公益財団法人 共用品推進機構 専務理事 星川安之 1. 柏餅からシャンプー、ボディソープへ 江戸時代、日本人は後世に残る和菓子、「柏もち」を発明しました。その発明とは、味噌餡(あん)の入った餅に巻く柏の葉は裏を、こし餡(あん)に巻く柏の葉は表が上になるように包んだということです。葉の表と裏は、見た目でも分かりますが、触った感触が違うので、目の不自由な人にも識別することができます。 その工夫は300年の時を経て現在(の日本)に「他人の事を考える」という思考がしっかり受け継がれています。20年前、リンス容器と触って識別するため、シャンプー容器の側面に、ギザギザがつきました。それは、目をつむって髪の毛を洗う多くの人だけでなく、目の不自由な人にも識別することができるとても便利な工夫です。その工夫が始まって約20年、目の不自由な人にとっては、シャンプー、リンスと並んでいる「ボディソープ」も識別し
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