豊洲市場の問題で東京都の専門家会議が開かれ、市場の安全性をさらに高めるため、地下の空間の底をコンクリートで覆うなどの対策案が示されました。ただ、土壌汚染を環境基準以下に抑える「無害化」をめぐって、業者などの出席者と、専門家会議や東京都の間で議論がかみ合わず、会議は途中で終了し、改めて議論することになりました。 このあと、出席した市場業者などから、都が7年前、移転の条件として設定した土壌汚染を環境基準以下に抑える「無害化」が達成されておらず、約束が守られるのか疑問だなどとして、専門家会議と東京都に対し無害化の条件を今後も守る意思があるのかどうか明らかにするよう求める意見が相次ぎました。 これに対し平田座長は、「盛り土に代わる対策を検討するのがわれわれの仕事で、無害化するという都の方針を議論する場ではない」と述べ、理解を求めました。また、東京都の村松市場長は「無害化が達成できていないことは真摯