グラフィックデザインという表現手法をつかってプロダクトを制作すると そこにはどんな世界が広がっているのだろう。 グラフィックデザイナーたちが、なにものにも縛られずに 人の心に何かを届けたいという気持ちをもって、 平面と立体の間を遊び心を持ちながら自由にいったりきたりしたら どんなものができるのだろう 17年前、私たちがまず取り組んだのはカレンダーでした。 企業のロゴがはいった素っ気ない、 あるいはオートマチックにつくられたカレンダーが 一年中壁を陣取っていた時代でした。 それで用が足りるという人もいるでしょう。 でも、美しいデザインや思いがけないアイデアでつくられた 自分の好きなカレンダーで部屋を飾るほうがたのしい。 それを探している人がたくさんいるに違いない。 そして、デザインを生活の中でたのしむ人が増えれば増えるほど しあわせで優しさにあふれた社会になっていく、と考えたのです。 同じ発