクルート費用、会場費、お茶代、謝礼を用意したのに、1対1でのインタビューと変わら
パッケージデザインの感性を要素別に評価する デザイン・ファクター分析 (TM) 感性の世界の頂点・デザイン 長らく、デザインの分野は感性の塊であると言われてきましたし、現在でもその地位は揺るぐことはありません。 一方で、デザインの良し悪しで売上が変わることは江戸時代の昔からの真実であったし、その重要性は今も昔も変わりません。 しかし、デザインの世界はそれがゆえに、論理や数字が入り込む余地が少なかったのも事実です。マーケティング調査を実施し、デザインの試作品を並べて生活者に好き嫌いを評価してもらったり、それぞれのデザインに対する生活者のイメージを探り、そのデザインの持つ「総合的な」方向性の評価を調べるのが精いっぱいでした。 デザイナーは、結局デザインを作るときは自分の世界を信頼し、それに従ってデザインを組むという昔ながらの方法でしか作業ができません。できあがった試作品について、「生活者は、こ
定量調査・定性調査の利点と欠点 定量調査の利点 【定量調査とは】アンケート・データを数値化して、グラフや数値表を分析する手法です。 「量=数値」を分析するので「定『量』」と呼ばれます。後述する「定『性』」と対をなしています。定量調査では普通、数百人から数千人の対象者にアンケートを依頼します。 ●定量調査は単純な「数値」という存在を介しているので、全体の構造が把握しやすくなります。例えば、「全体のうち賛成派が42%、否定派が40%、保留派が18%」といった短いコメントで、おおよその雰囲気をつかめてしまいます。 ●定量調査は数100人~数1,000人のサンプルを利用しますので、誤差が少なく、実際の数百万人の生活者の意見を凝縮していると見ることができます。 ●定量調査は数字を使うので、他人への説得力が増します。 従って、企業内の他部署や上部組織の説得材料として多用されます。 「実務担当者の最大の
商品・企業の差別優位性チェックポイント DCCM理論 (TM) 【要約のページ】 ベネフィットの限界-商品の差別優位性 いくら理想的なベネフィットを見つけても、すでに市場で同様の商品を販売していたなら、意味がなくなってしまう。また、逆に言えば、同様のベネフィットを持つ商品が市場に存在する場合、対抗商品を上回る投資をすれば、シェアを奪うことも可能ということになる。 サントリーが圧倒的な宣伝費をかけて類似商品を頻発し、ニッカを潰したことがあった。このようにベネフィットが同じ場合、幅広い流通網や多額の投資は、競争を有利に導く。しかしこのやり方では投資効率は低下する。さらに流通力のない企業は、このやり方を踏襲できない。 そのため大半の企業は勝ち目のない競争に挑まねばならなくなってしまう。 DCCM理論は、こうした「力の論理」を補うためのものである。 差別性は情報カオス時代を生き抜くための自衛手段
「私はこう見る」コンサルタント生の本音情報(メルマガ) マーケティング事例をエッセイで解説 電子書籍、スマートフォン、Mac、牛丼。第一線コンサルタントが、ユニークな切り口と視点でビジネスの裏側を分かりやすく解説。発想力を楽しみながら身につけたいすべての人へ。 ●無料会員制で、メルマガ形式とWebマガジン形式が選べます。 ●本来は月刊ですが、都合により、現在の発行は不定期です。ご了承下さい。 【最新記事 - 本記事の抜粋版です。本文は会員登録でどうぞ】 ■激安、お値打ち、妥当価格、お手頃価格は違うのか 【サルにもわかる基礎マーケティング5】【価格戦略】 (2013.10.29) 今回は「シンプルマーケティング」でも対象テーマにしなかった価格戦略のお話です。 価格観調査手法の「PSM分析」はシストラットのページでもトップクラスのアクセス数を誇ります。 ただ、手法なのでメルマガのテーマには細か
最適価格の調査手法 PSM分析(Price Sensitivity Measurement) PSM分析とは…最適な価格設定ポイントを見つける分析手法 たばこや鉄道運賃のように価格が決まっている場合を別にすれば、価格設定は極めて繊細で難しい問題です。一歩間違えれば、せっかくヒットするかも知れない商品がお蔵入りになりますし、売れば売るほど赤字になってしまうことだってあり得ないわけではありません。 「良い商品なのだから、できるだけ高く売りたい」のは企業の偽らざる気持ちですが、一方で、生活者は「自分の納得する価格で買いたい」と考えています。 PSM分析はそのジレンマを解決する1つの解答です。 シストラットはPSM分析を日本で事実上最初に導入した企業です。 コンジョイント分析と並んで、PSM分析に関しては日本でもトップクラスの臨床例を持ち、双方ともに私たちの代表がシストラットを興す以前の1985年
シストラットの約150の戦略理論、約80の調査分析手法 戦略理論や調査手法はコンサルティング会社の財産です。 シストラットでは約150の戦略理論、約80の調査分析手法を駆使して、戦略体系を策定します。 ここでは、その代表的なシストラット独自、あるいはシストラット・アレンジの代表的な戦略理論および調査分析手法を紹介します。
生活者から見た商品の実力度を商品要素別に測る コンジョイント分析 コンジョイント分析とは商品の最適組合せを探る手法 コンジョイント分析はアメリカでは調査会社の75%が使用経験があるという程ポピュラーなのに、なぜか日本ではまだ知られていない調査手法です。 シストラットはコンジョイント分析を日本で事実上最初に導入した企業です。 PSM分析と並んで、コンジョイント分析に関しては日本でもトップクラスの臨床例を持ち、双方ともに私たちの代表がシストラットを興す以前の1985年から28年間の経験とノウハウの蓄積があります。 コンジョイント分析とは、商品やサービスを構成する要素(規格や性能)の最適な組み合わせを探る手法です。 例えば、ミニコンポの場合を考えてみましょう。 ミニコンポが持つ規格や性能の項目といえば、 等々が上げられます。 コンジョイント分析では、生活者から見た要素の最適な組み合わせによる製品
自分を見つめ、敵を知る市場占有率・市場シェアのサイン クープマンの目標値 市場を見きわめるコツ 「市場」の把握を誤ると、その後の戦略もすべて狂ってしまう。 その「市場」の環境は現在、複雑化しており、企業の手ではコントロール不能な要因がからみあっている。「市場」の守備範囲が広くなっているために、一経営者の勘や経験だけでは、市場を簡単に見きわめることができなくなっているのである。 また、メーカーの「思い込み」も、市場環境を正確に把握する妨げになっている。長年生活者の動向に目を光らせ、商品が売れる過程をつぶさに観察し続けたメーカーは、市場も正確に把握できているものと錯覚しがちである。しかし、実際には市場を見極める時点で、間違いを犯しているケースが多いのである。 企業が失敗しがちな点とは何か? まず、自分の立場を正確に認識していない、つまり、自社が弱者なのか強者なのかを把握せずに失敗している例が多
株式会社シストラットコーポレーション:マーケティング戦略コンサルティング このサイトは、消費財の事業戦略およびブランド戦略を専門とした マーケティング・コンサルティング企業、 シストラットコーポレーションを紹介しています。 実務担当者やマーケティング知識のある方は 「戦略理論・調査分析手法」コーナーをお楽しみ下さい。 一般の方は豊富なマーケティング事例が楽しめるエッセイ・メルマガ 「私はこう見る」コーナーへどうぞ。 今年も元気にシストラット・セミナーを開催します。 テーマは「差別優位性」および「Lて山スラッシュ理論」です。開催日はリアル版2023年10月28日(土)およびリモート版11月1日(水)です。 2023.10.5 3年ぶりにシストラット・セミナーを開催します。 テーマは生活者心理新理論2つ。開催日はリアル版2022年10月8日(土)およびリモート版10月12日(水)です。 202
商品・企業の性格をはっきりさせ、次の一手を読む プロダクトコーン理論 (TM) 【要約のページ】 ひとりよがりだった企業の商品定義 企業がマーケティング活動を行う場合、まず商品の「性格」を定義する必要がある。商品の定義の方法は、試行錯誤を重ねながら時代とともに変遷してきた。まずは、どのように移り変わってきたのか、そして現在、商品はどのように定義されているかを説明しよう。 マーケティングという観念が日本に導入されたのは、昭和30年代初期である。 当時は、企業といえば大半が第二次産業だった。この時代の商品の定義は、おもに製造部門のためのものだった。すなわち「サイズは○○センチ」「重さは○○キロ」といった具合である。こうした定義は「規格」と呼ばれている。つまり規格とは、企業側の商品の定義である。当時は技術レベルも現在とは比較にならぬほど未熟で、企業も小所帯だった。そのため社員が各自の努力で商品知
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