林芳正外相は18日、訪問先のドイツ・ミュンヘンで中国外交トップの王毅共産党政治局員と会談した。林氏は、過去に日本領空で確認された中国の偵察用気球とみられる飛行物体に関し、「いかなる国の気球でも許可なく領空に侵入すれば領空侵犯になる」と警告した。 林氏は会談で、中国がロシアと連携して尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺などで軍事活動を活発化させていることに対し、「深刻な懸念」を伝えた。両氏は日中両政府の外交・防衛当局高官による「安保対話」を開催する方針で一致した。22日に日本で実施する。 王氏は日本政府が中国からの渡航者に実施している新型コロナウイルスの水際対策を取り上げた。 林氏は北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難。両氏は、拉致問題を含む北朝鮮対応について緊密に連携していくことを確認した。
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