新ひだか町のレックススタッドに繋養されているヤマニンゼファー(牡21歳、父ニホンピロウイナー)が、今シーズンをもって種牡馬を引退することが決まった。今後は生まれ故郷である新冠町の錦岡牧場で、功労馬として余生を送る。 ヤマニンゼファーは父ニホンピロウイナー、母ヤマニンポリシー、母の父ブラッシンググルームという血統。1988年5月、母ヤマニンポリシーの3番仔として錦岡牧場で誕生した。 旧4歳時、91年3月の中山でデビュー勝ち。この年ダートで3勝を挙げると、暮れのスプリンターズS (G1)に出走。重賞・芝未勝利の身でのG1初挑戦となったが7着と善戦した。古馬となり京王杯スプリングC(G2)3着を挟んで出走した92年の安田記念(G1)では、11番人気の評価を覆して優勝。初重賞勝利をG1で飾り、G1ウイナーの仲間入りを果たしたと同時に、父ニホンピロウイナーに続き父仔2代安田記念(G1)制覇と