長い夏休みをとるのはいい。しかし休みをとったら公務に専念すべきだ。そしてその事を安倍首相自ら公務復帰後の記者会見で国民の前で語ったばかりだ。ところがその安倍首相がきのう24日から中東・アフリカに出発した。夏休みのは外遊だ。公務に専念するというのはウソだったのか。そう思っていたらきょう8月25日の東京新聞を読んでさらに驚いた。政府専用機で羽田空港を出発する前に記者団にこう答えたというのだ。「日本にとって死活的(に重要)な中東地域を訪問し、包括的な関係を強化していきたい」と。これはもはや悪い冗談だ。 バーレーン、クウェート、カタール、ジブチのどこが日本にとって死活的に重要だというのか。それよりも、なによりも、このタイミングで外遊する無責任さはどうだ。安倍首相は間違いなく放射能汚染水漏れについて逃げ回っている。日本と言う国の存亡がかかっている放射能被害について、収束するどころか被害が広がっている