香港のトップ、行政長官を選ぶ選挙が来年3月に行われます。11日、この選挙で投票をする委員を決める選挙が行われ、親中派が過半数を維持したものの、民主派が勢力を大幅に拡大したことから一定の影響力を得たと受け止められています。 その選挙委員の選挙が11日、行われて、12日、開票結果が発表され、投票率は、暫定値で46%と5年前の前回と比べて19ポイント高く、過去最高となりました。 地元メディアによりますと、この結果、中国寄りの親中派が改選前に続いて過半数を維持したものの、中国に批判的な民主派は120人増やして325人の委員を確保しました。 地元メディアは、中国政府に忠実な現職の梁振英行政長官に対する有権者の不満が示されたもので、民主派は一定の影響力を得たと分析しています。 来年の選挙をめぐっては、すでに梁長官が再選を目指さない考えを示していて、香港政府ナンバー3の曽俊華財務官が12日、辞表を提出し