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都知事選
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デジタル技術は 活字と視聴覚を架橋し、これまで多様な方式で蓄積されてきた文化的記憶を統合的に扱う。こうした技術的可能性にいち早く着目し、新たな記憶のプラット フォームを構築してきたのは、グーグルをはじめとするグローバル企業である。しかし、20世紀の大衆消費社会における文化資源の生産・流通・消費のサイク ルを支えたマスメディア産業に代わり、やがて地球規模で広がる新たな知識循環型社会における文化資源の保存と活用、価値の創造のサイクルを支えていくの は、これまで公共的な文化施設として整備されてきた図書館、博物館・美術館、文書館・資料館、フィルムセンター、番組アーカイブなどの機関と大学、この新 たな体制に適応した文化産業の横断的な連携、すなわちMALUI連携である。この場合、MはMuseum、AはArchives、LはLibrary、U はUniversity、IはIndustryを示す。これらの
人びとの集まりの場におけるドラマ(上演=パフォーマンスとしての意味/文化)の生成について考えるところから出発し、近代化の中での都市文化やメディア文化、それらが営まれる空間やメディアとそこで作動する権力を問い返す作業を進めてきました。 80年代には都市論が中心で、東京の盛り場における集まりの構造変化を扱う研究をまとめましたが、90年代以降、一方では、近代の国民国家形成と大衆動員をテーマに博覧会や天皇巡幸、運動会などについて、他方では、米軍の基地文化から家庭電化や東京ディズニーランドまでの空間消費を事例に、戦後文化の中でのアメリカニズムについて考えています。同時に、情報技術の社会的構築とその日常的消費、1920~30年代における知の地殻変動のなかでコミュニケーション研究や文化研究の系譜学を問う作業も進めています。
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