トヨタ自動車が系列の部品メーカーに対し、部品価格を現行から3割程度引き下げるよう求めていることが分かった。21日までに部品メーカーに要請した。今後3年内に実施する計画で、12年から販売する新車価格を抑えて需要を喚起するとともに、今後成長が期待される新興国市場での価格競争力を高める。 コスト削減は全車種が対象。約200点に及ぶ部品のすべてを見直し、一部で過剰品質になっていた部品について、「価格帯に応じた必要最低限の品質」(幹部)への切り替えを進める。 トヨタは過去にも系列部品メーカーを巻き込んだ原価改善を行っており、00~06年に累計1兆円規模のコスト削減を実施。08年3月期決算では、2兆円を超える過去最高の連結営業利益を計上した。 しかし、世界的な景気悪化で自動車販売が激減。09年3月期決算では、71年ぶりとなる連結営業赤字に転落し、10年3月期も2期連続の赤字となる見通しとなっている。
[東京 21日 ロイター] 東京証券取引所の新システム「arrowhead(アローヘッド)」が2010年1月4日から稼動する。取引の高速化で株式売買の景色が激変しそうな中、短期的な売買による利益を収益源としているディーリング専業や、経営に占める比率が高い中小規模の証券会社にとって、アローヘッド導入は死活問題になる可能性が出てきている。 長らく中小証券がひしめいていた業界の地図を塗り替え、再編のうねりが高まる年になるのではないかとの声が広がっている。 年明け後の株式市場では、目視で株価の微妙なアヤをとらえて稼ぐ「人間技」では太刀打ちできなくなる。東証は「投資家が注文を出そうとする間に、何度も取引が行われる可能性が生じる。動きが速いことからザラ場中の成り行き注文は慎重に行った方がいい」(市本博康株式部長)と指摘する。 ディーリングを専業とする中堅証券会社に所属するディーラーは「外資系証券のアル
[東京 21日 ロイター] アローヘッドの導入によって一部の個人投資家は投資スタイルの変更を余儀なくされることになりそうだ。あまりの高速取引となるために、売買情報のみに基づいて取引判断するような手法は、事実上不可能になるからだ。 12月21日、東京証券取引所に新システムのアローヘッドが導入されることにより、一部の個人投資家は投資スタイルの変更を余儀なくされることになりそうだ。写真は東京証券取引所のビル。昨年11月撮影(2009年 ロイター) 今後は相場のトレンドやバリュエーションに基づいた投資手法が主流になる見通し。一方、機関投資家にとっては、アルゴリズム取引を行いやすくなるほか、トラッキングエラーの減少などリスクが軽減されるなどメリットが多い。 <米国ではデイトレーディング学校が減少> 最も影響を受けるとみられているのが、1カイ2ヤリといった超短期の取引手法を得意とする一部のデイトレーダ
自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記述し、障害者団体などから批判を浴びた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が21日、福岡市内での講演でこの話題に触れ、「木の枝の先が腐れば切り落とす。そうしないといけない」「表現として厳しいが刈り込む作業をしないと全体が死ぬ」などと発言した。 講演後の記者会見で竹原市長は「『腐った木』とは障害者を指したのか」と聞かれ、「違う」と否定。「どういう意味だったのか」と繰り返し質問を受けたが、「答えない」「新聞は言葉狩り」などと言って回答を拒んだ。 講演会は、福岡市内の民間信用調査会社が企画。集まった会社経営者ら約20人を前に、竹原市長は約40分間、マイクを握った。 講演では自らの死生観に触れ、「みなさんもいずれ死ぬ。植物を考えればわかる。葉っぱや花が散って土壌になる。私たちは葉っぱ、枝」などと表現。その上で「社会は木を育て
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