(CNN) ロシア大統領府は、すべての条件が満たされるまで、黒海での穀物輸出に関する協定に復帰することは「不可能」だと明らかにした。国連のグテーレス事務総長による復帰の提案をはねのけた形だ。 ロシア大統領府のペスコフ報道官は25日、グテーレス氏からプーチン大統領に宛てた書簡のなかで、特定の行動計画と、いつかこれらの協定のロシア側の内容について履行することが可能になるとの約束が改めて示されたと述べた。 ペスコフ氏は「残念ながら、約束が履行されていないため、現時点では、この協定に復帰することは不可能だ」と述べた。ペスコフ氏によれば、プーチン氏は同時に、条件が満たされれば、速やかに協定に復帰するというロシア側の意向を明確に伝えたという。 ロシア政府は、現在の協定では、ロシアが自国の食物を十分に輸出することができないと繰り返し主張してきた。 ペスコフ氏は、ロシア政府が、ウクライナの穀物供給ルートを