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大谷翔平
anfield17.hatenablog.com
"やわらかい"っていいな。 そんな事を思った。 この小説は全体的に"やわらかい"。 やわらかいものといると人は安心する。 読んでいて安心感に包まれる。 僕自身、西加奈子さんは2作目。 前に読んだ時も、同じようにやわらかさを感じた。 良き作風なり。 「漁港の肉子ちゃん」 西加奈子 本書の主人公は、肉子ちゃんである。 もちろん、本名ではない。 あだ名である。 さて、あだ名が肉子ちゃんと言われると・・・ (※例えば、娘が肉子ちゃんと呼ばれていたらどうか?) ①いじめられている。 ②愛されている。 のどちらかであるのは想像に難くない。 ・・・ 本作の主人公 肉子ちゃんは、②の愛されている。である。 ご安心を。 この肉子ちゃんのキャラクターが良い。 まん丸に太った明るい38歳だ。 冒頭を引用する。 肉子ちゃんは、わたしの母親だ。 本当の名前は菊子だけど、太っているから、皆が肉子ちゃんと呼ぶ。 この冒
「妻を帽子とまちがえた男」 著者:オリバー・サックス 訳者:高見幸郎・金沢泰子 紹介文を引用。 妻の頭を帽子とまちがえてかぶろうとする音楽家、からだの感覚を失って姿勢が保てなくなってしまった若い母親、オルゴールのように懐かしい音楽が聞こえ続ける老婦人―脳神経科医のサックス博士が出会った奇妙でふしぎな症状を抱える患者たちは、その障害にもかかわらず、人間として精いっぱいに生きていく。 そんな患者たちの豊かな世界を愛情こめて描きあげた、24篇の驚きと感動の医学エッセイの傑作、待望の文庫化。 脳神経科医である著者オリバー・サックスが出会った患者に関するエッセイである。 表題の通り、妻の頭を帽子とまちがえてかぶろうとする音楽家の話等。 脳の障害を抱えた患者のエッセイ24篇が収録されている。 著者であるオリバー・サックスの患者に対するまなざしが印象に残る。 患者の世界を尊重している事が伝わる。 わざと
極上で、最高にポップな小説。 晴れ渡る7月の空の下、水水しい果樹園に冒険に行ったかのような気分になる。 フルーツに例えるなら、"さくらんぼ"かな。 "この小説はなんかかわいい"です。 「夜は短し歩けよ乙女」 森見登美彦 もし、本屋にいって、この本が目に止まり。 "買おうしらん。"とふと立ち止まる事があるのなら。 ・・・ "でもなぁ、この一冊で牛丼が二杯(※物価によりけり)食べられるしなぁ"と迷ってないで、手にとって、ヒラリヒラリとページをめくり・・・。 是非、解説を見て欲しい!!! 漫画家 羽海野チカさんの、これはこれはステキな解説が目に飛び込んできます。 一目惚れしたら迷わず買いましょう。 ※ちなみに僕はこの解説をみて、羽海野チカさんの「ハチミツとクローバー」を読み始めました。破壊力恐るべし。 当然、中身も負けじ劣らずステキです。 あらすじを引用。 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「
築かれた城壁も、門を叩けば開けてくれるかもしれない。 登る事も、壊す事もいらない。 石だって投げなくていいし、兵器も必要ない。 高く高く築かれていたって、門を叩く勇気さえあれば、中に入れるかもしれない。 そして、その城壁があなたを守ってくれるかもしれないよ。 「ワンダー」 著者 R・J・パラシオ 訳者 中井はるの きっと、ふるえる オーガストはふつうの男の子。ただし、顔以外は。 生まれつき顔に障害があるオーガストは、10歳ではじめて学校に通うことになった。 生徒たちはオーガストを見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて……。 全世界で300万部売れた、感動のベストセラー。 すれ違う人が皆、顔を見てギョッとする。 主人公のオーガスト(愛称オギー)は顔に障害を抱えている男の子。 10歳になった時、学校に通い始める話。 どういう事が起きるか?何となく想像はつくかもしれない。 学校でいじめられるのだ
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