シリアの内戦の終結を目指す和平協議でアサド政権側と反政府勢力側は、1日も仲介役の国連と個別に会談する予定ですが、シリアの首都近郊で70人以上が死亡する爆発を巡って双方が非難し合い、交渉は難航する見通しです。 アサド政権の代表であるジャファリ国連大使は記者団に対し「われわれは、テロと戦うふりをしている政治的なグループがテロリストやその支援者と連携しているとこれまで繰り返し指摘してきた」と述べ、反政府勢力側を非難しました。 これに対し、反政府勢力の代表団のメンバーは1日、NHKの取材に対し「爆発の現場はアサド政権の支配下にあり、反政府勢力が実行することは不可能だ。われわれを非難する理由を作り、和平協議を失敗させるための政権側による自作自演だ」と反論しました。 シリアではISの活動が活発化するなか、一刻も早い停戦の実現が求められていますが、その前提となる政権側と反政府勢力側による直接交渉の実現に