[東京/ワシントン 29日 ロイター] - 北朝鮮は29日未明、同国西岸から大陸間弾道弾(ICBM)とみられるミサイル1発を発射した。ミサイルは高度4000キロ以上に達し、53分程度飛行、日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。通常の打ち方をすれば米国東海岸まで届いた可能性がある一方で、ICBMに必要な大気圏への再突入技術などを確立できたかどうかは不明だ。 北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは約2カ月半ぶり。同日午後に国営メディアを通じ、新型ICBM「火星15」の発射実験に成功したと発表した。今年7月に発射した「火星14」の発展型とみられ、米国全土への到達が可能としている。金正恩・朝鮮労働党委員長は発射の成功を見届けた後、同国がミサイル技術を確立し、核兵力を完成させるという目標をついに実現したと宣言した。 日米韓各国とも、ミサイルはICBMの可能性が高いと分析。日米首脳は電話会談