初となる大規模特集上映「濱口竜介レトロスペクティヴ」がオーディトリウム渋谷で開催されたのが2012年。上映は徐々に熱気を帯び、二週間の上映で1500人の動員を記録した。2013年には、『不気味なものの肌に触れる』を含む新たな作品を追加し、「濱口竜介プロスペクティヴin Kansai 」として京阪神5館で上映、年末年始には「濱口竜介プロスペクティヴin 広島」が開催され、東京上映に劣らぬ動員を示した。 そして2014年、はじまりの地、オーディトリウム渋谷にて「プロスペクティヴin Tokyo」待望の開催!! ※プロスペクティヴ(prospective)とは本来「期待される」「起こりそうな」の意味の形容詞だが、レトロスペクティヴ(retorospective)=「回顧展」の反対語として、濱口の今後の活動を予示する一連の特集上映タイトルに使用されている。 ※本特集内においては、セレクション上映と