2007年06月15日16:51 カテゴリ シェイダさん難民認定裁判が残したもの ※本原稿は、アジア女性資料センター「女たちの21世紀」難民特集に掲載されたインタビューの元原稿である。 シェイダさん難民認定裁判が残したもの ジェンダー・セクシュアリティに基づく迫害を受けている難民たちの日本への受け入れを考える上で、忘れてはならない先例がある。同性愛を国家犯罪としているイランの出身で、日本でゲイとしてカミングアウトしたシェイダさんの難民申請は、6年にわたる裁判闘争の末に日本の法廷では退けられ、第三国への出国という形で解決を見た。シェイダさんの裁判が日本社会に残したものとは何だろうか。「チーム・Sシェイダさん救援グループ」で活動した稲場雅紀さんにうかがった。 ======================================== シェイダさん難民申請をめぐる経緯 1991年 シェイダ