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世界マンガ大系となっているが、主に『闇の国々』が大きく扱われており、昨年の海外マンガフェスタでの講演、スクイテン&ペータースへのインタビューなど充実した内容となっている。また、BD作家フレデリック・ペータースの『青い薬』の抄訳も収録。
イタリアのマンガ家・イラストレーター、セルジオ・トッピ(Sergio Toppi)氏が、8月21日、ミラノにて死去していたことが、数日前に各メディアによって伝えられました。享年79歳、11月に80歳を迎える直前のことでした。 洒脱にして大胆なコマ構成と、ペンを縦横に駆使して描き出す印影が強い独特の作風で、世界各地の民族的なモチーフを描くことを得意としていました。日本にも強い関心を持ち、『短歌』(Tanka)など日本を舞台にしたマンガやイラストを多数制作しています。 同世代のユーゴ・プラット(Hugo Pratt)やグイド・クレパックス(Guido Crepax)らとともにイタリアを代表する作家の一人であり、またディノ・バッターリア(Dino Battaglia)とは特に深い親交がありました。 1950年代から複数の雑誌でイラストを発表。1957年にパゴット兄弟のアニメ制作スタジオで働きはじ
昨日3月10日朝(フランス時間)、バンドデシネ界の巨匠でありメビウスの筆名でも知られる作家ジャン・ジロー氏が、癌との長い闘病生活の末、パリにて逝去されました。 ジャン・ジロー名義では写実的な西部劇『ブルーベリー』を描く一方で、メビウス名義では『アルザック』など幻想的なSF作品を生み出し、世界的なビジュアルSFブームを巻き起こしながら、バンドデシネの世界のみならずアメリカン・コミックスや日本のマンガにも多大な影響を与えました。彼がいなければ私たちのビジュアル文化はもっと貧しいものになっていたでしょう。 2009年の来日時、京都と東京で精力的にイベントをこなされる氏の姿は、まだ日本のファンの記憶に新しいところです。2010年末から2011年初頭にかけてはパリのカルティエ現代美術財団において展覧会 MOEBIUS-TRANS-FORME が開催され、日本では2010年に『アンカル』が、2011年
今年もヨーロッパ最大の漫画イベント、アングレーム国際漫画祭が始まるベデよ! 去年に引き続き今年も最優秀作品賞受賞作予想大会を開催するベデ! 「読んでもいない作品をどうやって予想するんだ」と言う前回の反省を生かして今年は投票対象であるオフィシャルセレクションにノミネートされた全作品の邦題と簡単なあらすじを載せてみたベデよ、これでちょっとはイメージが出来るベデかね? ルールは簡単、このオフィシャルセレクションのノミネート作の中からあなたが最優秀作品賞選ばれると思う作品を一作選んで@BD_kun宛にハッシュタグ#BD_fes2012を入れて投票してくださいベデ。投票はお一人様一回までとさせていただきますベデ。 応募期間は1月16日(月)~28日(土)、見事最優秀作品賞作を的中した方には豪華景品も当たるのでドシドシご応募下さいベデ!
さてさて、今年ももう残りわずかベデが、本当に沢山の邦訳BDが出たベデ。 1年の総まとめと言う事で、ちょっとおさらいしてみるベデ! 今年最初に出たのは国書刊行会BDコレクションの1冊『アランの戦争』ベデ! ギベール先生の神業作画動画も話題になったベデ。 国書刊行会のBDコレクションはこの他に『イビクス』と『ひとりぼっち』と言う作品が出ているベデ そろそろ続刊の話を聞きたいベデが、コレクションと銘打ったんだからまさか3冊で終わらないベデよね~?国書さん?
11月15日から11月30日まで半月の期間募集した『この海外マンガがすごい2011』は、総投票数184票と沢山の方にご参加いただいて、大変面白いランキングが出来上がったベデ! ご協力くださったみなさま本当にありがとうございましたベデ! 候補作品はどれもいい作品ばかりで1つだけ選ぶのは大変だったと思うベデが、それぞれが個性的で一癖も二癖もあるような作品ばかりなせいか、各人の思い入れのある作品が多様に分かれて興味深い結果となったベデよ。 それでは結果発表ベデ~♪ ●第1位 『皺(しわ)』(16票) 『皺(しわ)』:パコ・ロカ 著、小野耕世/高木菜々 訳(小学館集英社プロダクション) 並みいる有名作品を抑えてなんと、日本ではほとんど知られていないであろうスペインの若手作家パコ・ロカ先生の作品が1位に輝いたベデ! 内容が素晴らしいのは言うまでも無いベデが、このような作品が邦訳され、多くの人に評価さ
ベデくんツイッター開始一周年企画として「この海外マンガがすごい2011」を開催するベデ! 一昨年ほど前から海外マンガの邦訳出版がかなり活発に行われており、質量共にとても充実してきているベデが。海外マンガってあんまり情報がないし、値段も高いし、どれ買ってみれば良いかわからない!と言う方も多いと思うベデ そこで海外マンガをこよなく愛するみなさまに、ここ1年以内(2010年11月~2011年10月)に出た海外マンガ邦訳でオススメの作品をご投票頂いて、これから読んでみようと言う方やどれを買えば良いか迷っている方の指針となるようなランキングを作ったら面白いのでは無いかと考えたベデ。 別に候補作全てを読んでいる必要は無くて、あなたが読んだ作品の中からこれはとっても良かったと思う一作を投票してくだされば良いベデよ。 それを僕が集計して1票1ポイントでランキングにするベデ! 投票された方の中から抽選で豪華
7月23日土曜日より東京工芸大学中野キャンパス図書館にて「19世紀末~20世紀前半アメリカ漫画資料展」が開催されています。 これは「川崎市市民ミュージアム」の所蔵する19世紀末~20世紀前半のアメリカ漫画資料のコレクションを紹介 する意図で計画された展覧会で、当初、コレクションを十分研究調査した上で準備する予定だったそうですが、3月11日の東日本大震災のため、50点弱の資料展示になってしまいました。 しかし、この知られざるコレクションの研究上の価値の一端は示せるのではないかと思いますと事でした。 展示構成は ①アメリカにおける、漫画技法書の時代的変遷 『スクリブナー』誌掲載「コンテンポラリー・アメリカン・カリカチュア」の記事(1889年)、グラント・ライト著『ジ・アート・オブ・カリカチュア』(1904年)を始めとする、カートゥーン、カリカチュア、コミック・ストリップの変遷を概観する歴史研究
こんにちは、またまたベデくんだベデ! 以前邦訳バンドデシネ・ガイド 2010年版と言うのを書いたベデが、昨年に引き続き今年も邦訳バンドデシネ(以下BD)は絶好調ベデ~! 「これはまとめておかないとまたみんな判らなくなっちゃう!」という事で今年もどんどん出版される作品をまとめちゃうベデよ! 【2011年に邦訳されたもの、及び予定があるもの】 『アランの戦争 アラン・イングラム・コープの回想録』(国書刊行会) BDコレクション第3弾、その静かな語りと超絶技巧をご堪能あれベデ。 『Le Petit Monde 3 la casa feliz』(集英社) 日本人作画家とフランス人原作者のコラボ作品、ついに最終巻ベデ。 『レヴォリュ美術館の地下―ルーヴル美術館BDプロジェクト』(小学館集英社プロダクション) ※5月20日発売予定 ルーブル美術館BDプロジェクト第2弾、去年京都マンガミュージア
こんにちは、またまたベデくんだベデ! 以前邦訳バンド・デシネ・ガイドと言うのを書いたベデが、昨年に引き続き今年も邦訳BDは絶好調ベデ~! 「これはまとめておかないとまたみんな判らなくなっちゃう!」という事で今年もどんどん出版される作品をまとめちゃうベデよ! 【2011年に邦訳されたもの、及び予定があるもの】 『Le Petit Monde 3 la casa feliz』(集英社) 日本人作画家とフランス人原作者のコラボ作品、ついに最終巻ベデ。 『ユーロマンガ vol.6』(飛鳥新社) ※今春発売予定 殆どの掲載作品がこの号で終わってしまうので、今後の動向についても要注目の号ベデ! 『岸辺露伴ルーヴルへ行く』(集英社) ※5月19日発売予定 ルーブル美術館BDプロジェクトの第5弾として、日本の漫画家さんから荒木飛呂彦先生が抜擢されたベデ! 『レヴォリュ美術館の地下―ルーヴル美術館B
こんにちは!ベデくんだベデ。 ※最新の2011年版はこちらベデ 「最近邦訳BDが好調なのは良いんだけど、把握しきれないのでまとめて欲しい!」という要望があったのでBD研究会のブログを借りてリストを作ってみたベデ~。リンク先は一部以外アマゾンの商品ページになってるベデ、気になる作品は要チェックベデ! 【2010年に邦訳されたもの、および今後出版予定のもの】 『オリブリウスのゆかいな冒険』(くらしき絵本館) くらしき絵本館公式サイト 岡山の絵本出版社の邦訳BD第2弾ベデ。アマゾンでは取り扱ってないから出版社のウェブサイトにてご購入くださいベデ。 『ユーロマンガVol.4』(飛鳥新社) ユーロマンガ 公式サイト 日本でも人気上昇中のアルチュール・ド・パンスの『小さな嘘』や『アンカル』の邦訳に先立ちスピンオフエピソードの掲載など充実した内容になってるベデ。 『Le Petit Monde 1 Va
地図はこちらベデ↓ http://www.institut.jp/ja/contacts#tokyo 参加費や会場費はかかりません、事前予約なども一切いらないので当日そのままおこし下さいベデ。 今回はアンスティチュフランセで毎年開催しているフィランコフォニーのお祭りに関連して来日される、スイスのバンドデシネ作家ダヴィッド・ボラー(David Boller)先生がゲストとしてお話してくれますベデ! David Boller(ダヴィッド・ボラー) ウェブサイト:http://m.bedetheque.com/auteur-4352-BD-Boller-David.html スイス出身。グラフィックノベル、イラストレーション、ストーリーボードなど活躍は多岐にわたるマルチアーティスト。 1993年「スパイダーマン リーサルフォース」 への参加を端切りに、「スパイダーマン2099」(’95)、「バッ
今回、アメリカン・コミックスに特に造詣の深い小田切博さんに寄稿していただきました。『戦争はいかに「マンガ」を変えるか アメリカンコミックスの変貌』や『アメリカンコミックス最前線』(共編著)などの仕事からもわかるように、小田切さんはアメリカ文脈をフィールドとする方であり、主に現代 BD を扱う当サイトとは分野が異なります。ですが、総称としての「マンガ」の歴史を俯瞰すると、「アメリカとフランス」などという境界線は(あるいは現在「マンガ」に分類されているものといないものの境界線すらも)曖昧になってきます。今回はそうした観点からお読みください。 去る2009年6月20日、21日の2日間、東京工芸大学において日本マンガ学会第9回大会がおこなわれた。 初日である20日におこなわれた発表の中に東北大学大学院の三浦知志氏による「『ニューヨーク・イブニング・テレグラム』における初期コミックストリップ」という
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