[東京 18日] - 前回12月11日付のコラムでは、2018年の投資戦略に関して、総じて楽観方向で考えていると述べた。2018年はまだ始まったばかりだが、年初からの米国株を中心とした世界株式市場の大幅高は、筆者の見立てが正しいことを示しているかもしれない。 振り返れば、2017年の世界経済は5年ぶりの高成長となった。年末にかけて上振れしていることから、2018年の成長率はさらに高まる見通しだ。トランプ米政権が看板政策としていた減税法案は、時間はかかったものの、昨年末に議会で可決された。経済押し上げ政策がない中で、2017年の米成長率は2%を上回った。2018年は減税政策によって2%台後半に届く可能性が高いと筆者は考えている。