ちなみにワクチンを希望する医療従事者は480万人で、接種は2月17日からスタートし、現在も続けられている。 新型コロナワクチンの効果は大きい。免疫力(抵抗力)が低下して新型コロナ特有のサイレント肺炎や血栓症などで容体が悪化したり、命を落としたりする危険性の高い高齢者にとっては必要不可欠である。高齢者への接種の後には心臓病や血糖障害などの基礎疾患(持病)のある人への接種が続く。できる限り多くの人々が免疫力をつけ、社会全体で流行を防いで感染拡大を収束させたい。 ワクチンは4月5日の週から全国の自治体に配送される。具体的な供給量は、東京、大阪、神奈川の都県にそれぞれ2000人分、残る44道府県には1000人分ずつ配り、その後、量を増やしていく。厚生労働省によると、ワクチンを広く行き渡らせることを優先した結果、少規模でのスタートとなった。今後、供給量が増えるのを待って順次、全国に配送されていく。