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はじめに インフルエンザ等の急性呼吸器疾患の感染予防として、医療機関や市井において日常的にマスクを着用している姿が多く見受けられます。日常的なマスク着用が感染予防にどれだけ効果があるのか、現在までのマスク着用の有効性に関する報告等について述べます。 マスク着用単独での感染予防効果 インフルエンザ発症者がマスクを着用することで家庭内感染を防ぐことが可能であるか検討した調査が、2008~2009年のフランスにおけるインフルエンザ流行時期(フランスにおいてサーベイランスシステムに報告されるインフルエンザ様疾患の国内発生率が算出閾値を超えた期間)に行われました1)。インフルエンザ診断テスト陽性となり、48時間症状が続いている患者のいる家族を対象として、マスク着用群とコントロール群に分け、マスク着用群では発症者が他の家族と同じ部屋や限られた空間(車の中など)にいる場合にマスクを着用することを5日間実
指導:東京医療保健大学 名誉学長 小林 寬伊 監修:東京医療保健大学/大学院教授 大久保 憲 執筆:吉田製薬 文献調査チーム
(1)ベンザルコニウム塩化物1~8) ①特徴 陽イオン界面活性剤(逆性石けん)であり、石けんとは逆の荷電を有している。基本的には非生体向けの消毒薬であり、主に家具、床などノンクリティカルな環境の消毒に用いる。食品分野においても長年繁用されている。金属製品、繊維製品に対する腐食性は少ないが、患者間で再利用するセミクリティカル、クリティカル器具の消毒には十分な殺菌力を期待できない。 日本においてはクロルヘキシジングルコン酸塩の粘膜適用が禁忌となっているため、皮膚粘膜に対する刺激性や臭気の少ない実用濃度の逆性石けん液は粘膜に適用する場合がある。微生物汚染された逆性石けん液を膀胱鏡あるいは心臓カテーテルに使用したために感染症を引き起こしたという報告や静脈カテーテル挿入部の皮膚消毒に汚染された綿球を使用したために敗血症を引き起こしたという報告がある9)。また微生物汚染を減少させることを目的として8~
1 抗微生物スペクトル概説1~9) 各種消毒薬はそれぞれ固有の抗微生物スペクトルを持つ。このことは、消毒薬を選択する上で留意する基本的な事項である。Spauldingは殺滅可能な微生物によって、消毒を高水準消毒、中水準消毒、低水準消毒の3つに分類した。これらの消毒水準を達成できる消毒薬を本テキストでは、それぞれ高水準消毒薬、中水準消毒薬、低水準消毒薬という。 微生物の消毒薬に対する抵抗性は細菌芽胞が一番強く、なかでもバチルスの芽胞が最も強い。次いで結核菌やウイルスが続くが、ウイルスの消毒薬抵抗性は様々であり、一般にエンベロープの有無が消毒薬抵抗性を左右する。エンベロープを有しないポリオウイルスなどは消毒薬抵抗性が強いが、エンベロープを有するインフルエンザウイルスなどは抵抗性が弱い。従来、エンベロープを有するB型肝炎ウイルスの抵抗性は強いと認識されていたが、アルコール10)、ポビドンヨード1
Vol.27 No.2 (最新号) 総説 新型コロナウイルス感染症の 中期および長期のリスク分析 INFORMATION WINDOW 院内で培った感染対策ノウハウを地域にも還元する CARLISLE CROSSROAD With コロナ時代に期待されるInfection Control と 薬剤師が押さえておきたいポイント 海外レポート 医療資源の限られた 海外での感染症対策
消毒薬テキスト 感染制御において消毒薬が果たすべき役割を科学的な見地から見直して解説し、医療関係者が消毒薬の適切な使用を進めて行く上で参考となるように基本的事項についてまとめた解説書です。
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