京都府舞鶴市で平成20年5月、府立高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=を殺害したとして、殺人と強制わいせつ致死の罪に問われた無職、中勝美被告(65)=別事件で服役中=について、最高裁第1小法廷=横田尤孝(ともゆき)裁判長=は、検察側の上告を棄却する決定をした。決定は8日付。中受刑者を無期懲役とした1審京都地裁判決を破棄し、逆転無罪とした2審大阪高裁判決が確定する。 同小法廷は「被害者の遺留品の特徴に関する受刑者の供述が、捜査機関の示唆や誘導によってなされた可能性があるとした2審の判断は合理的」とした。5人の裁判官全員一致の結論。中受刑者は捜査段階から一貫して無罪を主張。直接証拠はなく、事件前の目撃証言など、状況証拠の評価が焦点だった。 1審が有罪の根拠とした「犯行現場付近で、若い女性と受刑者に似た男を見た」とする目撃証言について、同小法廷は、辺りが暗い時間帯に数秒間目撃したにすぎず、受刑
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