今年15回目を迎えるボロフェスタ。その歴史は、4人の男からはじまりました。「にしき屋」と名乗る、それぞれに立派な本業を持つこの男たちは、なぜ手間ばかりかかってお金にならない「ボロフェスタ」を続けるのか。その真意を聴きました。 インタビュー&文:今井雄紀 文字起こし:船田かおり ボロフェスタ主催「にしき屋」メンバー ゆーきゃん(写真左) シンガーソングライター。 いつだってよい音楽を創りたいと思っているけれど、 ときどきはひどいライブもする。 駄作も書いた。浮いたり沈んだり、妬んだり焦ったり、 人前に立つのも嫌な日さえ、ときどきある。 それでも、聞くこと、聴くこと、書くこと、読むこと、見ること、 見えること、忘れては思い出して、 眠っては目覚め、歩いては立ち止まり、流れては澱み、 生きること、言い切ること、そういうこと、こういうこと、 すべてを指してゆーきゃんと言うのだと思う。 土龍