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関東全域、特に栃木・茨城、そして宮城に大雨による堤防決壊と洪水が発生して大変なことになっています。この長い雨をもたらした線状の降水帯は、台風17号と18号の二つの台風のはざまで長い時間停滞していました。いったいどうしてこれほどながい時間、この降水帯が停滞したのか今後研究が行われることと思いますが、いまの段階で見えている現象に、二つの台風、そしてさらに下流のブロッキング高気圧があります。この配置が、今回の現象の鍵になっているようです。 異常気象をもたらす大気ブロッキングまず、今回の雨をもたらした状況に、二つの台風があります。 気象庁によると、東海―北陸地方を縦断し9日に日本海に抜けて台風18号から変わった低気圧に向け、南西から暖かく湿った空気が大量に流れ込んだ。そこに、日本の東側の太平洋にある台風17号を取り巻く東からの湿った風が衝突。行き場がなくなった空気が上昇し、積乱雲を発達させた。 東
毎年夏が過ぎると、周囲のひとに今年の夏は暑かった?そうでもなかった?と聞いていますが、今年2015年については多くの人が「暑かった」とこたえているようです。しかし、気候学ではよく6-8月の平均を夏季の代表値として使うのですが、この平均期間で計算すると今年の夏は平年だったと聞いたら意外でしょうか?実際のデータからみてみましょう。 暑さと涼しさのコントラスト気象庁から日本全国の気象台などのデータをとりよせ、沖縄などの南西諸島のデータを除いた58箇所で平均を作成してみますと、以下のような図になります。もちろん北海道から九州まで入っていますので、実際に経験した気温とは違うと思いますが日本全体の傾向を見るにはこうした平均を取ります。使ったのは日平均気温。グラフは平年に対して暑い部分を赤、涼しい部分を青に描いています。こうしてみると、早めにやってきた暑さと、その後続いた梅雨とのコントラストが大きな初夏
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小春日和だった節分から一転して、日本各地はこれから一気に寒い空気に覆われる予定です。東京での気温は実に15度から3度近辺まで急激に冷える予定で、雪の予報もでています。 これだけ急に寒くなると、この空気はいったいどこからやってきたのだろうか? と不思議になります。一番簡単な答えは教科書通り「シベリア寒気団から」ということになるでしょうけれども、どうせならもう少し詳しく見てみると、寒気が実は「北極生まれ、シベリア育ち」の様子が見えてきます。 うねる寒波の通り道 次の縦長の図は ECMWF、つまり「ヨーロッパ中期予報センター」で計算された2月1日を開始点とした予報の図です。色を見ているだけで十分なのですが、こちらは850hPaの気温を示しています。日本の北、シベリアに青、というよりも寒すぎて紫色になっている部分がありますが、こちらがいわゆる寒気の中心です。 本来、こちらから冷たい空気が南に垂れ
秋には暖冬傾向という予測が出ていた日本の気温ですが、それから一転してずっと寒い日が続いています。 この寒さにはさまざまな原因があって、目下研究を進めているところなのですが、まずはこれまでのところの気温が本当に平年と比べて寒かったのかをデータからみてみましょう。 前半と後半、異なる傾向 記録的な残暑から晩秋は急な寒さが襲ってきたという印象がある日本の気温ですが、時系列をみるとやはりそうした様子がうかがえます。 上の図はゆるやかな点線がいわゆる「平年」で、それよりも低い気温だった日を青く、高い気温だった日を赤く塗ってあります。データは気象庁の気象官署58箇所の平均で、南西諸島をぬいてありますので北海道から鹿児島までの平均だと思っていただければと思います。 こうしてみると、11月から12月、1月にいたるまでほとんどの期間で青が目立っていて、平年よりも寒かったことがわかります。とりわけ寒かったの
前回は2012年の残暑についてデータをみて、気候値(=平年)に比べて暑い状態がだらだらと続いていたことがわかりました。それでは他の年に比べても残暑は厳しかったのでしょうか? これを知るには、それこそすべてのデータをひっくり返さないといけません。まず最初に前回やったのと同じようにそれぞれの年の残暑の様子を図にしてみます。 ある年は、非常に涼しい状態が最初から最後まで続いています。 かと思うと、常に暑い状態が続いている年もあります。 またある年はこのように暑い時もあれば寒いときもあって振幅している年も。どうすればいいんだ…。 「残暑」の指数を決めてみる 「残暑が厳しい」というのは日本語です。では、データをどのように扱えばこれを数値化できるでしょうか。いろいろな方法がありますが、ここでは8月7日、立秋の日から9月末までの偏差の平均をとってみます。つまり: 赤い部分の面積をプラス、青い部分の面積を
「われわれは未知の領域に突入した」北極の海氷面積が最小記録を更新 September 25, 2012 in 北極 アメリカの NSIDC (国立雪氷データセンター)のプレスリリースによると、今年の北極の海氷減少が最小を迎えたとのことです。今年の最終的な海氷面積は約 341 万平方キロにまで下がり、観測史上過去最少の面積となりました。 前回、記録を更新したのは 2007 年(上の図の緑線)。今回はそれを大幅に下回る海氷面積で、研究者の間では驚きとともに受け止められています。 “The strong late season decline is indicative of how thin the ice cover is,” said NSIDC scientist Walt Meier. “Ice has to be quite thin to continue melting away
英語圏では Grist というウェブサイトに掲載されたこの記事が話題になっています。 NOAAのこの画像は2012年の1-10月までの気温が「平均」よりも高かったか低かったかを色でしめしており、注釈として「10月の全球気温は20世紀の平均よりも0.63C高く、332ヶ月連続で平均を上回っている月となった」という文言が加わっています。 Gristの記事はこの332ヶ月という部分をとりあげて、このように解説を加えました。 If you were born in or after April 1985, if you are right now 27 years old or younger, you have never lived through a month that was colder than average. That’s beyond astonishing. もしあなたが19
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