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日銀は5日発表した4月の金融経済月報で、国内景気の基調判断を「下げ止まっており、持ち直しに向かう動きもみられている」として、4カ月連続で上方修正した。3月は「下げ止まっている」と判断していた。4カ月連続の上方修正は、2003年9~12月以来となる。海外経済の持ち直しや個人消費の堅調さなどを踏まえた。項目別でも判断引き上げが相次いだ。輸出は「下げ止まっている」と評価。鉱工業生産は「下げ止まってお
4月5日、黒田日銀総裁は衆議院議運委員会で行われた所信聴取で、金融緩和策の出口戦略について語るのは時期尚早だが、出口のリスクについても検討したい、と述べた。写真は2日、都内で撮影(2013年 ロイター/Issei Kato) [東京 5日 ロイター] 黒田東彦日銀総裁は5日午前、衆院議運委員会で行われた所信聴取で、現在の株式・債券市場はバブルではないと述べた。金融緩和政策の出口戦略については「時期尚早」との認識をあらためて示したが、議論していく場合には、金融システムの安定に十分配慮すると語った。 黒田総裁は4日、就任して初めて開いた金融政策決定会合で、大規模な国債買い入れを中心に市場に大量の資金供給する「量的・質的金融緩和」を打ち出した。市場の想定を上回る内容となったことで、市場では長期金利が過去最低水準に低下するなど債券高や株高が急速に進行している。黒田総裁は「現時点で株式にしても債券に
4月2日、米議会が経済回復に向けての政策で意見が一致することはあまりないが、今こそ包括的資本主義を協議の優先事項に持ってくるべきだ。写真は2012年7月、ニューヨークで行われた反格差社会デモで撮影(2013年 ロイター)
4月4日、黒田東彦日銀総裁の下で初となる金融政策決定会合では「量的・質的金融緩和」が導入され、為替市場では円安に大きく振れた。写真は都内の証券会社前で同日撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino) [東京 4日 ロイター] 黒田東彦日銀総裁の下で初となる金融政策決定会合では「量的・質的金融緩和」が導入され、為替市場では円安に大きく振れた。 しかし、市場関係者の間では、ドル/円がさらに上昇を続けるとの見方は強まっていない。多くの緩和メニューが一挙に打ち出されたことで、次に何が打ち出されるのかかえって見通せなくなったためだ。5日には3月米雇用統計が発表されるが、日銀要因が一巡したことで、ドル/円は早くも正念場を迎えることになる。
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